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【施工管理士に聞く!】 施工管理士って、どんな仕事?

2016.06.09

提供元:マイナビ進学編集部

【施工管理士に聞く!】 施工管理士って、どんな仕事?

みなさん、通学中などに建設現場を目にしたことってありますよね? 業者の人がたくさん作業しているのは分かるけど、その現場を誰が仕切っているのか知らない、という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回、建設現場の管理を担う「施工管理士」という仕事について、実際に施工管理士として働くWさんにインタビュー! 建設現場での仕事内容について、詳しく伺います!

この記事をまとめると

  • 実務経験を通してキャリアアップが可能
  • 建築に関わる業者や現場の管理が主な仕事
  • 建築学科で学ぶ知識がそのまま「施工管理」の仕事に活きる

キャリアアップには実務経験が求められる

ーーWさんは、元々施工管理士になろうと思っていたのですか?


そういうわけではないですね。ただ、高校生の頃から建築関係に進みたいという思いがあったので、建築学科のある大学に通って設計の勉強をしていました。
その後、就職活動中に「施工管理士の人員が不足している」ということを知り、就職倍率や現場ニーズなどを考えて、施工管理士になろうと決めました。


——施工管理士になるために必要な条件などはありますか?


必須ではないですが、施工管理士として仕事をする上で取得するべき資格はあります。それは「1級建築施工管理技士」という資格です。「1級建築施工管理技士」を取得していないと、現場主任になれないんです。
この資格の受験条件は様々あるのですが、建築学科を卒業している場合は「3年以上の実務経験」が必要となります。
施工管理士に限らず、建築関係の仕事はほとんどが建築学科出身の人材で進められていきます。なので、建築関係の仕事に興味がある人は、建築学科のある学校に進学するべきだと思います。

現場を円滑に回すのが施工管理士の仕事

——では、仕事内容について教えてください。


まず、施工管理士に仕事が流れてくるまでの過程をお話しますね。私が勤めている会社は、営業から設計、施工、アフターケアまでを一貫して行っている、いわゆる「ゼネコン※1」と呼ばれる会社です。

※ゼネコンとは (General Contractor) の略称で、総合建設業者という意味。土木・建築工事を一式で発注者から直接請負い、工事全体のとりまとめを行う建設業者のことを言います。


まず、営業が土地の管理者や大家さんと商談をし、マンションなどを建てる提案を行います。商談がまとまると、企画設計を行う部署に土地の情報が渡り、そこで図面が完成すると施工開始となります。ここから先の「施工からアフターケア」までが、私たち施工管理士の仕事です。


——具体的にはどういった作業内容になるのでしょうか?


まずは「業者の手配」ですね。建設予定の土地を工事が可能な状況にするだけでも「解体業者」や「測量士」など、様々な業者を呼ばなければいけません。そういった、建設に関わる業者の手配は全て施工管理士が行います。
また、手配した業者が現場に来た際は、現場の状況とこれからの作業内容を伝えなければいけませんよね? そういった現場での業者管理も施工管理士の仕事です。


次に「作業内容の確認」です。土地の基礎工事や骨組みの工事など、建物が完成するまでに様々な作業が行われます。その工程が予定通りに進んでいるか、作業がしっかり行われているかを確認するのも施工管理士の仕事です。
基礎や柱など、工事が終わると見えなくなってしまう箇所ってありますよね? そこを「再確認したい!」となったとき、地面を掘り起こしたり壁を壊すわけにはいきません。なので、工事の途中で現場の写真を撮り、ちゃんと作業が行われたことを証明する書類を作成します。これは、安全な建物を作る上でとても大事な作業です。


——現場で建設作業を行うことはないんですね。


そうですね。施工管理士は名前の通り「施工現場の管理」が仕事です。なので、実際に現場で作業するのは業者です。
ただ、業者はそれぞれ専門分野の作業を行いに来ているので、その前後のことにはノータッチなんです。なので、新しく来た業者が作業しやすいように現場の環境を整えるのも私たちの役割です。


——建物が完成したあとはどのような作業がありますか?


建物に不備がないか社内検査を行います。その後、消防や建築関係機関、市や区の検査が行われ、無事に終わると大家さんやオーナー様に建物を引き渡します。その検査の中で引っかかってしまうものがあったら、当然ですが改善を行います。


——先程お話していた「アフターケア」は何をするのでしょうか?


現場所長の仕事なるのですが、「1年点検」と「2年点検」というものがあり、その年数になったら、建物に対する苦情や問題がないか確認をしに行きます。何か問題があった場合、業者を手配し改善を行います。それがアフターケアですね。

専門的な知識が必要だからこそ、学校での勉強が大事

——施工管理士のやりがいを教えてください。


「自分が手がけたものが形として残る」というのがやりがいですね。しかも、人が住む場所ですからね。もちろん様々な人の手を借りて完成した建物ではありますが、「自分が完成させた建物で暮らしていく人がいる」と思うと、とても誇らしい気持ちになります。


——どんな人が施工管理士に向いていると思いますか?


建物を1から建設するとなると、1つの現場で100人以上の人と関わることになります。なので、どんな人とも円滑にコミュニケーションが取れないとこの仕事は務まりませんね。それと、現場で関わる方はほぼ全員「職人」なので、そういった気質の強い人たちをまとめ上げるリーダーシップも問われるかと思います。


——最後に、施工管理士に興味がある学生に向けてメッセージをお願いします!


現場に出てみて気付いたことですが、大学時代に「建築構造」の授業で学んだ知識はそのまま「施工管理士に必要な知識」でした。なので、大学の授業をちゃんと受けておけば、施工管理の仕事を円滑にこなせると思います。

専門性の高い分野であるが故に、後から取り返すのはとても大変です。なので、学べる場所でしっかり学んでおいてください!


——ありがとうございました!



施工管理士という仕事は、安全な建物を建設するために工事現場を管理する仕事だということが分かりました。
建築関係の仕事に興味があり、リーダーシップを発揮したいという人は、「施工管理士」という仕事を将来の選択肢の1つに加えてみてはいかがでしょうか?

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「建築施工管理技士」
はこんな仕事です

ビルや施設などの建築工事を管理・監督する仕事。建築士による設計を実現するための施工計画や施工図などを作成するとともに、実際の建築現場においても責任者や管理者として、工程管理・品質管理・安全管理などの一連の業務の監督を行う。そのため、鉄筋工事から内装仕上げに至る幅広い建築技術の知識が必要。また、建築の規模が大きい場合には関わる会社やスタッフの人数も多くなるため、現場を束ねるリーダーシップやマネジメント力も求められる。

「建築施工管理技士」について詳しく見る