サーファー漁師に聞いた! 漁師が儲かるって本当?

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サーファー漁師に聞いた! 漁師が儲かるって本当?

2016.06.30

提供元:マイナビ進学編集部

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サーファー漁師に聞いた! 漁師が儲かるって本当?

前回漁師の仕事について詳しく教えてもらった鴨川市漁業組合の徳山 英樹(とくやま ひでき)さんと漁師の中原 敬司(なかはら たかし)さん。
今度はみんなが気になる漁師の収入について、詳しく聞いてみました!

この記事をまとめると

  • 大型船に乗船している人は給料制
  • 漁師として独立したら収入も責任も増える
  • 漁師は人と人の繋がりが大切

「漁師の仕事とは?」の記事はこちら

――まずは、10年近く乗っていた大型(巻網)船のお給料について教えていただけますか?

中原さん:
大型船はいわゆる会社と呼ばれていて、一般的な会社員と同じ月給制です。それにプラス漁のとれ高にとって歩合がつくという感じです。船によっても月給に差はありますが、いい時で月給は100万円。
ただし、最初の半年間は修行期間ということで、月給は通常の80%です。

徳山さん:
巻網はそうですが、定置網も歩合制となっていて、最初は5歩からスタートし、その後、半年かけて1カ月ごとに6歩、7歩と上がっていきます。
ただ、中原さんも言っていましたが、これはあくまでも大漁であった場合。不漁の時もあります。

――いきなりそんなにもらえるんですか? 漁師さんは儲かるんですね?

中原さん:
あくまでこれは水揚げが良かった場合。また、船にもよって修行期間の金額も違いますし、とれ高も変わるので、乗る船によって収入に差はあります。また、たくさんもらえるからいいな〜という軽い気持ちでできる仕事ではないので、その辺は勘違いしない方がいいと思います。

――10年近く巻網船に乗っていたということですが、独立されたのはいつですか?

中原さん:
独立して今年で3年目なので、2年ちょっと前です。自分の場合は、運良く船を譲っていただけるという話があり、独立することになりました。
独立したことで、自分の裁量で仕事ができるようになったので、やりやすくなった分、現在は乗組員(若い衆と呼ぶのですが)も1人いるので、責任も重大です。

――ちなみに独立されてからは日払いですか?

中原さん:
10日締めの2のつく日、月に計3回漁業組合から水揚代金の支払いがあります。

昔と違って今は、魚が目に見えて減ってきているため、魚の価格が高騰気味。そのため、大漁だとかなり多くの収入が見込めます。しかし、海の状態にもよるので、とれ高が0(ゼロ)という日もあります。

――独立するとやはり大型船に乗っていた時より収入は増えているんですよね? 現在の収入はいくら位ですか?

中原さん:
手取り金額をはっきり言うのはちょっとあれですが……。独立して1年目は漁にも恵まれ好調で、2年目はさらに好調で倍の収入でした。
ここから燃料代などの経費が引かれますし、乗組員への給料も払うので、全部が自分の収入になるわけではありません。本当にすごく儲かっていたら、今頃自分はキンピカリンになっていますよ。

――でも、やはり漁師さんはかなり儲かりますね。漁のあと海に潜るといっていましたが、こちらも収入になりますよね? どのぐらいもらえるんですか?

中原さん:
この辺りはあわびが獲れるのですが、その分のお金は全て自分に入るので、臨時収入というかお小遣いですかね。

徳山さん:
彼は潜りが得意なので、多く獲れている人の部類に入ります。なんたって、海底を歩けるぐらいのレベルですから(笑)。

――お話しを伺っていると、漁師さんはとても魅力的なお仕事だと思うのですが、そんなに甘いものでもないですよね?
漁師を目指している高校生に一言いただけませんか?

中原さん:
何より船酔いしないことが一番! 船酔いしていては仕事になりません。
正直、魚が獲れなければ話にならないので、漁師を目指す人が10人いても1人生き残れるかどうかというのが現実です。もちろん体力も必要。

学生時代に特にこれを勉強しておいたほうが良いというものはありませんが、漁師はイメージする力、先を読む力が求められます。
たとえば、今、魚がたくさんいるところに網を下ろしても魚は獲れません。しかも、その後左に行くのか、右に行くのかもわかりません。そこで、魚の動きを先回りして予測する力が必要となってくるのです。

それと、漁師というと個人個人で仕事をしていて、他の人と関わりがないかと思われがちですが、実は漁師同士の絆はとても大切。それによって漁のもよう(情報)を得る事もできるし、助け合う事もできる。それは学校生活とも同じだと思います。だから、今から友達を大切にする、絆を大切にしておくと良いと思います。

徳山さん:
彼はかなりの成功例。みんながみんなこんなにもらえるわけではないし、努力もしていると思います。そんなに甘い世界ではないです。でも、若い人を育てていかなければならないことも実情。そのため、漁師としての仕事の良い面も悪い面も十分に理解して、トライして欲しいです。

漁師の仕事は絆が大切だというのも、個人的にちょっと驚きでした。確かに、漁師は高収入のようですが、それだけにとらわれず、海・サーフィン・魚や人が好きで漁師をやってみたいという人は、直接漁港に足を運んでみるのも良いかもしれませんね。


【取材先】
千葉県鴨川市漁業組合
http://www.cbkamogawa.jf-net.ne.jp/syoukai01.html

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「漁師」
はこんな仕事です

漁船に乗り魚介類などを収獲、または養殖する仕事。第一次産業に分類され、私たちの日々の食卓を支えている。沿岸漁業、遠洋漁業、沖合漁業に区分され、日本のほとんどの漁師は沿岸漁業に従事している。沿岸漁業は沿岸近くで漁を行うため、漁船は小規模で日帰りでの作業が多い。種類としては定置網漁や小型底引き網漁などのほか、養殖も含まれる。遠洋漁業はマグロ漁で知られるように、数カ月以上も日本を離れ、外国人船員とともに働くこともある。沖合漁業は規模としては沿岸漁業と遠洋漁業の中間となる。

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