実は東京では“ものづくり”が盛んって知ってた?

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

実は東京では“ものづくり”が盛んって知ってた?

2016.06.23

提供元:マイナビ進学編集部

メイン
テーマ

実は東京では“ものづくり”が盛んって知ってた?

高層ビルやスーツ姿の人で溢れる朝の満員電車など、いわゆる“ホワイトカラー(背広やネクタイ姿で仕事をする人のこと)”と呼ばれる人が多いイメージの東京。しかし実は日本で3番目に工場の数が多く、ものづくりが盛んな街なんです。

この記事をまとめると

  • 東京都の工場数は14,230件と、なんと全国で3位!
  • 大田区には選ばれた100人の工匠がいる
  • 葛飾区の工場が持つ「細かい金線を手作業で編み上げる」独特の技法

東京都の工場数は14,230件! 全国で3位!

都道府県別に工場数を見ていくと、愛知県が17,016件と最多です。世界的に有名な自動車メーカー・トヨタ自動車の本社は愛知県豊田市。そしてトヨタの国内工場はすべて愛知県内にあるそうなので、自動車関連工場が多く存在することが想像できます。次に多くの工場を抱えるのが大阪府で、こちらは16,110件。大阪には“町工場”と呼ばれる少人数の工場が多く存在します。その技術力はきわめて高く、2009年には複数の町工場が力を合わせて宇宙へ飛ばすロケットに搭載する人工衛星「まいど一号」をつくりあげたほど。

そして東京都は、14,230件。もっとも多くの工場があるのは大田区で、その数なんと約4,000件! 大阪府と同じく町工場が多く、互いに競い合うことから高度な技術力が育っているといいます。では東京都ではどんなものづくりがおこなわれているのでしょうか? 特に盛んな「大田区」と「葛飾区」を紹介していきます。

約4,000もの工場を抱える大田区のものづくりとは?

「工場」ときいて、みなさんはどんなものを想像しますか? 大きな工場で組み立てられる自動車? ベルトコンベアーの上を流れていく電子部品? それとも大きな機械で混ぜられるパンの材料?

大田区の町工場の多くがつくっているのは、試作品やものを大量生産するための部品です。特に金属を「削る」「磨く」「形成する」「メッキする」といった、それぞれの加工を専門的に請け負っている工場がほとんだそう。つまり、一般の人が手にするような完成品(商品)ではなく、“もの”をつくるために必要な“もの”をつくるための“加工”を担っているんですね。

また自転車で移動できてしまうような近い距離に工場が密集しているのが、大田区の特徴。たとえば切削はA工場、穴あけはB工場というように工場ごとに工程を担うことで、受注した製品を納品することができます。ちなみに、みんなで協力するこのネットワークを「仲間まわし」と呼ぶのだそう。

またこうした技術はもちろん誰もが簡単に身につけられるわけではありません。0.1mm以下の誤差で仕上がりが変わってしまうこともあるそうです。大田区では技能の継承と後継者の育成を目的に、2008年から2012年で「大田区ものづくり優秀技能者(大田の工匠100人)」として100人の技術者を表彰しました。

約3,000の工場を抱える葛飾区のものづくりとは?

約3,000の工場を抱える葛飾区。金属製品をはじめ、一般機械器具、ゴム製品、プラスチック製品など、それぞれの工場によって多種多様なものをつくっているのが特徴です。そんな葛飾区では区内の工場でつくられた優れた製品・技術などを認定し、製品誕生の背景やエピソードをマンガで伝える「葛飾町工場物語」という冊子を制作しています。

これまで、細かい金線を手作業で編み上げるという独特の技法でつくられる「手編みジュエリー」や、自動車やバイク、飛行機のエンジン音など騒がしい環境でもクリアな通話ができる「ノイズキャンセルマイクロホンと通話装置」、携帯電話のバーブレータ用モータブラシの製造などで使われる微細な「スポット溶接技術」などが認定されてきました。


東京都のものづくり、なんとなくイメージできるようになりましたか? 普段なかなか目にする機会の少ない“ものづくり”ですが、もちろん私たちの生活の根底にはものづくりが存在し、技術者の方の努力や匠の技術によって支えられています。こうした技術を継承し、未来の私たちの生活をつくっていくという道も素敵ですよね。

■参考資料
全国工場数の実態調査
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20150327_01.html
大田区
http://www.city.ota.tokyo.jp/sangyo/kogyo/ota_monodukuri/kagayake/
葛飾区
http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=28787
http://www.tokyo-cci.or.jp/katsushika/machikoba/

この記事のテーマ
工学・建築」を解説

工業技術や建築技術の発達は、私たちの生活を画期的に快適で安全なものに変えてきました。先人たちの生み出した知恵に新しい技術をプラスすることで、その進歩はいまも日々、進んでいます。インフラの整備や災害に強い街作り、エネルギー効率の高い動力機械や高い知能を持ったロボットの開発など、工学や建築に求められるものはますます増えるでしょう。自然との共生も大きなテーマです。理系の中でもより実地的な分野だと言えます。

「工学・建築」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「金属工学」
はこんな学問です

材料のなかでもとくに金属を専門として、その性質、機能を解明して産業などに活用するための学問。金属の特性を、熱、電磁気、光学の観点からどのように制御すればよいかを学ぶことが中心となる。学習分野には、金属を機能性材料として捉え、形状記憶、水素吸蔵、センサー、超電導などの高機能な材料を開発する「機能分野」や、構造材料としての金属から最終製品を製造するまでを学ぶ「製造分野」がある。

「金属工学」について詳しく見る