新品の歯で獲物を仕留める? 海のハンター「サメ」のビックリ生態

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新品の歯で獲物を仕留める? 海のハンター「サメ」のビックリ生態

2016.06.23

提供元:マイナビ進学編集部

新品の歯で獲物を仕留める? 海のハンター「サメ」のビックリ生態

映画の「ジョーズ」など、サメは恐ろしさばかりフォーカスされますが、その生態は機能的で魅力あふれる生き物です。ここでは謎多きサメの生態に迫るとともに、サメの観察にぴったりの水族館、茨城県にある「アクアワールド・大洗」をご紹介します。

この記事をまとめると

  • 東京湾などで発見されたこともある。意外と!?身近な海洋生物「サメ」
  • 約4億年前に存在していた。その謎はサメの個性あふれる生態に秘密が
  • 優れたハンター能力を支えるキーワードは聴覚、嗅覚、視力に〇〇!

東京湾で「サメ」?意外と身近にいる海洋生物

「サメ」と聞いて皆さんどんな印象がありますか? 大きな歯を持ち、勢いよく向かってくる恐ろしい海の生き物、というイメージが浮かび上がってくる人も多いでしょう。しかしサメは知れば知るほど面白い、個性的な生き物です。

日本に住んでいると映画や水族館以外では縁のない生物にも思えますが、実は最近、東京湾でも発見されているんです! 2015年8月21日には保田漁港沖(東京外湾)の定置網に体長約2.5mのアオザメがかかっていたのです。

そうはいっても、海ではできれば遭いたくありません。サメを観察するのにぴったりなのが、茨城県にある「アクアワールド・大洗」。ここはマンボウやイルカなど約580種68,000点の世界中の海の生物に見ることができる水族館。目玉は日本一の飼育数を誇るサメです!49種類(16年6月時点)ものサメを一度に見ることができる貴重な場所なのです。

それでは、サメの姿を思い浮かべながら、神秘的なサメの世界をほんの少しのぞいてみましょう。

約4億年前にはすでに存在していた?秘密はその生態にある

軟骨魚類であり、その中でもエイと共に板䚡類(ばんさいるい)に分類されているサメ。今から約4億年前サメの祖先が存在したとされ(同時期の地層からサメの化石が見つかっていることから)その後進化し、約1億年前には現在とほぼ変わらない姿になっていたといわれています。サメの仲間は500種類以上あるといわれ、エサの種類や生息地域、性格も穏やかなものから攻撃的なものまで実に様々です。サメの大きさは最大全長25cm程の手のひらサイズの「オオコビトザメ」から最大全長14m程で魚類の中で最大と呼ばれている巨大な「ジンベイザメ」まで多様です。

何億年もの間地球に生息し生き続けている海洋生物、サメ。それを可能にしたのは驚くべきサメの生態に秘密があります。まずはシャープなボディに秘められた機能。サメ肌と呼ばれるザラザラした肌、うろこの下にある隙間、舵きりに適したヒレの構造などは、海の中を自由に回遊するのに適しています。また、サメの子供たちは卵で生まれてくる(卵生)タイプと胎児として生まれてくるタイプ(胎生)が存在し、多くの子供は充分育った状態で海の世界に現れるため、獲物にされにくいのです。

優れたハンター能力だけじゃない、いつも新品の歯でピカピカ?

生きていくためにまず獲物を見つける必要がありますが、サメは海のハンターとしていくつもの優れた武器を持っています。優れた聴覚、遠く離れた臭いをかぎ分け反応する嗅覚、タペタームという反射細胞層により暗闇でもバッチリ見える視力(個体差有)など。またロレンチーニ器官(瓶)により砂に隠れた魚が出すほんのわずかな磁力線を感知し獲物をキャッチします。

強い筋肉を持った顎でどの方向からも獲物を捕らえ、何度でも抜け替わりいつも新品な歯でエサに噛みつきます。鮫の歯は人間の歯と違いウロコ(皮膚)の一部が発達してできたため、頻繁に抜け落ち生え変わるんだそうです。常時6~20列もの歯が並び、なんと一生に使う歯が3万本という種類も! 恐るべきサメのハンター能力です。

このように同じ歯でも生物によって作られ方が全く違ったり、環境に適応するために身に付けたそれぞれの能力が、種を現代まで生き延びさせているんですね。サメや他の自然界のハンター同士を比べてみるのも面白そうです。研究を進めていくことで、これからどのように生物が発達していくか見えてくるかもしれません。


■参考資料
アクアワールド 茨城県大洗水族館
http://www.aquaworld-oarai.com/
マリントピックス
http://www.marine-world.co.jp/er/topics/1994_04.html
『サメ・ウォッチング』(平凡社)
『サメ 巨大ザメから深海ザメまで』(笠倉出版社)

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「水産学」
はこんな学問です

海洋に生息する動植物などの水産資源を捕獲・生産する漁業についての学問である。最近では、干潟の埋め立てやごみの不法投棄など、海洋の環境問題についての研究も盛んである。専門分野としては、海の生態系と海洋生物の生態を調査・分析して漁業や環境保全に活用する「海洋生物科学」、水産資源の効率的で持続的な捕獲・生産方法から加工・流通までを研究する「海洋生産管理学」、水産物の食品としての利用技術を研究する「水産食品化学」などがある。

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