ファッション業界で有利になれる! 洋裁技術検定ってどんな資格?

皆さん、洋裁技術検定ってご存じですか? 知らない人の方が多いかもしれませんね。そこで今回は、洋裁技術検定についてご紹介します。ファッション業界に興味がある人は、ぜひチェックしてください!
この記事をまとめると
- 幅広いファッションの資格の中でも洋裁が学べる、初級・中級・上級の3階級あって個人能力の証明が目的
- 検定を受けるには協会認定校に入学するのが必須
- 上級取得者になると将来はメーカーの専門技術者や独立も可能
洋裁技術検定ってどんな資格?
ファッション業界には、洋服を作るデザイナー、その洋服を売る販売員など、さまざまな職業がありますよね。洋裁技術検定は、その中でも「作り手側」になりたい人が取っておくと有利な資格だといえるでしょう。デザイナーやパタンナーになりたい人は、取得方法などをチェックしておきましょう!
洋裁技術検定は、日本ファッション教育振興協会が年に1回実施している資格試験で、洋服に関わる知識と技術を十分に有しているかを審査します。この資格は、ファッション業界で通用する基礎が身についていることを証明するものとなります。
階級は初級・中級・上級と3段階に分かれており、ファッション業界に進む場合は上級を取得することが望ましいと言われています。
洋裁技術検定を取得するには?
洋裁技術検定の合格率はどの階級も80%程度と、それほどハードルの高い試験ではありません。しかし、日本ファッション教育振興協会の認定校に進学しなければ受験資格を得られないので要注意です。
試験内容は、洋裁の専門知識を問う「理論試験」と、実物を製作する「実技試験」となっています。一定基準以上の授業時間と教科内容を終了していると実技試験が免除されます。
資格保有者の将来性は?
年々競争が激化するアパレル業界では、どのブランドもコスト削減を目指し、面接や人材雇用の省力化に取り組んでいるといえます。そうした状況の中で「資格保持の有無」という「信用度」の要素を考えると、服飾技術の証明になる洋裁技術検定の重要性はさらに高まっていくと予想されます。
ファッション業界に興味がある人は可能な限り取得していて損はない資格だということが分かります。進路として服飾系の学校を考えている人は、早いうちから洋裁技術検定の取得に向けて勉強しておくと良いかもしれませんね!
【参照】
http://oshare-shikaku.net/yousai-kentei/
http://www.shikakude.com/minsikakupaje/yosai.html
この記事のテーマ
「生活・服飾・美容」を解説
生活・服飾・美容の分野には、生きていくために必要不可欠なものだけではなく、それによって生活がより豊かで快適になることを目的としているものもあります。たとえば生活学では、だれもが安全で快適に暮らせる空間を実現するために、ユニバーサル・デザインの研究を行います。服飾や美容は、トレンドや利用者によって多様化するニーズに対応するために、素材、色、デザイン、施術方法など、あらゆる角度から美を追究しています。
この記事で取り上げた
「服飾・被服学」
はこんな学問です
服飾について専門的に学び、より優れた服飾を追究する学問。世界各地の服飾文化について、歴史や存在意義、機能性などを分析し、科学的な視点から服飾文化の向上や創造に役立てるのが主な目的。デザイン、縫製など服飾造形の技能を追究し、習得する「プロダクトデザイン分野」、繊維の性質や加工、管理を学ぶ「テキスタイル化学分野」、商品流通や消費を研究する「消費科学分野」のほか、文化財となる服飾品の保存を学ぶこともあり、領域は幅広い。
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