気になる社会人にインタビュー!  第38回:ファッションデザイナーに聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー! 
第38回:ファッションデザイナーに聞いてみた10のコト!

2016.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー! 
第38回:ファッションデザイナーに聞いてみた10のコト!

テレビや雑誌を見ていて、かっこいいデザインの洋服に目を惹かれることがあると思います。そんな洋服がどうやって生まれるか、皆さんはご存じですか?
今回、「たくさんある洋服の中でも、大切なひとかけらとなりたい」という思いが込められたブランド、「20,000,000 fragments(トゥエンティミリオン フラグメンツ)」のデザイナー、葉山明日香さんにファッションデザインのお仕事についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • ファッションデザイナーは、ブランドコンセプトやテーマを元に生地選びや原画作成などを通じて、洋服をつくり上げていく
  • 理想の洋服を目指し、何度も細かい調整を重ね、洋服を形にする
  • 絵や音、建築物などからデザインのインスピレーションを受けることもある

細かい調整を何度も重ね、洋服は形になっていく

デザインの基となる原画を描いている様子

デザインの基となる原画を描いている様子

Q1. 普段のお仕事について教えてください。

「私は、『20,000,000 fragments(トゥエンティミリオン フラグメンツ)』というブランドのデザイナーをしています。年に2回の展示会で洋服を発表するために、何もないところから半年かけて洋服をつくり上げていきます。どんなことをやっているのかというと、シーズンテーマ(※1)の設定、生地選び、原画作成、見本チェック、ボタンやファスナーなどの附属集めなどです。他にも、ブランドのルックブック(※2)づくりにも参加しますし、展示会や催事(百貨店などへの出店)でお客さんの前に立って、洋服のテーマや、素材ついて説明することもあります」

※1 季節ごとのテーマ。ファッションブランドは、季節に合わせてテーマを決め、洋服づくりを行っている。
※2 ブランドが展示会のために準備する、小冊子・カタログのようなもの。


Q2. 現在のお仕事に就くまで、どのような勉強や経験を積まれてきたのでしょうか?

「高校を卒業してから、服飾系の専門学校に進学しました。洋服づくりに関わる幅広い分野を学べるコースで、洋服のつくり方だけでなく、生産上の無駄や、経営上の赤字を出さないために必要な『生産管理』や、芸術を知るための『西洋美術史』も学びました。4年目には卒業制作として、洋服とアクセサリーのセットを、1年間の間に一つのテーマで8スタイリング作成したことは、とてもいい経験になりました」

「専門学校を卒業後は、アパレル企業で3年間、デザイナーとしての経験を積みました。その後、現在のブランドを運営している会社である『GAS AS INTERFACE CO.,LTD.(ガスアズインターフェイス)』に就職し、今年3月からデザイナーに就任しました」


Q3. お仕事の中で、魅力ややりがいを感じるのはどんなときですか?

「洋服づくりの中で、一つひとつの課題や問題を解決していくのが楽しいな、と思います。例えば、使う生地が想像していたよりも硬かったときは、代わりの生地を探すこともありますし、理想のシルエットがあるのに、余分なシワができてしまう、というときは型紙をつくってくれるパタンナーさんに相談して、直していきます。何度も調整をしなければならないのはたいへんですが、それがデザインの醍醐味でもあります」

「それから、洋服が形になって、展示会でお客さんの笑顔を見れたときや、憧れていたセレクトショップさんに『いいね!』と言っていただけたときはうれしいですね。高校生のときに通い詰めていた地元の洋服屋さんが気に入ってくれて、店に洋服を置いてもらえることが決まったときは、この仕事をしていて本当によかったと思いました」

こだわりや、今すべきことに気づく力も洋服づくりには必要

アトリエ(作業場)での作業の様子。 止まって考えるのではなく、手を動かしながら服の完成形をイメージする

アトリエ(作業場)での作業の様子。 止まって考えるのではなく、手を動かしながら服の完成形をイメージする

Q4. お仕事に取り組む中で、大切にしていることがあれば教えてください。

「今やるべきことに細かく気づくことです。半年の間にいくつもの洋服を同時進行でつくり上げるので、生地を染めに出している間に、他の作業を進めるなど、とにかく何かしらの作業を進めていくことが重要になってきます。デザイナーになりたてのころは、次に何をすべきかなかなか分からなくて、人に言われた通りにしか動けなかったのですが、今では次に何をすべきかが分かるようになりました。止まっていてはものづくりはできないので、とにかく動き続けています」

「それから、はっきりとした自分の考えを持つことも大切にしています。『こんな洋服をつくりたい!』という強い意思がないと、洋服づくりはできないと思うんです。自分が理想とする洋服をつくるために、時にはチームのメンバーを説得することもあります。我が強いと思われているかもしれませんが(笑)、でも、本当にブランドのためになることであれば理解してもらえることも多いんです。もちろん、意見の押し付けにならないように、相手の立場に立って考えることも大切にしています」


Q5. お仕事の中での思い出や、今後につながる教訓となった出来事があれば教えてください。

「展示会の前日に、朝の4時半まで会社のメンバーみんなで準備したことです。何とか展示会に間に合い、達成感にもつながりましたが、『洋服を世にお披露目する一番大事な展示会をベストな形で迎えられなかったらどうしよう』と焦りながら準備をしたことがトラウマにもなっています(笑)。それ以来、すべての作業は『早過ぎる』ぐらいのタイミングで取りかかるように心がけています」


Q6. 洋服のデザインのアイデアはどうやって生まれるものなのでしょうか? 

「昔の人がつくったジュエリーやオートクチュール(※3)を見て、自分の今までの考えがひっくりかえされるときがあるんです。今の時代には真似できない手作業の細かさがあったりするので、そこからインスピレーションを得ることは多いですね。洋服以外でも、絵を見て感動したり、美しいものに触れたりするとアイデアが湧いてきます。例えば、絵の色使いを見て、こんな色の組み合わせで洋服をつくりたいと思ったり、建築物のシルエットからヒントを得たり。また、時には何でもないふと耳にした音や、目に飛び込んできた光から洋服のアイデアが湧くこともあるんですよ」

※3 高級特注服。


Q7. お休みの日はどのように過ごしていますか?

「休みの日は好きな映画を見たり、家事をしたりしています。常にフレッシュな気持ちで仕事をすることを心がけているので、そのためにも、休みの日は仕事に関係ないことを意識的にするようにしています」

好きだからこそ、ファッションの世界に自分から近づいていった

スタッフに商品説明をしている様子

スタッフに商品説明をしている様子

Q8. 学生時代はどのように過ごしていましたか? 

「小さいころまでさかのぼると、物心ついたときから洋服へのこだわりが強く、小学生のころは、洋服の絵をよく描いていました。中学生のころには、週末に街の古着屋さんをすべて回って、できるだけたくさんの洋服を見るようにしていましたね。ファッション雑誌もたくさん読んでいました」

「高校生になると、好きな洋服屋さんの店員さんたちとも仲良くなって、洋服のことをいろいろ教えてもらっていました。デザイナーになるためには、世界的に有名なブランドのことくらい知っておかなければ! という気持ちで、自分でもネット上のファッション情報サイトはよく見ていましたね」


Q9. 高校時代にもっと勉強しておきたかったことがあれば教えてください。

「英語ですね。海外のバイヤーさんに、『どういう経緯で、どういうテーマでつくったの?』と聞かれたときに、自分の言葉で説明ができるというのは強みになりますから。あとは、仕事でエクセルをよく使うのですが、あまり得意ではないので、情報の授業をもっと頑張ればよかったな、と思います」


Q10.ファッションデザイナーを目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「ファッションデザイナーになりたいなら、ファッションの世界に少しでも近づきたいという熱意が大切です。好きなブランドに電話をかけて、『見学させてください!』と頼んでみてもいいと思うんです。行動に移すことで、勉強できるチャンスが巡ってきたりすることもあるんですよ。身近なファッション関係者であるショップの店員さんだって、洋服のことを質問されたら優しく教えてくれるはずです。遠慮せずに、自分からファッションの世界にどんどん飛び込んでみてください!」


ファッションデザイナーは、洋服の絵を描くだけでなく、生地の手配やスケジュール管理など、さまざまなお仕事をこなされているんですね。洋服づくりの仕事に興味が湧いた人は、まずは気になるブランドの洋服や、ファッションデザイナーの作品について調べてみることで、ファッションデザイナーの仕事ぶりをより身近に感じられるはずですよ。


【取材協力】
20,000,000 fragments
(by GAS AS INTERFACE CO.,LTD.)葉山明日香さん
http://www.20mf.com/
https://www.instagram.com/_20MF_/
https://www.facebook.com/20000000fragments

この記事のテーマ
ファッション」を解説

ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウを学び、感性やセンス、基礎技術を磨きます。作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につけるほか、資格取得を目指すカリキュラムもあります。仕事としては、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。

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この記事で取り上げた
「ファッションデザイナー」
はこんな仕事です

衣服などの製品をデザインする仕事。大別すると、企業に勤務して働くデザイナーと、フリーランスで活躍するデザイナーの2つがある。どちらも、その時々の流行を踏まえながらコンセプトを考え、デザイン画を作成。それを基に型紙をつくるパタンナーや縫製・プレス担当者などに指示を出す。コンセプトとずれていないか試作品で何度も調整し、完成させる。ファッションデザイナーは、企画から完成までを監督するプロデューサー的な役割といえる。企業所属のデザイナーであれば、会社の方針や利益も配慮しなければならない。

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