【原作者に聞く!】 漫画の原作者って、どんな仕事?

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【原作者に聞く!】 漫画の原作者って、どんな仕事?

2016.06.09

提供元:マイナビ進学編集部

【原作者に聞く!】 漫画の原作者って、どんな仕事?

みなさんもきっと読んでいるはずの漫画。その漫画の脚本・ストーリーを作っている「原作者」というお仕事を知っていますか? 今回は、実際に漫画のストーリーを作っているNさんにインタビュー! お仕事の内容や、ストーリーを書くためのアドバイスなどを伺いました。

この記事をまとめると

  • 原作者になるには、出版社への持ち込みや応募が一般的
  • 編集者や漫画家との相性が大事
  • 原作者になりたければ、とにかく書くことが大事

自発的に動かなければ、「原作者」にはなれない

——原作者になるには、どのような道があるのでしょうか?


入り口としては、出版社へ持ち込んだり、作品賞に応募するのが一般的ですね。その過程で編集者に会い、コテンパンに言われ、書き直し……というのが通過儀礼のようになっています(笑)。
結果がどうであれ、作品を自ら世に出していかないと原作者にはなれません。


——Nさんの場合はどうだったのでしょうか?


出版社が漫画の原作と小説を募集していたので、漫画の原作を出してみたんです。そしたら運良く佳作を取ることができ、原作者としてのキャリアがスタートしました。
その出版社で佳作を取る前にもいろいろな会社に作品を出したのですが、そっちはことごとくだめでしたね(笑)。


——「出版社や編集者との相性」があるのでしょうか?


そうですね。ボツになった作品が別の会社で評価された! ということもありますので、「相性の判断」はできるようになった方がいいと思います。「自分の作品が悪かったのか、相性が悪かったのか」が判断できるようになるまでは、様々な会社に足を運び、たくさんの編集者に会うべきですね。

同じ編集部でも、違う人の目から見たらいい作品だったかもしれないし、別の会社に持って行っていたら違う結果になっていたかもしれない。そういう意味でも、複数の会社と関わりを持つことが大事です。

関わる人との相性がカギになる

——原作が作品になるまでの過程を教えて下さい。


原作ができあがったら、それを編集者に渡し、話し合いながら修正を加えていきます。そのやり取りを終えた原作が漫画家さんの手に渡り、絵として形になっていきます。
私の場合、この段階で漫画家と編集者と3人で打ち合わせをします。漫画家にしっかりと「原作の意図」を伝えないと、納得のいかない作品ができあがってしまう可能性があるからです。
作品を作っている人間はどうしてもこだわりが強いので、ときには衝突してしまうこともあります。でも、そこは編集者がうまく取りまとめてくれます(笑)。


——原作を形にするにあたり、漫画家はどのように決まるのでしょうか?


編集者に絵のイメージを伝え、そのイメージに添った漫画家を紹介してもらうケースがほとんどですね。
原作者は作品を形にする過程で、編集者や漫画家など様々な人と協力する必要があります。なので「相性」が大事なんです。

思いがあるなら行動に移す。それ以外に成長の道はない。

——原作者になる上で、学んでおくべき学問などはありますか?


学問的なスキルは特に必要ないと思います。それよりも何か1つ、好きなことや趣味にどっぷり浸かることが大事だと思います。「この分野なら誰よりも詳しいです!」というものが1つあると、それは武器になります。深く知っているからこそ、読者とは違った視点で作品が作れるんです。人と同じ視点からしか物事を考えられないようでは、面白い作品が生み出せませんからね。

それに、特出した知識があると、出尽くした感のあるジャンルからでも新しい物を生み出ることができます。
例えばスポーツ漫画。スポーツ漫画は選手が主人公になるケースがほとんどですが、監督目線の作品や、ファン目線の作品など、切り口を変えればいくらでも新しい作品が作れますよね。それにはやはり、人よりも知識がないといけません。

数えきれないほどの漫画が世の中にでいますが、「どうせ誰かがやっているだろう」「もう出尽くしてしまっただろう」と勝手に蓋をせず、そこをどうやってこじ開けていくかを考えなければいけないと思います。


——では最後に、原作者になりたい学生に向けてアドバイスをお願いします。


これはとても大事なことなのですが、原作者というのは「なりたい」と思っている人ではなく「なりたいので書いています」という人にしかなれない職種です。進行形以外のアクションでは作品を生み出せません。出版社に持ち込むのも、応募するのも、全て自発的な動きがスタートですからね。
なので、アドバイスとしては「ひたすら書いて、ひたすら挑戦!」です。

ただ、「書き方が分からない……」という人もいるかと思います。そういった人は、既成の漫画を文章に書き起こしてみるといいかもしれません。この作業を行うと、原作と漫画の関係性が見えてきます。
この作業の面白いところは、同じ漫画を文字にしても、人それぞれ結果が違うという点です。
どこが大事かを考えながら文字に起こすことで「自分がどうしても伝えたいところ」が段々と分かってくるんです。その「伝えたいところ」が分かってくると、オリジナルの脚本を作るときに「自分が大事にしたいこと」が明確になり、書きやすくなると思います。
なので、書き方が分からないという人はまず、「漫画を文章に起こす」という作業をしてみてください!

そして、自分の作品が出来上がったときは、勇気を出して出版社に持ち込んでみてください。応援しています!


——ありがとうございました!




原作者という仕事は特別な勉強が必要ではない分、原作を作ることに対する「自発性」が強く求められるということが分かりました。
この仕事に興味がある人は、「どうやったらなれるんだろう」と立ち止まり悩むのではなく、「まず書いてみよう!」と、前向きな気持で行動を起こすといいかもしれませんね。

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「漫画原作者」
はこんな仕事です

実際に漫画を描く漫画家とは異なり、大枠となる世界観からストーリー、キャラクターの設定などを考案する。作画担当者である漫画家には、登場人物たちのセリフを構成したシナリオとして渡す場合と、絵・セリフによって流れを説明する絵コンテに仕上げて渡す場合がある。どちらの場合も編集者との打ち合わせ、その後の修正などが重ねられる。作家や脚本家として活躍している人が原作者として漫画に関わることもあるが、セリフに対する工夫など漫画ならではの表現の特徴を理解している必要がある。漫画にとどまらない視野で、物語をつくることが重要だ。

「漫画原作者」について詳しく見る