気になる社会人にインタビュー!  第32回:パン職人に聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー! 
第32回:パン職人に聞いてみた10のコト!

2016.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー! 
第32回:パン職人に聞いてみた10のコト!

私たちの食生活に欠かせない「パン」。パンをつくる職業の人を「パン職人」といいますが、どのようにおいしいパンをつくって、販売しているのでしょうか?

今回は、パンづくりのお仕事について、東京都府中市に本店があるベーカリーショップ「ブーランジェリー テール・ヴィヴァン」の店長・朝田大樹さんにお話を伺いしました。

この記事をまとめると

  • パン職人には、やる気と根性と知識が不可欠
  • 「食の流行を意識し、お客さんのニーズをつかむ」「向上心とスキルアップ」が仕事に取り組む上で大切
  • パンに「興味」を持つだけでなく「好き」になることが、パン職人への第一歩

自分の考案したパンで、お客さまを喜ばせることができる

朝田さん

朝田さん

Q1. 普段のお仕事について教えてください。

「私は、東京・府中市にあるベーカリーショップで、パンと菓子の製造・販売をしています。パンをつくることはもちろん、新商品の企画やお店のレイアウトの考案、部下への指示出し、教育といったことも大切な仕事です」


Q2. 1日のお仕事の大まかな流れを教えてください。

「大まかには以下のような流れになります」

04:00 起床
05:00 出勤、仕事開始
14:00 清掃
15:00 帰宅
「場合によっては、15:00以降に明日の準備をすることも。パン生地を仕込んだり、お菓子のような日持ちする商品を製造したりしています」


Q3. 現在のお仕事に就くために、どのような勉強や経験を積まれてきたのでしょうか。

「大学を卒業した後、サラリーマン(卸売業)をやっていましたが、父が店長を務めるパン屋の人手が足りなくなったことをきっかけとして、僕が店に入ることになったんです。パンづくりはまったくの未経験だったので、やる気と根性で仕事を覚えていきました。また、『パンシェルジュ検定』(※)の勉強は、知識を増やす手助けになったと思います」

※パンシェルジュ検定=パンの製法・器具・材料、歴史、世界各地のパンの種類など、ありとあらゆる問題が出題される検定試験


Q4. お仕事の中で、魅力ややりがいを感じるのはどんなときですか?

「自分の考案したパンを、お客さまに買ってもらえたときはうれしいです。売り切れを予測したお客さまから、事前に『取り置きしておいてください』と電話をいただくこともあります。そういうときは、ファンがいてくださること、そのありがたさを実感しますね」

流行やニーズは必ず意識。他店のパンを買って研究することも

パンづくりの様子

パンづくりの様子

Q5. お仕事に取り組む中で、大切にしていることがあれば教えてください。

「大切にしていることのうち一つは、『食の流行を意識し、お客様のニーズをつかむ』ということです。流行っている食べ物や味は積極的に新商品に取り入れています。ココナッツミルクが流行っていたときは、ココナッツオイル入りの生地を作りましたし、お好み焼きやたこ焼きが流行っていたときは、お好み焼きパン、たこ焼きパンをつくりました。新商品は、お客さまに飽きられないように月10個以上、週2個ペースで販売しています」

「また、うちのお店のお客さまは、40代後半~50代の方が多いので、リッチな食材を好まれる傾向にあります。パンをつくる際、『ショートニング』(植物油を原料とした油脂)を使っているお店もあるようですが、うちはバターのみを使用しています」

「『向上心とスキルアップ』も仕事をする上で大切です。例えば、部下のやり方が、自分のやり方と違ったとしても、頭ごなしに『それはダメだ』と言わないようにする。むしろ、いい部分があれば、自分のものとして取り入れています。固定観念に捉われるのではなく、頭を柔らかく保つように心がけています」


Q6. お仕事の中で、達成感を感じるときはどんなときですか?

「土日はお客さまが500人ほどいらっしゃいます。どんどんパンが売れていくので、一日中つくり続けることになります。そうすると、一日が過ぎるのがとても速いんです。あっという間に夕方になってしまうことも。そんなときは、『やりきった』という達成感を感じますね」


Q7. お休みの日はどのように過ごしていますか?

「家族と過ごす時間を大切にしています。みんなで一緒に買い物に行ったとき、ほかのパン屋さんで商品を見たり、目新しいものは買って食べたりして、仕事の参考にすることもありますよ。やっぱり、ほかのパン屋さんの商品は気になってしまいますね(笑)」

パンが「好き」で「恋人のように大切にできる」人は、パン職人に向いている

パンを焼く様子

パンを焼く様子

Q8. 学生時代はどのように過ごしていましたか?

「僕は野球を15年間やっていました。中学ではクラブチームに所属し、全国大会に出場したこともあるんです。高校では部活に入っていて、ポジションはセンターでした。野球を続けることによって身に付いた忍耐力・協調性は、今の仕事にも生きていると思います」


Q9. 高校時代にもっと勉強しておきたかったことがあれば教えてください。

「うちのお店の近くには、関東村と呼ばれる米軍の施設や住宅の跡地があって、今でもアメリカ人の方々が多く住んでいます。さらに、東京外国語大学、ICU(国際基督教大学)、アメリカンスクール(外国人学校)もあるので、お客さまの2割が外国人の方なんですよ。皆さん、普通に英語で話しかけてきますし、もっと、英語を勉強しておけばよかったなと思っています」


Q10. 「パン職人」を目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「パン職人は朝早く起きなければいけませんし、たいへんな仕事ではありますが、やりがいはあります。この世界で仕事を続けていくには、パンに対して『興味』を抱くことだけにとどまらず、『好き』という気持ちを持つことが大事です。パンが好きであれば、『恋人のように大切にできる』からです。例えば、大好きな恋人がいたとして、つらいことがあったとき、すぐに『別れる』という決断をする人は少ないでしょう。つらくても、『好きだから、一緒にいたい』と思うのではないでしょうか。パンづくりも同じことで、『好き』という気持ちがあれば、どんなことがあっても『続けたい』と考えられると思います。パン職人を目指している皆さんにも、『好き』という気持ちを大切にしてほしいです」


仕事の選択をするときの基準は人それぞれですが、何かが「好き」という気持ちをきっかけに、仕事を探してみるのも一つの手段。朝田さんのおっしゃるとおり、「好き」であれば、壁にぶつかったときも、「何とかしよう」と解決方法を探る気持ちが湧いてくるからです。おいしいパンが「好き」、料理のレシピを考えるのが「好き」という人は、パン職人を目指してみてはいかがでしょうか?


【取材協力】ブーランジェリー テール・ヴィヴァン
http://www.btv2005.com/

この記事のテーマ
食・栄養・調理・製菓」を解説

料理や菓子などの調理技術や、栄養や衛生などに関する基礎知識を身につけます。職種に応じた実技を段階的に学ぶほか、栄養士などの職種を希望する場合は、資格取得のための学習も必須です。飲食サービスに関わる仕事を目指す場合は、メニュー開発や盛りつけ、店のコーディネートに関するアイデアやセンス、酒や食材に関する幅広い知識も求められます。

「食・栄養・調理・製菓」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「パン職人」
はこんな仕事です

パンづくりのプロフェッショナル。「まちのパン屋」と呼ばれるような店から、デパートにあるような店まで、規模の大小はさまざまだが、つくり方にはあまり違いはない。基本的には小麦粉、水、塩、イーストなどのシンプルな材料を用いて、パン生地の仕込み・発酵・焼き上げ、というプロセスでつくられる。極めてシンプルなプロセスながら、発酵の度合いや焼き加減といったまさに職人技によって味が大きく変化する点が、この仕事の醍醐味(だいごみ)ともいえる。

「パン職人」について詳しく見る