山梨の日本最速リニアも真っ青! 時速1,300kmも出る列車がある?
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この記事をまとめると
- 未来の交通システム「ハイパーループ」の計画がスタート!
- ハイパーループは短時間で移動が可能な超高速列車
- 日本の鉄道技術があれば更なる高速列車も実現可能かも?
未来の交通システム「ハイパーループ」が実現するかも!?
長い通学や通勤時間にうんざりしている人は世界中にたくさんいます。2013年、そんな人々にとって目を引くニュースが流れました。アメリカで「ハイパーループ」と呼ばれる超高速列車が実現するかもしれない、というものです。
仕掛け人は、電気自動車メーカー「テスラモーターズ」のCEOを務め、アメリカの宇宙開発企業「スペースX」の創始者でもあるイーロン・マスク氏。フォーチュン誌が選ぶ2013年の最優秀ビジネスパーソン1位に輝くなど、世界に認められている発明家であり起業家です。
テスラモーターズの電気自動車は、ノートパソコンと同じバッテリーで走ることができると話題になり、世界中のセレブが次々と乗り換えているとか。そんなイーロン・マスク氏が次に計画しているのがハイパーループ。さて、ハイパーループとはどんな乗り物なのでしょうか?
ハイパーループは時速1300キロの超高速列車
イーロン・マスク氏はハイパーループのことを「コンコルドとレールガン(電磁砲)とエアホッケー台を足して3で割ったようなシステム」と話しています。
まず、ハイパーループは乗客をアルミニウム製の「ポッド」という乗り物に乗せて移動します。そのポッドが走るのは線路ではなく、鉄で出来たチューブの中。チューブ内ではポッドを空気噴射で浮かせるため、抵抗がほとんどなく、かなりのスピードが出せるとか。そのチューブをソーラーパネルで覆って電源を確保するので、全体の建設コストもわずか60億ドルほどで収められるそうです。
ハイパーループは時速1300キロで走る予定なので、飛行機に乗るか車で6時間かけて移動しなければいけなかったサンフランシスコからロサンゼルスまでが、たった30分で移動できてしまうといいます。
日本のハイスペックな技術があればハイパーループ超えも可能!?
もし、このハイパーループが日本にあったらと想像してみましょう。東海道新幹線の新大阪〜東京間が約515kmなので、大体25分前後で着く計算になります。関西に住みながら東京の大学に通ったり、休日に都内に買い物に出かけたりすることも気軽にできそうです。何とも夢のある話ですね。
現在、商業的旅客車両で一番高速なのは、山梨県で実験されているJRの超電導リニア「マグレブMLX01」だと言われています。その最高時速は581km。新幹線をはじめ、日本の鉄道技術の高さは世界的にも有名ですよね。斬新なアイデアさえあれば、日本の企業がハイパーループに匹敵する列車を開発する日もそう遠くないかもしれません。
この記事のテーマ
「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説
陸・海・空の交通や物流に関わる仕事です。自動車や飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざま。宇宙分野に関しては、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。
この記事で取り上げた
「レーシングチームのメカニック」
はこんな仕事です
レースに出場するマシンを整備・調整し、ベストコンディションにする仕事。マシンの状態をドライバーに伝えてアドバイスしたり、ピットへ戻ってきたマシンのタイヤ交換や給油を行ったりする。ドライバーが優秀でもマシンが不調では勝つことができないため、0.1秒を競うカーレースにおいて非常に重要な役割を持つ。また、入賞実績を持つことが技術の高さの証明となる。自動車の構造を理解し、整備に関する技術が不可欠。レーシングカーは、特殊なパーツを使用しているため、それらの専門知識も必要だ。
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