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徳島県の敵は東京都!? 徳島県が宣言する、「vs東京」ってなに?

2016.07.14

提供元:マイナビ進学編集部

徳島県の敵は東京都!? 徳島県が宣言する、「vs東京」ってなに?

みなさんはテレビやインターネットなどで、「地方創生(ちほうそうせい)」という言葉を聞いたことはありませんか? 東京への人口集中を是正(ぜせい)して、地方の人口減少に歯止めをかけることで、日本全体の活力を上げていこうという政策を指す言葉です。

この記事をまとめると

  • 徳島県の施策「vs東京」が話題になっている
  • 東京のコンセプト「&TOKYO」は、徳島へのアンサーと捉えることもできる?
  • 徳島県はケーブルテレビの普及率は4年連続全国1位

徳島県は、県の施策で「東京」を“仮想敵”としているらしい!?

“仮想敵”として「東京」を据え置く、「vs東京(ブイエス東京)」とは?

“仮想敵”として「東京」を据え置く、「vs東京(ブイエス東京)」とは?

地方創生というと、なんとなく難しい言葉に聞こえますが、近年、各都道府県はさまざまなアイデアで地域ごとの良さを伝えるプロモーションを行うことが増えています。

そんな中、徳島県が行っている施策が全国的に話題になっています。その方法とは、“仮想敵”として「東京」を据え置いて、徹底的に対立概念を煽りながら徳島県の魅力をアピールして行くというもの。2014年には県のプロモーションや各事業の共通コンセプト「vs東京(ブイエス東京)」を発表しました。

当初は地元から疑問の声が聞かれたものの、今では賛同している方が増えている

「vs東京」は、インパクトのある共通コンセプトを持って徳島県を打ち出して行く、というもの。「10の徳島宣言」として、「安心して子育てができる」「山奥でも速い、日本一のネット環境」「おもてなしのルーツがある」といったアピールとともに動画を公開しており、2016年4月に公開された第2弾の動画「ホントに東京じゃなきゃダメ?」と都会暮らしに疑問符を投げかけ、「東京に喧嘩を売ってる!?」とネットで話題になりました。

それにしても、一見すると随分物騒に見えるこのプロモーション。テレビでの特集など、メディアをにぎわせる話題としても取り上げられていますが、徳島県民の方はどんな気持ちなのでしょうか? そこで、「徳島県 政策創造部」の加藤さんに詳しいお話を伺いました。

――実際にどんな声が挙がっていますか?

「『vs東京』の攻撃的なフレーズは、都会の方に気づきを促すために、あえて選択しています。このフレーズを巡って、策定当初は、『なぜ東京にケンカを売るのか』との疑問を、県内外の方からいただきました。しかし、人口の東京一極集中は、東京圏の子育て環境や住宅環境などにも影響があり、また、日本の国の構造全体にも課題があると言われ出しています。政府が打ち出した『地方創生』と奇しくも徳島が打ち出した『vs東京』は軌を一にして、この国の解決すべき課題を、国民・県民のみなさまと共有出来ることとなりました。結果的に、現在は多くの方から、徳島のコンセプトへの賛同、エールをいただいております」(加藤さん)

やはり、当初は波紋を呼んだみたいですが、現在ではしっかりとしたコンセプトを理解してもらっているようです。

東京のブランドコンセプト「&TOKYO」は徳島へのアンサーと捉えることもできる

――活動を通して、実際に徳島県が変わったと思えるところはすでに表れているのでしょうか?

「平成26年12月には、vs東京を冠する徳島県として、徳島県知事と東京都知事による『vs会談』を実施しました。この際に、“vs”に込めた意味として、対決の対(たい)であるとともに、一対の対(つい)であるとも説明し、地域間で切磋琢磨しつつ一対となって日本の未来を創っていくことを確認しました。その後、東京五輪を通じて、東京都がさまざまな地域との連携をしていくことで、東京を良くすることが日本の未来を明るく創造していくことになるとの考え方から、「and東京」(&TOKYO)をコンセプトとしたことは、まさにvs東京のアンサーとなるものとも捉えることができると考えています。徳島が単なる自県だけのPRとしてこのコンセプトを策定したのではなく、地方創生という国と地方を挙げた取組み、そのムーブメントを創り出す非常に画期的な展開につながったのではと思います」(加藤さん)

なるほど、確かに東京のブランディング戦略で定めたブランドコンセプトのキャッチコピーとして発表された「&TOKYO」は徳島が打ち出した「vs東京」からインスパイアされた言葉と捉えることもできます。

徳島県はケーブルテレビの普及率は4年連続全国1位

――逆に、東京から徳島県を訪れる人が増加したなど、観光の面で徳島県内にはどんな効果があったのでしょうか。観光の誘致や移住などにも有効な施策になっているのではないですか?

「徳島が東京にも勝る基盤としてPRするのは、全県に張り巡らされたケーブルテレビです。なんと、ケーブルテレビの普及率は4年連続全国1位で、9割近く。子どもからお年寄りまで、ほとんどの家庭が、ケーブルテレビの光ファイバーを使ったインターネット環境にアクセスできるという、屈指の“ICT(情報通信技術)”先進県なんです。この環境を活かして、離れたところで、自然に囲まれ東京と同じ仕事ができると、30を超える企業のみなさんが、東京の本社から離れた徳島の大自然の家を改修してサテライトオフィスとしています。このサテライトオフィスの進出は、その企業の方だけではなく、関係する企業のみなさん、取引先や視察のみなさんなど、たくさんの皆さんを徳島に呼び込んでいます。ついには国の役所(消費者庁)まで動かし、徳島に移転しては、という展開につながっています」(加藤さん)

ケーブルテレビの普及率が全国1位! 知られざる徳島県の特徴ですね。確かに、そうした環境ならばIT関連の会社などは東京都に住まずとも同様の仕事ができそうですね。今後徳島県に移り住む人や企業が増えてくるかもしれません。もちろん、仕事や生活とは別に、徳島県に観光で足を運んでみたいという人も増えるはずです。観光面でいえば、徳島県って、どんなところなのでしょうか。

「阿波おどり、第九(ベートーベンの曲)、浄瑠璃などの文化、渦潮、剣山、吉野川などの海、山、川の自然、ラーメン、うどん、そうめんなどの麺文化、魚介・野菜・食肉・果物など豊富な農林水産物、最近では、ドローンの全国初の実験もありました。ほかにも『かわいい方言』全国一に徳島の阿波弁が選ばれるなど、徳島にはさまざまな魅力があふれています。いろんな機会を通じて、徳島を見て、知って、来てみてくださいね!」(加藤さん)

阿波踊りに徳島ラーメン、そしてかわいい方言など、徳島の特色はたくさんありますよね。こうした地域の魅力や特色を伝えたり、プロモーションを行ったりすることもあるのが「都道府県職員」の仕事です。都道府県職員として地元の魅力を広く伝える活動をすることで、自分自身も地域の新しい魅力に気付くことがあるかもしれません。

将来、地元のために働いてみたいと考えている人は、自分が住んでいる地域の魅力を人に伝えるアイデアを自分なりに考えてみると、将来の仕事に役立つかもしれませんよ。

【取材協力】徳島県 政策創造部

●VS東京
http://www.vs-tokyo.jp/

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「都道府県職員」
はこんな仕事です

都道府県の役所をはじめ、公的機関で働く人々のこと。国家公務員の仕事に比べると住民に接する機会が多いといえる。住民が快適に過ごせるよう公園をつくったり、地域の法令である条例を制定したりする。ほかにも住民票や税金の管理、道路や河川などの整備を行うなど、広い範囲で人々の暮らしを守る役目を担う。市区町村の役割が、国がつくった制度や法律を住民に直接運営することがあるのに対し、市区町村の運営のサポートや国とのパイプ役も担う。地域の工業や農業などを支援して盛り上げるのも重要な役割の一つだ。

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