ご先祖様への感謝の気持ち!? 沖縄県では、お墓の前で食事をすることがあるらしい?

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ご先祖様への感謝の気持ち!? 沖縄県では、お墓の前で食事をすることがあるらしい?

2016.07.20

提供元:マイナビ進学編集部

ご先祖様への感謝の気持ち!? 沖縄県では、お墓の前で食事をすることがあるらしい?

夏休みはどこかに出かけたり、旅行の計画を立てたりするのも楽しみの一つですよね。お盆になると、遠くに住んでいるおじいちゃんおばあちゃんの家に家族で行って、お墓参りをするという人もいるのではないでしょうか。

この記事をまとめると

  • 沖縄では、4月に大きな先祖祭「清明祭」が行われる
  • 清明祭でお供えする料理は、女性陣がつくり、男性陣はお墓周りの掃除をするのが習慣
  • お供えした食べ物をお墓の前でみんなでいただくことを「うさんでー」という

沖縄のお墓参りは独特?

お墓の前にゴザを敷いて食事をする「清明祭」とは?

お墓の前にゴザを敷いて食事をする「清明祭」とは?

お盆は、亡くなった先祖の魂が家に帰ってきて家族とともに過ごすと言われています。地域によってお墓参りの方法やお盆の過ごし方は違うと思いますが、7月か8月の13日(または前日の12日)に迎え火をしてお墓参りに行き、お墓の掃除をします。そして16日に送り火を炊いて先祖が帰っていくのを見送るというのが一般的でしょう。

ところが、沖縄では本土にない変わった行事・文化があります。なんと、お墓の前にゴザやシートを敷いて食事をする「清明祭(「シーミー」または「ウシーミ」)」という先祖祭を行うのだそう。どんな行事なのか気になりますね。

親族が集まってお供え物をいただく!?

沖縄の清明祭は、毎年4月に行われる先祖祭で、お墓で行う伝統行事としては一番大きなお祭りです。清明祭は中国から伝わったお祭りだといわれていて、食物が成長をはじめる時期を意味する「清明の節」の期間に行われます。

お墓にお供えする料理は、「おばー(祖母)」を筆頭に女性陣が中心となって作ります。三枚肉の煮つけや結び昆布、魚の天ぷら、赤かまぼこ、おもちなど栄養バランスのいいさまざまな料理をお重につめてお供えするのです。沖縄は4月でも暑いので、炎天下の中お供えしてもご先祖様がしっかり食べられるように日持ちも考えているのだそう。

男性陣はその間にお墓の掃除をしたり、周辺の草刈りをしたりします。沖縄では、一族全員が同じお墓に入るという習わしがあり、骨壺も大きいのでお墓も小さな家ほどの大きさがあります。ですから、お墓の掃除をするだけでもかなりの重労働なんだそうですよ。

そしてお供えした食べ物は、親族みんなでいただきます。神仏にお供えした供え物をいただくことを、沖縄の方言で「うさんでー」と言います。親戚が集まって近況報告をし合ったり、子どもの顔を見せたりしながらお酒と料理を楽しむうさんでーは、沖縄の伝統行事のようです。

シーミーを他県の人が見たらびっくり!

シーミーの時期が近づくと、スーパーではオードブルや線香、重箱、ゴザなどシーミーに必要なグッズが売り出されます。また、道路の電光掲示板にシーミーの日程が渋滞予測として表示されるほど、先祖のお墓へ移動する方が多くなるのだそう。本土にはない沖縄独特の習慣です。

このシーミーの様子を他県の人がみると、「お墓の前でごはんを食べるだなんて!」と驚くと思いますが、沖縄では当たり前に昔から行われてきたことなんです。お墓参り一つとっても、地域によって大きな違いがあるのは興味深いですね。

このような、地域独特の文化や家族、環境、宗教など、人間の行動に関する社会現象について研究する学問を民俗学といいます。伝統や地域社会について学んでいくと、社会の仕組みや人間同士の関係のあり方などがわかってくるかもしれません。地域の風習や文化に興味が湧いた人は、私たち人間の生活や行動に密接しているこの学問を学んでみてはいかがでしょうか。

●参考サイト
http://en-park.net/books/8113
http://www.e-motobu.net/submenu-culture/post-14/
http://www.aki73.jp/archives/cat_1/post_426/
http://terace.ti-da.net/e8569440.html

この記事のテーマ
社会学・マスコミ・観光」を解説

あまり共通性のないように思われる3分野ですが、じつは密接な関係があります。観光業界にとってマスコミは「広報」そのものです。マスコミの存在なくして観光業界の発展はないでしょう。もともとマスコミは商品を情報化するために社会学を重視しています。社会が求めている漠然としたニーズを精査し、わかりやすいイメージとして変換して提供するのです。今後、観光業などにおけるマスコミの存在はますます大きくなるはずです。

「社会学・マスコミ・観光」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「地域社会」
はこんな学問です

国内外の都市部・農村部を問わず、地域社会の問題にアプローチし、実証的な調査・研究を行う学問。大きく分けると、2つに分けられる。一つは、地域行政のあり方を問い直し、地域住民・地元企業との連携を図って問題を解決する方法を探る地域行政学。もう一つは、グローバル化による急激な変化から地域の文化遺産を意識的に守り継承していく方法について研究する地域文化学である。2つは別々の学問ではなく、同じ問題意識を行政と文化という別の視点から考察している。

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