「イケメン俳優」兼「人力車の車夫」山本俊樹に聞く、仕事の楽しさ

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

「イケメン俳優」兼「人力車の車夫」山本俊樹に聞く、仕事の楽しさ

2016.06.24

提供元:マイナビ進学編集部

「イケメン俳優」兼「人力車の車夫」山本俊樹に聞く、仕事の楽しさ

日本国内のみならず、いまや世界的に観光地として有名な浅草。
俳優と人力車をひく車夫の仕事、両方で活躍する山本俊樹さんに、人力車のお仕事について伺いました。

この記事をまとめると

  • 人力車をひく車夫の仕事についてわかる
  • 人力車は体力だけではなく、コミュニケーション能力も必要
  • 観光業・接客業を通して得られたことがわかる

「これだ!」とピンときて、飛び込んだ車夫の世界

――2012年に時代屋の車夫となり、すでに4年のキャリアをお持ちですね。そもそもどうしてこの世界に入ったんですか?

本格的に芸能活動をしたいと思い、上京して浅草に泊まっていたんです。
たまたま散策していたら、人力車が止まっていて面白そうだなと。
その瞬間「これだ!」とピンときて、勢いで飛び込みました。

――直感で車夫になり4年のキャリアとは。まさに直感が当たったわけですね!
知っているようで意外に知られていない車夫の仕事の流れを教えてください。


朝10時半頃から人力車の点検をします。点検を終えてミーティングがあり、その後雷門の前でお客様を待ちます。すぐそばに人力車を置いているので、乗りたいお客様が来たらどこへ行きたいか希望を聞き、時間とコースを決め、出発……という流れです。だいたい1組30分から1時間程ご案内することが多いですね。興味はあるけど、どうしようかなと迷っているお客様には、こちらから積極的に「楽しいですよ」などと声をかけたりもしています。

――人力車に乗るお客様はどういう方が多いですか?

カップルや女性同士の旅行客、お母さんと娘さんで乗られる方が多いです。最近は外国人観光客も増えてきましたが、やはり日本人の利用が多いですね。修学旅行の高校生もたまに乗ってくれますが、人力車を見て「面白そう!」と近づいてきてくれる子が多くて嬉しいです。

――1日何組ぐらいのお客様を乗せるんですか?

この仕事の繁忙期は3月~5月、9月、10月なのですが、その時期は少なくても5組程度、多ければ10組などご案内します。逆に梅雨や冬の寒い時期は、観光客自体減ってしまい、人力車に乗りたいと思う人たちも少なくなりますので、少なければ1組から2組ぐらいになります。

――人力車で案内するエリアが浅草周辺だけでなく、東京スカイツリー方面などかなり広範囲にわたっていますね。結構体力的に厳しいのでは?

人力車を引くこと自体は、実はそんなに大変じゃないです。新人研修で、人力車の扱いについて徹底的に教えてもらいますから、コツをつかめば意外に平気で、あまり重くないんです。ただ暑い時期は大変ですね。それと浅草周辺は割と平坦な道が多いのですが、東京スカイツリーがある「すみだエリア」は坂が多いので、正直少し大変です。

どんなお客様でも、懐に飛び込めば打ち解けられる

――いろいろなお客様がいらっしゃると思いますが、接客で気をつけていることはありますか?

お客様に合わせた接客を心掛けています。例えば若い方であれば、思い切りはじけて一緒にはしゃぎますし、年配のお客様でしたら、歴史の話を中心にしたりして、落ち着いた案内をします。外国人であれば、とにかく分かりやすく、日本をイメージするものとして「ニンジャ」「サムライ」「僕たち車夫」と案内しますね(笑)。

――山本さんは中国語が堪能で、中国語での案内もされているのだとか!?

大学時代に1年間、中国・浙江省に交換留学をしました。その経験を生かして、中国からのお客様には中国語で案内をしています。車夫になりたての頃は、思っていたほど中国からのお客様が多くなくてがっかりしたものですが、最近は増えてきたので、僕自身うれしく思っています。

――「苦手だな~」と思うお客様に当たることもあるのでは?

苦手な方はいませんが、たまにとっつきにくいと感じる方はいらっしゃいます。でもどんな方でも何か欲求があって人力車に乗りたいと思ったはずなので、それを少しずつ聞き出すようにしています。例えば会社の行事で仕方なく乗りにきた方には、観光案内に興味がないなあと感じたら、当たり障りのない普通の会話をします。会話をする中で「この人、何に興味があるんだろう」と探るのです。そうすることで、だんだんお客様の気持ちもほぐれていき、終了間際には良い雰囲気になったりするんですよ。どんなお客様も、その方に合わせた接客をして懐に飛び込んでいけば、案外打ち解けられるものだなと思っています。

――お客様に合わせて、ご自分を演じ分けているのですね。そういうところは、もう一つのお仕事である俳優業が役に立っているのではないですか?

確かにそれはそうです。観光案内というのは奥が深いので、浅草寺一つにしても話すことはたくさんあります。長い説明をしているときは、乗っているお客様が観客、僕が演技者だなあと感じるときがありますね。

――今までで印象に残っているお客様のエピソードはありますか?

セルビアから観光で来日したカップルを乗せたときのことです。お二人ともレンタルで和装をされていて、浅草神社の前まで来たときに、男性が突然降ろして欲しいとおっしゃいました。男性は降りた瞬間、地面にひざまずいて彼女にプロポーズをしたのです。もちろん彼女の返事はOK! 大いに盛り上がり、僕は男性とハイタッチをして一緒に喜びました。
後で聞いてみたら、日本が大好きで、日本の伝統的な形でプロポーズをしたかったとのこと。人生の大切な場面で、人力車に乗ることを選んでもらえて本当にうれしかったです。この仕事をやっていて良かったと思えた、とても心に残るエピソードです。


思い切って飛び込んだ車夫の世界を「自分にとても合っている仕事」と爽やかに語っていただいた山本さん。国や年代など、あらゆる方が利用される人力車のお仕事は、お客様を楽しませる心遣いが大切なんですね。

みなさんも、一度浅草で人力車体験をしてみてはいかがでしょうか?


【プロフィール】
山本 俊樹
俳優。1990年大阪生まれ。
俳優として舞台や映画で活躍する一方で、2012年から浅草「時代屋」の車夫として活動。
大学時代に1年間中国へ留学経験があり、中国からの観光客には、得意の中国語で
浅草を案内する。
大学では観光学部で学び「車夫の仕事に非常に役に立っている」と語る。

株式会社 時代屋
http://www.jidaiya.biz/

この記事のテーマ
旅行・ホテル・ブライダル・観光」を解説

目指す業界の専門知識を学び、パソコンなどのスキルを身につけます。旅行・観光では資格取得や採用試験対策、ホテル・ブライダルでは、現地実習を通して実践力を養う研修が多く含まれます。共通して求められるのは、ゲストに非日常のサービスや空間を提供する接客技術やサービス精神。不規則な勤務に対応できる体力の養成も求められます。

「旅行・ホテル・ブライダル・観光」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「そのほかの旅行・ホテル・ブライダル系の職業」
はこんな仕事です

結婚式で主に新婦の世話係をする「ブライダルアテンダント」は、持ち物の準備や着替えの手伝いのほか、入場手順の説明などを行う。挙式当日は、新婦のそばに付き添いながらサポートをし、新郎・新婦の入場前には参列者の案内も担うので、マナーや気配りが大切な仕事になる。そして、接客のプロである旅館の「女将」も高い対人スキルが求められる。旅館の顔であると同時に、仲居たち従業員を取り仕切る主人でもあり、その責任は重大だ。旅館の跡継ぎと結婚し、経験を積んでまず若女将になり、そして女将になるケースが多い。

「そのほかの旅行・ホテル・ブライダル系の職業」について詳しく見る