勝つだけではダメ? 神奈川にプロサッカーチームが6つもある理由

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勝つだけではダメ? 神奈川にプロサッカーチームが6つもある理由

2016.06.21

提供元:マイナビ進学編集部

勝つだけではダメ? 神奈川にプロサッカーチームが6つもある理由

各地域の自治体は、地元の活性化のためのさまざまな施策に取り組んでいます。たとえば大学の積極誘致や一般企業のCSR活動との連携、特産品を使ったメニューづくりなどなど……。このような施策のなかでも注目されているのがサッカーです。サッカーは地元のスタジアムを拠点に活動を展開するため地域との密着度も高く、経済効果も狙える格好のコンテンツともいえます。今回はもっとも多くのプロサッカーチームがある神奈川県を例に、どのような地域活性の効果があるのか見ていきましょう!

この記事をまとめると

  • プロチームだけでなく、企業スポーツチームが多い神奈川県
  • J1所属の各チームの地域との密着度に注目
  • ゆるキャラだけじゃない! 地域活性化のネタを考えよう

スポーツに親しめる県づくりを掲げる神奈川県

神奈川県には、多くの一般企業や社会人スポーツチームが拠点を置き、活動しています。世界大会にも選手を輩出している日立ソフトボール、富士通や東芝の野球チーム、プレミアリーグに所属するNECの女子バレーチームなど。また読売ジャイアンツの2軍も「読売ジャイアンツ球場」(神奈川県川崎市多摩区)を本拠地としています。

このように多くのスポーツチームが集まるのは、繁華街のある横浜など一部を除けば広大な敷地が確保しやすいこと、また川崎は京浜工業地帯の一部であり、企業が多く立地していることなどが理由としてあげられるでしょう。

また神奈川県は「スポーツのあるまち・くらしづくり」を掲げており、平成16年度には「アクティブかながわ・スポーツビジョン」という指針が設定されました。県民が、いつでもどこでもスポーツに親しめる県づくりを推進し、県民のスポーツや県内におけるスポーツ活動を積極的に支援してくための取り組みです。

J1所属の各チーム、地域との密着度に注目

そんな神奈川県には現在、Jリーグチームが6チームも拠点を置いています。このチーム数は全国で最多。J1の横浜Fマリノス、川崎フロンターレ、湘南ベルマーレと、J2の横浜FC、J3のSC相模原、YSCC 横浜です。ここではJ1所属のチームに注目し、各チームの地域密着度合いを見てみましょう。

■横浜F・マリノス
まず1991年の発足当時からJリーグに加盟している老舗「横浜F・マリノス」。チームを運営する横浜マリノス株式会社にはその名も「ホームタウン・ふれあい本部」があり、地元商店街と協力した活動や、子供たちや障がい者のサッカーチームの指導なども積極的に関わっています。街中を歩けばポスターやフラッグが掲げられており、地域に愛されるチームとして存在感を示しているようです。

■川崎フロンターレ
「川崎フロンターレ」も、地域との密着した連携が知られています。たとえば生鮮果物の会社と連携し、売上の一部をスタジアム改修費として川崎市に寄付したり、サッカーに限らず子供たちのために選手が登場する算数ドリルを制作するといった活動も展開など。本拠地である「等々力陸上競技場」を擁する武蔵小杉には、スポンサーとしてクラブを支える店舗も少なくありません。ワンポイントにフロンターレカラーを使用した商品を置く雑貨屋や、サッカーボールをイメージさせるパッケージ使う菓子店、その名に「フロンターレ~川崎愛~」を冠したお酒を扱う酒店などがあります。

■湘南ベルマーレ
「湘南ベルマーレ」は、株式会社湘南ベルマーレと特定非営利法人ベルマーレスポーツクラブの二つを母体として活動を展開する珍しい運営体制のチームです。同チームは「ベルマーレ平塚」として1993年にJリーグへと加盟。チーム名の湘南はもちろん、ホームスタジアムのある平塚など神奈川県内の7市3町「ホームタウン」としています。地域住民・行政などと連携を図りながら「ホームタウン活動」に注力しています。とくに幼稚園、保育園、小学校での巡回教室は、重要な活動の一つと位置づけられておりすでに延べ17万人以上が参加しています。予算規模の小さいことから「市民クラブ」と呼ばれることもあるそうですが、地域に愛されるという意味での市民クラブとしての意味合いも大きくなっているようです。

ゆるキャラだけじゃない! 地域活性化のネタはいろいろ

Jリーグの場合、チーム名からも分かるように、方針としてチーム名称を地域名称+愛称にしています。他のプロスポーツとも同様に、サッカーチームの収益は「サポーター」と呼ばれる、チーム・ファンあってのもの。単に実力でアピールする選手がいるだけでは継続的な人気にはつながりません。

地域名称を冠したサッカーチームの場合、どれだけ地域密着型の取り組みに力を入れるかが、チーム運営の鍵を握るといっては過言ではありません。同時にサッカーチームの存在は各自治体にとっても、地域活性につながる大切な要素。効果的な取り組みにより相乗効果が生まれていけば、チームと地域双方にとって、とても大きなメリットとなるでしょう。

地域活性化の「きっかけ」はサッカー以外にもさまざまあります。ゆるキャラやふるさと納税、企業と連携したサテライトオフィス運営、地元の大学と自治体が中心になって行う音楽活動、地域の特産品を使った健康メニューの開発など、各自治体では官民学が一体となり、さまさまに工夫をこらした取り組みが行われています。

あなたの住む地域はどのような取り組みをしているか知っていますか?
高校卒業後、進学先のキャンバスで出会った他の地域で育った友達と話してみると、地元にいると意外に分からない地域の取り組みや魅力を発見できるかもしれません。高校生のうちから、地域のことを調べ、他の地域と比較しながら、地域が盛り上がるアイデアを考えてみると自分の視野も進学の視野も広がるかもしれません。


■参考資料
神奈川県スポーツ振興指針「アクティブかながわ・スポーツビジョン」
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5245/
横浜F・マリノス
http://www.f-marinos.com
川崎フロンターレ
http://www.frontale.co.jp
http://kanagawa.itot.jp/m-kosugi-life/report01
http://www.frontale.co.jp/info/2009/1018_1.html
湘南ベルマーレ
http://www.bellmare.co.jp
http://www.bellmare.co.jp/academy_popularization

この記事のテーマ
社会学・マスコミ・観光」を解説

あまり共通性のないように思われる3分野ですが、じつは密接な関係があります。観光業界にとってマスコミは「広報」そのものです。マスコミの存在なくして観光業界の発展はないでしょう。もともとマスコミは商品を情報化するために社会学を重視しています。社会が求めている漠然としたニーズを精査し、わかりやすいイメージとして変換して提供するのです。今後、観光業などにおけるマスコミの存在はますます大きくなるはずです。

「社会学・マスコミ・観光」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「地域社会」
はこんな学問です

国内外の都市部・農村部を問わず、地域社会の問題にアプローチし、実証的な調査・研究を行う学問。大きく分けると、2つに分けられる。一つは、地域行政のあり方を問い直し、地域住民・地元企業との連携を図って問題を解決する方法を探る地域行政学。もう一つは、グローバル化による急激な変化から地域の文化遺産を意識的に守り継承していく方法について研究する地域文化学である。2つは別々の学問ではなく、同じ問題意識を行政と文化という別の視点から考察している。

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