気になる社会人にインタビュー!  第40回:楽器職人に聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー! 
第40回:楽器職人に聞いてみた10のコト!

2016.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

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気になる社会人にインタビュー! 
第40回:楽器職人に聞いてみた10のコト!

吹奏楽やバンドで楽器に触れているという人ならば、その楽器がどのようにしてつくられているか、興味を持ったことがある人もいるのではないでしょうか? 楽器をつくる職人さんというのは、普段はどのように仕事をしているのか気になりますよね。

そこで今回は、楽器職人としてギターやアンプなどの修理を行い、そして楽器職人になりたい学生へ指導を行っている、長谷川英律さんにお話を聞いてみました!

この記事をまとめると

  • 楽器製作や楽器の修理を行う「楽器職人」という仕事
  • 依頼主の要望に合わせて楽器を製作し、セッティングすることが重要
  • 自分がつくった楽器をプロに演奏してもらえることもある

ギター製作の他に、教員として学生にも指導

長谷川さん

長谷川さん

Q1. 普段のお仕事について教えてください。

「私は、音楽の専門学校のギタークラフト科というところで、主にギターをつくる技術を学生に教えています。学生は他に、エレキギターやアコースティックギター、エフェクター、アンプなどの製作修理を学んでいます」


Q2. 1日のお仕事の大まかな流れを教えてください。

「大まかには以下のような流れです」

06:00 起床
08:45 出勤
09:30 授業
12:45 昼食
13:30 授業
16:45 木工や塗装に使う機械類のメンテナンス
17:15 教員のミーティング
17:45 退勤
23:00 就寝


Q3. 実際に現在のお仕事に就くために、どのような勉強や経験を積まれてきたのでしょうか?

「私は、学生時代は現在勤めている専門学校に通っていまして、卒業した後に、今の仕事に就くようになりました。これまでに教務をしながら、母体となるギターメーカーからのリペア(楽器修理)や、モニター(そのギターメーカーの楽器を使う)アーティストのケア、ショーモデルの楽器製作などを行ってきました」

自分で制作した楽器をアーティストが演奏してくれる喜び

授業風景

授業風景

Q4. お仕事の中で、魅力ややりがいを感じるのはどんなときですか?

「技術者としては、自分が手がけた楽器をアーティストが演奏し、そこから生まれる音楽を観客が楽しんでいる姿を見ることができたときはうれしく思いますね。また教員としては、授業で技術を伝えていく中で、作品が完成したときの学生の笑顔を見ることができたときや、できなかったことができるようになっていく姿を見ることができた瞬間は、とてもやりがいを感じます」


Q5. お仕事に取り組む中で、大切にしていることがあれば教えてください。

「依頼主の要望をきちんと理解することが重要です。技術者と演奏者では、同じ楽器を見ていても見る視点や観点がずれていることもあります。楽器のセッティングでは『良い』とされるものが何通りもあるので、それぞれの要望に合わせてセッティングや製作、修理を行うことが重要だと考えています」


Q6. では、教員として気をつけていることはありますでしょうか?

「教員の時は、相手の立場を想像するようにしています。知らない、分からないことを学びに来ている学生たちに自分が知っていることを伝えるためには、とても重要なことだと考えています」


Q7. お仕事の中で、一番の思い出や達成感のあったエピソードは何ですか?

「はじめてアーティストのためにつくった楽器を、そのアーティストへ渡したときです。アーティストの要望を細かく聞き出し、デザインから設計をして、実際に製作して渡したときに喜んでいただけました。ケースに入れて持ち帰るとき、去っていく後ろ姿が見えなくなるまで見送ったことをよく覚えています」

失敗を教訓に生かして、成功につなげていく

Q8. ギター職人に向いている人や、ギター職人になる際に必要な知識について教えてください。

「音楽が好きで、ギターが好きで、人に喜んでもらうことが好きな人は向いていると思います。必要な知識は後からついてくるので、まずは『好き』という気持ちが大事です」


Q9. 高校時代はどのように過ごしていましたか?

「私は高校時代はバンドをしていました。そのころの友達で、いまだに音楽を続けている人たちからは、今もとてもいい刺激を受けています。あと、いま振り返ってみると、高校時代に身につけておきたかったこともあります。勉強をすることはもちろん大事ですが、『学ぶ姿勢』をもっと養っておきたかったですね」


Q10. ギター職人を目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「音楽を生み出すための楽器に携われることは、想像以上の何事にも代えがたい感動があります。音楽が好き、ギターが好き、人に喜んでもらうことが好きな人は、まずはこの世界をのぞいてみてはいかがでしょうか?」


楽器製作という仕事は、楽器をつくりあげる達成感を味わえるとともに、お客さんに喜んでもらえるお仕事なのですね。また、経験をもとに腕を磨いていく仕事なので、地道にこつこつ仕事をいていきたい人にもぴったりだといえそうです。自分でつくった楽器が、大きなステージでプロのミュージシャンに使われたときは、まるで自分の子供がステージに立ったかのように喜びを感じられることでしょう。

楽器職人の仕事に興味が湧いた人は、まずは身近にある楽器のことをよく観察してみることで、職人たちのこだわりの仕事を感じることができるはずですよ。


【取材協力】
音楽専門学校 講師 長谷川英律さん

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「楽器職人」
はこんな仕事です

音楽の演奏に欠かせない楽器をつくる専門の職人。ラフスケッチから製図、材質選び、演奏してみての微調整まで、一つの楽器を仕上げるには実にたくさんの細かな工程がある。実際に自分の手で組み立てや塗装などを行う人もいる。量産モデルの原型をつくる仕事と、個人の注文に応じてオーダーメイドの楽器をつくる仕事がある。また、楽器のカスタムやメンテナンス、修理などを専門にする職人もいる。職場は楽器メーカーの商品開発部門やリペア工房など。歴史的価値の高い楽器を手がける職人の技術は文化遺産といえる。

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