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UIデザイナー割石さんに聞く 「UIデザイナー」になるということ

2016.06.16

提供元:マイナビ進学編集部

UIデザイナー割石さんに聞く 「UIデザイナー」になるということ

面白法人カヤックのデザイナーを務め、現在は「FRIL」でも有名なFablicのデザイナーを務めるUIデザイナー・割石裕太さん。今回は、割石さんが考える「デザインするうえで大切なこと」や、コンセプトである“「わ!」より「お!」となる体験を。”に対する思いをお伺いしました!

この記事をまとめると

  • 割石さんの思う「いいデザイン」というのは「エモーショナルな側面」と「情報整理の側面」がきれいに組み合わさるもの
  • 進化し続けるテクノロジーには、“生きているデザイン”が必要
  • とにかく一歩目を踏み出そう

デザインは“情報整理”。さらに、エモーショナルに。

ーー割石さんの「UIデザイン」には、まるで生きているかのような優しい印象を受けます。デザインするにあたって、なにか大切にしていることなどありますか?

割石:アプリをデザインする際に大事にしているのは、“普通の人としてものを見る”ということです。例えば「これは伝わるのか」「この仕組みはわかるのか」ということを誰よりも敏感に、“中の人”の目線からさらに一歩下がって監修することを意識しています。そうすると、遊びやおまけとなる「もっと魅力的に見せるもの」を考えやすいですね。

また、アプリを触るときは、“ゴール” が明確にあると思っています。
たとえば、Twitterを触るのは「誰かになにかを伝えたいとき」や「今みんながなにしてるのかを見たい」など“ゴール”が何パターンも考えられるんですよね。そこで、大多数が考える“ゴール”との最短距離を設計できるか、ということも非常に重要です。


ーー日本はまだ「デザイン」という言葉自体の敷居が高いような印象を受けていますが、現代高校生のハードルとしてみたとき、どのような存在なのでしょうか?

割石:僕は「エモーショナルな、感情に訴えかける」というところだけではなく、「情報整理の側面」も重要だと考えています。かっこいい・かわいいというだけでなく、わかりやすく、ぱっと伝わるものが「いいデザイン」だと思っています。


ーーいいデザインですか……。具体的にお聞かせください!

割石:最近すごく思うのは「いいデザイン」とは「エモーショナルな(感情に訴えかける)側面」と「IA(情報整理)な側面」、その二つがきれいに組み合わさることなんじゃないかと。
バランスがどちらかにより過ぎてしまうと、頭でっかちだったり、インパクトだけのデザインが出来上がってしまう。

iOSアプリもAndroidアプリも、ガイドラインに乗っ取っていれば基本的なものはつくることができますし、年々「つくること」の敷居が下がっているように見えます。最近、調べればすぐにいろんなものを見ることできるので、ユーザーにとっての「目新しい表現」というものが減ってきたように思います。なので、ちょっとずつ本質となる情報整理の側面にも目が向けられ始めているのかなと思います。

テクノロジーを生かすのは、ちょっとしたデザインの工夫

ーーデザインの背景にある、本来「かたいテクノロジー」を、割石さんは人と近い温度をともなった『やわらかいデザイン』に翻訳しているように思うのですがいかがですか。

割石:ぼくは「生きているもの」を作りたいと思っています。ぼくは人と話すことが好きなのですが、「この人と話していて楽しいな」と思うような感情をそのまま「もの」にも適用できるんじゃないかと思っていて。
例えば、僕のホームページのトップにでてくるキャラクターもですけど、なにもしなくともキャラクターがウインクしたり、触れると震えたりするモーションを加えるだけで「あ、こいつ生きているんだ!」と人と接するような体験ができると思っています。
基本的に文字や言葉を意識しますが、動作でも「できるだけ人に近い温度感」で接することを目標にしています。


ーーコンセプトでもある“「わ!」より「お!」となる体験を。”にはどういった意味が詰まっているのでしょうか?

「地に足をつけてものをつくる」という思いが込められています。
「わ!」という“驚き”って一瞬の衝撃で記憶には残るかもしれないんですけど、それ以上なにものでもないんですよね。
「お!」という驚きには、“納得感”があると考えていて。
嬉しい驚きや体験には文脈の理解が必要だと常々感じています。相手の行動や気持ちを理解して、空気を読む必要があります。そこまでしてようやく「なるほど!」という納得感が得られると考えています。愚直かもしれませんが、ちゃんと地に足つけてここをしっかりやる。それが大事だと思っています。
だから、ものを作る際は常にこのコンセプトを意識していますね。

全ての経験が今に積み重なっている

ーー高校時代はどういった勉強をされていたんですか?

割石:高校のときは美術部でずっと絵を描いていましたね。あと、国際学科だったので、海外にホームステイしていたんです。
イギリスに行ったのですが、すごくいい街で、生きている環境が違うだけでも全然印象が違うのかなと思います。
やっぱり自分がわからない世界に飛び込んだ時こそ、「これってどう使うの?」とか「これってなにが違うの?」といった疑問が浮かぶじゃないですか。発想の切り口みたいなものは、そういう場面で養われていたのかなと思います。


ーーそのとき見てきたものが今に活きているんですね。
最後にデザインをやりたいと思っている学生に向けてアドバイスをお願いします。

割石:何事も始めるまでの「一歩目」が最も遠いと思うので、まずは動いてみるといいと思います。つくりたいものがあれば、とりあえずつくってみる。今だったら、ネットで誰とでも繋がることができると思うので、積極的に話してみたい人に声をかけてみたり、仲間をつくってみたりしてほしいですね。一歩目を踏み出したらあとは案外簡単なことが多くて、でもその一歩に何年もかけている人が多いのも事実です。
なので、まずは第一歩を踏み出して欲しいなと思いますね。



普段馴染みのない「UIデザイン」という視点で、“デザイナー”というお仕事のことを伺いました。将来はデザイナーになりたいと思う人も、それ以外のなにかに憧れる人も、まずは第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

【プロフィール】

割石 裕太 (wariemon)

OH / Fablic, inc. : Art Director, UI Designer.

1989年 香川県高松市 生まれ。デザイン系を学べる大学を卒業。
2012年 に 面白法人カヤック に新卒で入社、クライアントワークを経て、“Lobi” “Filters” のアートディレクション・UIデザインを担当。
2015年9月より 株式会社Fablic に入社し、バイクフリマアプリ "RIDE" のアートディレクション・UIデザインを担当。
心地よい温度感を意識したデザインを心がけており、UIに関する登壇や、記事掲載も行っています。
“「わ!」より「お!」となる体験を。” をコンセプトに、 OH という屋号で ロゴ・ブランディング・UIデザインを中心に幅広く活動中。


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この記事のテーマ
コンピュータ・Web・ゲーム」を解説

デジタル情報をつなぐシステム構築をはじめ、webやゲーム、アニメーション、映画など、メディアやコンテンツを創り出します。コンピュータの設計・開発などを学ぶ情報処理系と、アニメ・ゲームなどの制作を学ぶコンテンツ系があります。また、ビジネスの現場で広く使われているアプリケーションを使いこなすスキルを身につける授業もあります。

「コンピュータ・Web・ゲーム」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「Webデザイナー」
はこんな仕事です

Webサイトをデザインする仕事。Webディレクターの指示に基づき、顧客の希望に沿ったWebサイトに仕上げていく。フォトショップやイラストレーターなどを使い、写真やイラスト、文字をレイアウトし、企業や商品の魅力を的確に伝える。見た目の美しさだけでなく使いやすさを兼ねたデザインが求められる。Webサイトの企画や設計を任されることもあるので、センスだけでなく発想力が必要な場合もあるだろう。経験を積んだ後、Webディレクターへとキャリアを重ねていくケースがあり、フリーランスで活躍する人も多い。

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