カッパと人魚が地域の魅力を発信!? 宮崎県のある市では、未確認生物が活躍中らしい!

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カッパと人魚が地域の魅力を発信!? 宮崎県のある市では、未確認生物が活躍中らしい!

2016.07.15

提供元:マイナビ進学編集部

カッパと人魚が地域の魅力を発信!? 宮崎県のある市では、未確認生物が活躍中らしい!

YouTubeなどのインターネット動画サイトの普及により、誰もが情報を発信しやすい世の中になりました。AKB48の『恋するフォーチュンクッキー』の振付に合わせ、全国の自治体、企業、学校、さまざまな有志団体がダンスを披露し、社会現象になったことは記憶に新しいことだと思います。このような動画の投稿は、自分たちの町や会社のPR、イメージアップ効果につながることもあります。

この記事をまとめると

  • インターネットの動画配信を通じて、市町村職員が自ら情報を発信している
  • 高速道路の開通により、延岡市の人の流れが活発になったという
  • 多くの人々が自然豊かな暮らしに魅力を感じている

市町村職員による“手づくり”PR作戦

宮崎県といえば、チキン南蛮が有名です

宮崎県といえば、チキン南蛮が有名です

今回は、非常にユニークな内容で注目を集めている、ある地方自治体の移住促進PR動画をご紹介します。

それは、宮崎県延岡市。今年2月に延岡市は架空の生き物である「カッパ」と「人魚」を主人公にした市のPR動画『河童と人魚の延岡移住計画』を作成。特設サイトで動画を公開しました。市役所に招かれたカッパと人魚のカップル。対応に出た2人の市職員とのほのぼのとした対話による計11話のストーリーが始まります。

2人の市職員は特産品である「チキン南蛮」や地酒の紹介、全国の一級河川水質ベストランキングで日本一に選ばれた五ヶ瀬川をはじめとする豊かな自然環境について力説します。……ところが、マイペースなカッパと人魚は2人の説明をよそにキュウリにかじりついたりケータイをのぞき始めたり、挙句の果てにはカッパが干からび始めるといった演出も。

実はこのPR動画に登場する2人の市職員は、俳優でなく、実際にに延岡市に勤務する公務員の方なのです。「人間vs架空の生物」というかけ合いが何ともシュールな雰囲気を醸し出しています。

一企業だけに依存しない町づくりを目指す

延岡市は「陸の孤島」と呼ばれることもあったほどで、かつては交通が不便な地域でした。

しかし2014年には北九州から大分、宮崎を経由し鹿児島までを結ぶ東九州自動車道が開通し、九州の玄関口である福岡からは3時間半、県庁所在地である宮崎市からも車で1時間少々と大幅に交通アクセスが改善されました。

実はこの移住促進PR動画は高速道路の開通に合わせて制作されたそうです。ここで実際にPR動画に出演された同市役所企画課の伊藤さんにお話を伺うことができました。

「高速道路の開通により市民の生活がグッと便利なものになりました。同時に大分県との交流を活性化させる狙いもあります。延岡の観光地に気軽に足を運んでもらえるよう、市内全域と佐伯IC(大分県)までの区間は無料通行が可能となっています」(伊藤さん)

そんな延岡市は、化学・繊維・住宅などを取り扱う企業、「旭化成」発祥の地としても有名なのです。同社の前身である「延岡アンモニア絹絲株式会社」が1931年に設立されました。世界に誇るメーカーへと成長した同社ですが現在も市内に大きな工場を構えています。市内を走る路線バスの、各工場最寄りのバス停には「レーヨン前」、同社のブランド名を冠した「ベンベルグ前」といった企業色の強い名前が付けられているのも驚きです。

「もともと延岡市は旭化成とともに栄えた町で、あまり観光PRに力を入れてきませんでした。しかし2007年までに近隣の町を吸収合併したことにより、五ヶ瀬川や下阿蘇ビーチなど自然豊かなスポットをもっとPRして行こうという機運が高まりました。これまでの工業都市のイメージを刷新しバランスの取れた町へ。そんなことをPR動画の中で表現したかったのです」(伊藤さん)

豊かな自然にあこがれ、地方を目指す人たち

ユニークなPR動画によって、移住促進を行う延岡市。例えば都市部のようなほかの地域から、延岡市のような地方へ移り住むことには、一体どんなメリットがあるのでしょうか? 実は、全国の地方自治体は移住者に対し税金面での優遇や補助金などの支給を行っています。住宅補助金を支給している自治体も目立ちますが、土地代が安いこともあり、ファミリー層にとっては、比較的安価でマイホームを持てるのも魅力の一つといえるのかもしれません。

山や海に囲まれた豊かな自然環境も大きな魅力です。子育て環境を重視する保護者たちが移住するケースも目立つようになりました。自然と触れ合う大切さに加え、健康面の改善を考えて移住する家族も少なからずいるようです。こういった移住者たちのために保育所・幼稚園の整備や、乳幼児の医療費免除など法整備の面でも住みよい地域づくりに力を入れているのです。

「延岡市でもPR動画の公開以降、移住に関する問い合わせで直接窓口に来られる方が増えています。夫婦で老後の移住を考えている方、サーフィン目的で海岸に近い住環境を望まれる方などいろいろいらっしゃいますね」(伊藤さん)

問い合わせが増えているとのことなので、今後、全国からさまざまな人々が延岡市に訪れそうですね。延岡市のPR動画のように、市町村職員としてその土地の魅力を自ら主役となり発信していくことは、地域に活力を生み出す、非常にやりがいのある仕事だといえます。地域のPR動画や市町村職員の仕事に興味が湧いた人は、自分が住んでいる地域をPRするとしたら、どんな方法で行うか考えてみると楽しいかもしれませんよ。


●参照サイト
http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/kappa/
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/aboutasahi/history/
http://www.sankei.com/region/news/151119/rgn1511190003-n1.html
http://www.discover-miyazaki.jp/eventinfo/item_511.html
http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/system/cms/kanko/access/index.html

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「市町村職員」
はこんな仕事です

地域住民にとって住みよい環境を整えるため、市町村の役所などで働く仕事。さまざまな要望や苦情などの相談窓口となり、地域の発展に貢献する。仕事の内容によって事務職と技術職などに分かれる。事務職は市役所の窓口などで、戸籍や住民票の管理をしたり、婚姻届の手続きなどを担当。一方、技術職の職員は学校をつくったり、新しい建物が法律に適しているかどうかを調査したりする。学校の事務や消防官、栄養士などの資格を生かして公共施設で働く資格職などもある。

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