DJって、どんな職業? 【LADY’S ONLY】のLIGHTルさんに聞いてみた!

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DJって、どんな職業? 【LADY’S ONLY】のLIGHTルさんに聞いてみた!

2016.06.10

提供元:マイナビ進学編集部

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DJって、どんな職業? 【LADY’S  ONLY】のLIGHTルさんに聞いてみた!

高校生にはあまり馴染みがないDJという仕事について、現在シーンを席巻している3人組DJユニット「LADY’S ONLY」のメンバーの1人、LIGHTル(ヒカル)さんにインタビュー。なかなか知ることができないお金の話に触れつつ、プレイヤーとしての活動や今のクラブシーンについてお話いただきました!

自分の価値を高めるため、試行錯誤はやめない

ーーさっそくですが、DJの仕事内容についてお聞かせください。


DJってプロとアマの境界が明確にあるわけではないので、仕事内容としてお話するのがとても難しいです(笑)。
強いて言うなら「活動対価としてお金が発生するものは仕事として捉えるべき」だと考えているので、イベントやライブへの出演=DJとしての仕事内容になるかと思います。


——主な収入源は、そうしたイベントの出演料なのでしょうか?


僕は基本的にプレイヤーとして活動しているので、イベントへの出演料としてギャラをいただくケースが多いです。
プレイヤーの中には中高生もいますし、40代、50代になっても第一線で活躍されている方もたくさんいます。

こういった年齢の幅広さががDJの魅力でもあるのですが、その分プレイヤーが飽和していて、個々の価値が下がっているのが現状です。
なので、ノーギャラでオファーがくるイベントも増えています。


——プロとして活動する以上、ノーギャラというのは問題ですよね。


そうですね……。ただ、それが一概に悪いというわけではないです。「このイベントは勉強になるからノーギャラでいい」という風に、経験とお金を天秤にかけるときもあります。そこでスキルや人脈を得ることが、先に繋がることもあるので。ただ、保守的な意味でその気持ちを持っていると、いつまでたってもノーギャラのDJになってしまいます。なので、「イベントに出る以上、得られるものは得るぞ!」という気持ちは必須です。


——時間と技術を提供する側と、それを受け取る側。「対価への認識」はお互いに重要なポイントですよね。


本当にそうですね。稼げるDJが増えていかないと、業界全体の体質が悪くなってしまいますからね。
プレイの対価としてお金が発生しないと「趣味」で終わってしまうので、どうしても後続が育たないんですよ。なので、シーン全体を活性化させるという意味でも、仕事と対価の関係には気を付けるようにしています。趣味との境界が見えにくい職業だからこそ、より一層「お金をいだだく以上は相手に納得してほしい」という思いが強まっています。


——先程「個々の価値が下がっている」と仰っていましたが、LIGHTルさんは自身の価値を高めるためにどのようなアクションを起こしていますか?


周りとの差別化を図ることを意識しています。その1つとして「LADY’S ONLY」という3人組ユニットを組みました。僕の他に「KAITA」「AGELOW」というメンバーがいるんですけど、元々全員が個々で活動していたんですよ。けど、全員くすぶってしまっていて……。でもあるとき、3人とも「このまま趣味で終わらせくない」という共通意識があることが分かり、思い切ってユニットを組みました。
差別化を図ることで、今一度DJとしての価値を高めることができると考えたんです。見栄えの良さもそうですが、3人いるからこそできる技術を取り入れたりと、テクニカルな部分でも差を出すことができますからね。
ユニットで得た経験はそのまま個々のスキルアップに繋がるので、良い循環を生み出すことができました。

2015/11/29渋谷gladにて行われたLIVE映像(撮影・編集 Sakura Kai )

「DJ」という肩書きだけではとどまらない

——出演料以外にはどのように収入を得ているのでしょうか?


プレイヤーとしての収入のみで生計を立てている人はほんの一握りです。なので、僕も含めほとんどの人はDJという肩書きを使いながら、別の活動を行って収入を得ていますね。


——プレイヤー以外の活動と言いますと、具体的にどんなものがあるのでしょうか?


イベントの主催とかですね。イベントのオーガナイズ(組織・運営)が大きな柱になっています。
例えば、箱(イベント会場)のレンタル代が100,000円、ギャラ代の総額が100,000円だったとします。このイベントの入場代を2,000円に設定した際、150人集客したとすると100,000円が浮きます。この「箱代とギャラ代を引いた上で余った売上」が主催としての収入になります。
この場合、単純ではありますが「何人呼べるか」が大事になってきます。


——入場者数が大事となると、集客のためのPRが必須ですよね?


「どんなイベントなのか」をいかにわかりやすく発信できるかが重要だと思います。その場合、コンセプトの設定と、それに合わせた出演者のブッキングが求められます。これは、ただ単にやりたいようにやるのではなく「どうやったらお客さんが楽しめるか」を考えるに尽きます。
DJってつい自分のことを考えてしまいがちなんですけど、お客さんありきのステージですからね。
僕自身、その日の客さんに合わせてクラブミージック、ロック、J-popなどを使い分けています。お客さんが何を求めているかはイベントの主旨によって違うので、そこをしっかり汲み取って、楽しませることを最優先しています。


——DJとしてのスキルだけでなく、企画や集客についての手腕も問われるんですね。


クラブシーンはプレイヤーとしての活動のみが注目されがちですが、こういった組織運営や資金管理の要素も仕事としての成果に関わってきます。
今、都内にはかなりの数のイベントがあるので、ただ単にかっこいいDJを呼ぶだけでは集客できません。SNSやフライヤー(宣伝用のチラシ)をうまく使ってPRすることが大事です。

DJとして評価されるのも嬉しいですが、「DJという立ち位置を使ってどのようにイベントを作り上げているのか」という、オーガナイザーとしての動きも評価していただけるよう頑張っています。

現場でしか得られないものがある

——イベントを行う上で、LIGTHルさんが大事にしていることはありますか?


DJはプレイヤーが多い分、1人1人がフィーチャーされにくいんです。そのせいか、実力があるのに日の目をみないDJが多いんですよ。僕は、そういう人たちをもっと世に出していきたいと思い、自分がオーガナイズしているイベントに呼んでいます。

それと、イベントに足を運んだことがない人、特に若い層をどう取り込んでいくかということも常に考えています。


——若い層をシーンに取り込む上で、課題となっているのはなんでしょうか?


中高校生のような若い層の足が遠のいてしまったのは、シーンを作る「こちら側」に問題があったと思っています。タバコやお酒など、悪いイメージを払拭できなかったことが原因です。
ただ、その点に関しては、ここ数年でだいぶ改善されてきたと思います。
年齢確認を徹底することでお酒のトラブルを防ぐよう心がけています。それと合わせてたばこの分煙化もかなり進んでいます。

僕らステージに立つ側の人間も、お客さんのことをしっかり考えています。なので、先入観で「クラブは怖い」と思うのではなく、ぜひ一度足を運んでみてほしいですね。

年齢の壁がない業界だからこそ、学生にはどんどん手を出してほしい

——プレイヤーとしてのDJに興味がある学生はどうしたらいいでしょうか?

高校生という目線で考えると、「仕事としてのDJ」はイメージがわきにくいかもしれませんね。なので、まずは趣味として始めてみることをおすすめします。
始めるときに必要になってくる機材ですが、本格的なものを揃えようと思うとかなりの金額がかかってしまいます。なので、手っ取り早くDJを始める場合、MIDIコントローラーという機材を購入するのがおすすめです。安いものだと15,000円くらいで買うことがでますし、それとパソコンさえがあればDJができるので。
それを一通り使いこなした上で、「もっと真剣にやりたい」と思ったら、機材を揃えれば良いと思います!


——最後に、DJやイベントに興味がある学生に一言お願いします!


たくさんお話をしましたが、僕自身まだDJをお仕事と呼べるほどじゃないかなと思います。そのレベルに到達するのはすごく難しいことで、今でもふいに「もうだめかも」と思うことはあります。
でも、それを踏みとどまらせてくれるのはこの仕事が本当に楽しいからです。その楽しさを、みなさんにもぜひ知ってほしいです。
今は本当にイベントが多いので、自分が好きな音楽が流れている場所が必ずどこかにあります。
僕たちも、率先してそういった情報を発信していきます。なので、もし行きたいイベントに出会うことができたときは、勇気を出して一度遊びにきてください!
そして、DJに興味がある人は、ぜひそこでプレイしている人に声をかけてみてください! いつでも待っています!


——ありがとうございました!




プロ・アマの境界が曖昧だからこそ「仕事としての意識」が問われるDJ。
学生が仕事として捉えるのは馴染みがないかもしれませんが、この職業では組織のマネジメントや資金の管理など、幅広い知識が求められることが分かりました。

「DJやってみたい!」「イベントの運営に興味がある!」という方は、その思いを形にする第一歩として、まずはイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか?

※オールナイトで開催されているイベントの場合、満18歳未満は入場できません。
デイイベントなどで楽しみましょう。

【プロフィール】

LIGHTル

LADY'S ONLY / TOKYO BOOTLEG所属。
東京都渋谷を中心に活動するJ-ROCK / BASS MUSIC DJ。

2012年にDJキャリアをスタート。2013年には中田ヤスタカ氏がレジデントを務めるマンスリーパーティー「FLASH!!!」のレギュラー枠を獲得し2年間務め上げる。club asiaを拠点としながら、新木場ageHa、代官山UNIT、WWW、SOUND MUSEUM VISION、秋葉原MOGRAなど様々な有名クラブへの出演を重ね、2014年度には年間出演本数100本超えを果たした。

派手な容姿とプレイからは想像し難いが性格は生真面目で、新人DJの育成や地方DJのフックアップ、またロックDJ文化の発展に精力的に取り組んでおり、プレイヤーとしてもオーガナイザーとしても東京を代表する若手筆頭株である。

■LADY'S ONLYのDJ音源はこちら!

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「クラブDJ」
はこんな仕事です

クラブやディスコ、イベント会場で、ヒップホップやトランスミュージック・ポップスなどさまざまなジャンルのレコードをかけ、雰囲気を盛り上げる仕事。近年ではパソコンで音源を再生するデジタルDJというスタイルもある。クラブ等ダンスホールの24時間営業が認められる方向で、今まで以上のニーズが予想される。多くのDJがフリーとして活動しているが、店と専属契約や、DJ派遣会社に登録している場合もある。クラブのイベント開催、コンテスト応募、クラブやイベント主催者への売り込み等でプロへの道が開かれる。

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