アイスと嫁入り道具が一つになった!? 香川県にある、縁結びで人気のカラフルなソフトクリームって?

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アイスと嫁入り道具が一つになった!? 香川県にある、縁結びで人気のカラフルなソフトクリームって?

2016.07.12

提供元:マイナビ進学編集部

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アイスと嫁入り道具が一つになった!? 香川県にある、縁結びで人気のカラフルなソフトクリームって?

恋に悩める年ごろの女子は“縁結び”アイテムに敏感だったりします。神社で販売されているお守りに留まることなく、近年はハート形をかたどったアクセサリーや誕生石を素材に使用したカラフルでおしゃれなグッズなどが目立つようになりました。

この記事をまとめると

  • 香川県では、お菓子が嫁入り道具の一つになっている
  • 全国のデパートから「おいり」の注文が相次いでいる
  • 丸いもの、円形状のものは縁起をかつぐといわれている

香川県に伝わる、パステルカラーのおしゃれな伝統のお菓子って?

カラフルでかわいい“おいり”

カラフルでかわいい“おいり”

そんな中、香川県発祥のある伝統的なお菓子が、縁結びのアイテムとして注目を集めているのです。その名は「おいり」。タマゴボーロと同じくらいの大きさの球体のお菓子で、香川県では女性が嫁ぎ先の家族や近所の人たちに配ったり、結婚式の引き出物として用意したりする銘菓(特別な名をもつ由緒あるお菓子のこと)として知られています。

製造方法は原材料のもち米を蒸したのち、乾燥させます。その後、さいの目に切って丹念に煎(い)ることによって、丸い形がつくられるのです。仕上げにピンクや水色といったパステルカラーで着色され、見た目でも私たちを楽しませてくれます。食感はまるで“ふ菓子”のようにサクサクしていて、口の中でしっとりと溶けてゆきます。

そんなおいりですが、最近はソフトクリームやクレープのトッピングにも使われるようになりました。スイーツをさらにカラフルに彩ってくれるこの組み合わせは、多くの乙女の心をくすぐっているようです。実際に香川県では、車で立ち寄れる道の駅やお土産屋、ショッピングモールのフードコートなどで気軽に食べられることもあるため、地元の人はもちろん、観光で訪れる人でも気軽に楽しめる香川のご当地スイーツとしてますます注目されるかもしれません。

400年以上前から続く、花嫁の必須アイテム

おいりの歴史は古く、その始まりには諸説伝えられているようです。そのなかの一説をご紹介します。1587年、丸亀城主だった生駒親正公が妻をめとった際、農民たちが結婚のお祝いに5色のあられもちを献上したところ、大変喜ばれたそうです。それ以降、婚礼の際に花嫁が嫁入り道具の一つとして用意する風習が広まったと言われているようです。おいりというネーミングも「煎ったもち=煎り物」から来ており、同時に「家に入る(いる)」という意味もあります。そんなおいりのトレンドについて、三豊市にお店を構える「山下おいり本舗」の方にお話しを伺いました。

――おいりは、どんな文化として根付いているのでしょうか。

「もともと嫁入り道具の一つとして親しまれてきたおいりですが、いろいろな食べ方をするようになってきたのはここ数年のことなんです。他県から香川に嫁いでくる女性にも、地元に伝わる文化としておいりを配るよう周囲が勧めています。逆に香川の女性が他県に嫁ぐ際もおいりを購入して近親者や友人に配ることもあるみたいです」

近年は通販やデパート地下の食品売り場でも入手できるようになりました。しかし手づくりで製造されるゆえ、なかなか注文が追い付かないことも……。

――おいりをつくるのには、どれぐらいかかるんでしょうか。

「うちの店でも、デパートから注文を受け、品物を卸すようになりましたが、お菓子づくりは手作業のため、完成までに10日ほどかかるんですね。少ない人数でお店を切り盛りしていて納品が間に合わなくなることもあるので、せっかくお引き合いがあってもお断りさせていただくこともあります」

人気ものゆえ県外では入手が困難なおいり。それでも地元の文化を友だちに紹介したり、ひとり口にして故郷を懐かしんだり、都心部にいながらいろいろな楽しみ方ができるようになったことも香川出身者にはうれしいことでしょう。

ネーミングや形状で、ゲンをかつぐスイーツたち

思えばスイーツと縁起ものの関連性はとても深いものといえます。まずは名称。先に紹介したように、おいりは「家に入る=嫁ぐ」という語呂合わせがあると伝えられています。皆さんになじみの深いところでは、チョコレート菓子の「キットカット(Kit Kat)」も「きっと勝つ」と発音が似ていることから受験生にとって縁起のよいお菓子として認知されていますよね。

また形状も大きく関係しています。おいりもそうですが、丸いものは非常に縁起が良いとされています。これは「円」と「縁」の語呂合わせによるものだと言われます。また「丸い=角がない」ことから無事平穏を祈る意味合いもあるようです。ドイツの銘菓バウムクーヘンも円形状をしていますが、生地が何層にも重なっておりゆっくり時間をかけてつくられています。そのため“末永く”という思いを込めて結婚や長寿を祝う贈り物に選ばれているのです。

「調理学」とは食事をおいしく食べるためのプロセスであると同時に、食物から得られる栄養素をいかに効率的に取り入れられるかを考える学問でもあります。しかし食べることへ関心を持つことや、食べることを通じて私たちの生活に彩りを与えてくれることも大変重要なポイントだといえます。おいしく食べて楽しんで縁起もかつげる。そんな私たちの遊び心をくすぐる要素があるのも、調理学という学問が持つ魅力なのではないでしょうか。


●参照
http://www.sankankouiki.jp/sightseeing/tokusan/no03/
http://www.shikoku.gr.jp/gourmet/116
http://www.shikoku-np.co.jp/feature/nokoshitai/syoku/17/
http://tokyo-baumukuuhen.jp/book/

この記事のテーマ
栄養・食物」を解説

食べることから健康な生活にアプローチすることを目的としています。ただ生きるために食べるのではなく、より良く生きるために食べるという考え方です。栄養学は食物に含まれる栄養素について学び、生理学の知識を踏まえ、適切な栄養指導を行います。そのためには栄養学や病理学などの広範な知識も必要です。食物学では人によっては摂取しにくい食材を食べやすくしたり、よりおいしく食べるための調理方法の研究なども行います。

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この記事で取り上げた
「調理学」
はこんな学問です

おいしく食べられる調理方法だけでなく、栄養学などの観点からも適切でより効果的な調理理論、技術を学ぶ学問。調理過程における食材の化学変化などを研究し、食材の本来の風味や食感、色合いなどを生かし、かつ必要な栄養を十分に得るために必要なことを学習する。器具、設備、切る・混ぜるなどの取り扱い方法、加熱方法、保存方法などを科学の視点から追究する。調理士のほか、管理栄養士、フードコーディネーターなどへ進む道がある。

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