電車に乗るだけで恋愛運がアップしそう!? 鳥取県には、ピンク色に染まった駅や鉄道があるらしい!

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電車に乗るだけで恋愛運がアップしそう!? 鳥取県には、ピンク色に染まった駅や鉄道があるらしい!

2016.07.11

提供元:マイナビ進学編集部

電車に乗るだけで恋愛運がアップしそう!? 鳥取県には、ピンク色に染まった駅や鉄道があるらしい!

鉄道や電車といえば、近ごろは男子だけではなく、女子の中にも好きな人が増えてきているようです。テレビのバラエティ番組でも鉄道好きのタレントさんがマニアックな知識を披露したりしていますよね。

この記事をまとめると

  • 鳥取県にはピンク色の駅があり、GWにはピンクのSLが走った
  • 地味で暗いといったイメージを払拭するために、駅舎や車両をピンクにしたという
  • ピンク色のカレーやわさびも発売された

男子だけじゃなく、女子も注目! ピンク色のカワイイ駅や鉄道って?

「恋山形」駅の駅舎は鮮烈なピンク!

「恋山形」駅の駅舎は鮮烈なピンク!

そうした鉄道ファンの増加に伴って、近年、各鉄道会社はさまざまな施策で鉄道ファンを楽しませています。例えば、鳥取県にある「若桜鉄道」(わかさてつどう)は、今年のGWにピンク色に塗り替えたSLを走らせたことで話題になりました。

これは、2013年に同じく鳥取県東部を走る「智頭急行」(ちずきゅうこう)が、地域活性化を目的に「恋山形」駅の駅舎やベンチ、看板などをピンク色に塗装し、恋愛のパワースポットとして全国から多くの人々が来訪するようになったことに始まります。

この流れで、2016年5月1日(51=こい)の語呂合わせで実施された「5月1日 恋の日プロジェクト」として、期間限定でピンク色のSLが若桜駅構内を走行したそうです。

2013年6月9日、鳥取県八頭郡智頭町にピンク色の駅が突如出現

「恋山形」駅のホームには美少女のイラストもある

「恋山形」駅のホームには美少女のイラストもある

それにしても、黒が代名詞であるSLをピンク色に塗ってしまうとは驚きです。そこで、鳥取県の「鳥取・因幡観光ネットワーク協議会」の石塚康裕さんにお話を伺いました。

――そもそも、この取り組みはどういった経緯で実現したのでしょうか?

「まず、2013年6月9日、鳥取県八頭郡智頭町にピンク色の駅が突如現れました。日本で4つしかない駅名に『恋』が付く『恋山形駅』です。実はこれ、智頭急行株式会社が地域活性化を図り、駅舎やベンチ、看板など目につくすべててのものをピンク色に塗装したものなんです。駅構内には『ハート形モニュメント』『恋がかなう鐘』なども設置し、その驚くべき光景に全国から多数の夫婦・カップルが訪れ、今では“恋愛のパワースポット”として鳥取県を代表する観光地に成長しました」(石塚さん)

突如現れたピンク色の駅! 最初にその姿を発見した人はさぞかし驚いたことでしょう。

――駅だけでなく、ピンク色のSLも走ることになったのはどうしてなのでしょう。

「2016年3月12日、鳥取県内で『鳥取県鉄道フォーラム』(主催:鳥取県)が開催され中井精也氏(鉄道写真家)、南田裕介氏(ホリプロマネジャー)、豊岡真澄氏(鉄道文化人)らが鳥取県内の鉄道の魅力を熱く語り合いました。その中でSL(C12 167号機)を保有する若桜鉄道株式会社でも『ピンク色のSL』を走らせてみては、と南田裕介氏が発言し、2016年5月1日を語呂合わせで『恋の日』とし、期間限定(2016年5月1日~8日)で若桜駅構内をピンク色のSLが展示・走行することになったのです」

鉄道好きの方々の発言が、ピンクSLを走らせる発端になっていたんですね。

地味で暗いといったイメージを払拭するためにピンクの力を借りた

「恋山形」駅のホームの様子

「恋山形」駅のホームの様子

――とはいえ、それを実行する鳥取県の鉄道会社もすごいのでは?

「今回のプロジェクトは、『観光地』を売り出すのではなく、『色』を使ったイメージ戦略です。『鳥取砂丘』や『山陰』という言葉から連想されるカラーイメージは茶色やグレーではないでしょうか。そこには、地味で暗いといったイメージがあるかもしれません。鳥取県は人口の一番少ない県。マイナスイメージを払拭すべく、また『存在を知られないことが一番不幸なことだ』という思いもあり、『ピンク』の力を借りて鳥取が話題にのぼることで地域活性化につながるものと考えました」(石塚さん)

なるほど、存在を知ってもらうためには思い切った施策が必要だったのですね。走行時はGWということもあり、やはり県外から足を運ばれた観光客が多かったのではないかと思います。

――観光客からの反響はいかがでしたか?

「今年の5月1日〜8日までのピンクSL展示走行期間中の若桜駅周辺来訪者は、18,818名でした。ピンクSLを展示した若桜駅がある若桜町の人口は3,493人(平成28年3月1日 住民基本台帳)ですから、単純に数を比較すると、その反響の大きさが見えてくると思います。入構者数は前年比約820%、グッズ等の売上は前年比約750%、普通乗車券売上は前年比約150%でした」(石塚さん)

約8倍も売上が増加したということですね。ものすごい人数の人が訪れている様子が目に浮かびますね。鉄道ファンの方も多かったと思いますが、地元の人を含め、こうした思い切った施策には正直いろいろな声があったのではないですか?

「『5月1日 恋の日プロジェクト』を発表した際、多くの反響をいただきました。『ピンクSL』に対しては賛否両論あり、『大切なSLをピンクに塗るなんて何たることだ!』といった鉄道ファンの方からのご意見もありました。実は、今回ピンク色に塗装したC12形 167号機は、国鉄時代の1970年まで若桜線を走行しており、1974年に現役を引退して、その後兵庫県で静態保存されていましたが、若桜駅に残る鉄道遺産を利活用するためのシンボル的存在にしたいと、住民のみなさんがお金を出し合って2007年に再び若桜駅に戻ってきたSLなんです。その分、多くの苦情もありました。そうしたみなさんの声に対して、今回のプロジェクトは単なる若桜鉄道のイベントではなく、『鳥取』の新しいイメージ戦略の一つであること、期間限定のピンク色であること、また元の黒色に戻すことを丁寧に説明してきました」

「人口が減り続けている町、利用者の少ない鉄道、そういった状況を心配している住民の方もいらっしゃいます。住民の方からは『(若桜に)注目してもらえる』『もしかしたらたくさん来てくれるかも』『何もしなければ何も起こらない』といった期待の声も多くありました。5月1日にお披露目をした際には、町外・県外のお客様だけではなく、多くの住民の方が若桜駅に集まり、『かわいい~!』『これはアリかも』『実際に見るとインパクトがものすごい!』といったご感想をいただきました。また、鉄道ファンの方からも『悪くないな』といった声もいただきました」(石塚さん)

鉄道ファンだけでなく、地域のみなさんにとっても思い入れのあるSLだったんですね。それだけに反対意見が出てしまうのも当然ですが、地元の魅力を広く知ってもらうために情熱を持って話し合うこと、理解してもらうことで成功に導いたといえるのではないでしょうか。きっと実際にピンク色のSLを目の前で見たらテンションが上がりますよね。なお、2016年5月9日以降、SLはピンク色から元の黒色に戻されています。

ピンク色で盛り上がる鳥取県内では、駅や鉄道のほか、ピンク色のカレーや醤油、マヨネーズなどが発売されています。5月1日「恋の日」に合わせてピンクの新商品「桜葵美(ピンクわさび)」も発表され、こちらも多くのメディアに取り上げられました。

こうした鉄道の話題のほか、鳥取県では「水木しげるロード」があったり、県内のご当地アイスを食べて観光地巡りできる「ひんやりデザートスタンプラリー」を行っていたり、鳥取砂丘や浦富海岸でサンドボードやパラグライダーなどのアクティビティーができたり、アニメ『Free!』のロケ地をサイクリングしてみたりと、楽しみがいっぱいです。
まだ鳥取県に行ったことがない県外の高校生のみなさんも、この機会に鳥取県について詳しく調べてみてはいかがでしょうか。


こうして鳥取県のことを知るきっかけになった鉄道を通じた町おこしは、鉄道系の職業の人々が大きく関わっています。地域活性化の取り組みとして、人々を運ぶ鉄道系の職業が担う役割はとても大きいといえるでしょう。鉄道系の職業に就きたいと考えている人は、鳥取県の人たちが一丸となって取り組んだ施策やキャンペーンの意図を知ることで、より職業のイメージが湧いてくるかもしれませんよ。


【取材協力】
鳥取・因幡観光ネットワーク協議会(http://www.tottori-inaba.jp/)
公益社団法人 鳥取県観光連盟(http://www.tottori-guide.jp/)

この記事のテーマ
自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説

陸・海・空の交通や物流に関わるスキルを学びます。自動車、飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざまで、特定の資格が求められる職業も多数あります。宇宙については、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。

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