可愛いのに肉食系!? オホーツクに「クリオネ」を見に行こう

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可愛いのに肉食系!? オホーツクに「クリオネ」を見に行こう

2016.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

可愛いのに肉食系!? オホーツクに「クリオネ」を見に行こう

日本列島の北東に広がるオホーツク海には、クリオネをはじめとして、他では見られない北の海ならではのユニークな水産資源がひっそりと生命を育んでいます。美しく可憐な「流氷の天使」の観察から、オホーツクの水圏生物の魅力に迫ってみましょう。

この記事をまとめると

  • オホーツクで舞い踊る3センチの天使「妖精、クリオネ」!
  • クリオネの故郷は北極!? 流氷に乗って北海道まで旅をする!
  • オホーツク海の稀少な水圏生物を展示している「オホーツク流氷館」!

オホーツクで舞い踊る3センチの天使「妖精、クリオネ」!

クリオネの体長はわずか1~3センチ。小さいながらも大きく広げた羽を前後に動かして水中を泳ぐ姿は、バレリーナのように可憐で軽やかです。その名はギリシャ神話に登場する海の女神、“クレイオ”に由来してつけられたと言われています。このクリオネ、実は貝類の一種だそうです。でも貝殻は退化し、透明の体から生殖腺などの器官が赤く透けて見えます。羽のように見えるのは足ですが、動きも形もちょうど翼のような格好になっています。そんなところから、「流氷の天使」「氷の妖精」と呼ばれているようです。

クリオネの故郷は北極!? 流氷に乗って北海道まで旅をする!

このように、とても優雅で可愛らしいクリオネですが、意外なのは、肉食であることです。肉食とはいえ、クリオネ自体の体長が1~3センチですから、大きな魚の肉を食べるわけではありません。触角の間から6本の触手を伸ばして、海水の中にいるプランクトンなどのえさをパクリ。この様子から「獰猛(どうもう)」だとも言われるのですが、食事は一生に何と1~2回という説もあり、生態は謎に包まれているところもあるようです。
ところで、クリオネの故郷は北極と言われています。流氷に乗ってオホーツク海を下り、遥か北海道にまで旅をしてくるのです。網走や稚内など、流氷が到着する地区で1月から3月くらいの期間に、クリオネの姿を見ることができます。

オホーツク海の稀少な水圏生物を展示している「オホーツク流氷館」!

オホーツク海には、クリオネをはじめ稀少な水圏生物が生息しています。そんなオホーツクの生き物や流氷を中心に展示・紹介しているのが、2015年にオープンした「オホーツク流氷館」。ここではクリオネの飼育展示の他に、道内最大級のプロジェクションマッピングや、知床連山から阿寒湖まで見渡せる360°大パノラマ、体感流氷テラスなど、オホーツクの自然と生物をいろいろな切り口から紹介しています。オホーツクのことがよくわかる体験型のテーマパークですので、一度足をのばしてみてはいかがでしょうか。

実は、水圏生物の研究はとても難しく、まだまだ解明されていないこともたくさんあるようです。その中でもオホーツク海周辺は、海だけでなく、川、淡水湖、汽水湖(淡水と海水が入り混じった湖)など多様な環境に恵まれ生物資源がとても豊富です。また、学ぶ対象も魚類だけでなく植物や虫類、プランクトンや無脊椎動物、海棲哺乳類など種類も多彩で、多くの研究者や研究機関がさまざまなテーマで研究活動をしています。こうした水圏のサイエンスに興味のある人は、水産学、生物学、海洋資源学、アクアバイオ学などの分野が学べる大学や専門学校を探してみると良いかもしれません。

●参照URL
http://www.ryuhyokan.com/

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「水産学」
はこんな学問です

海洋に生息する動植物などの水産資源を捕獲・生産する漁業についての学問である。最近では、干潟の埋め立てやごみの不法投棄など、海洋の環境問題についての研究も盛んである。専門分野としては、海の生態系と海洋生物の生態を調査・分析して漁業や環境保全に活用する「海洋生物科学」、水産資源の効率的で持続的な捕獲・生産方法から加工・流通までを研究する「海洋生産管理学」、水産物の食品としての利用技術を研究する「水産食品化学」などがある。

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