気になる社会人にインタビュー!  第31回:介護福祉士に聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー! 
第31回:介護福祉士に聞いてみた10のコト!

2016.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー! 
第31回:介護福祉士に聞いてみた10のコト!

今、日本では高齢化が進んでいます。2025年には、全人口の約30%が65歳以上の高齢者になるといわれており、介護や生活介助を必要とするお年寄りの数も増え続けています。

このようなお年寄りのケアにあたる職業として、「介護士」や「ヘルパー」などが存在します。今回は、専門学校在学中に介護福祉士を取得、現在は特別養護老人ホームで働く羽鳥香里さんに、介護という仕事についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 専門学校で「介護福祉士」のカリキュラムを習得できる
  • 24時間体制の職場では、チームワークが重要
  • 人生の先輩であるお年寄りから学ぶことは自らの成長につながる

一人ひとりの生活スタイルを重視した介護を行う

Q1.普段のお仕事について教えてください

「私は、茨城県かすみがうら市にある特別養護老人ホームで、生活を送る上で常時介助が必要な高齢者の介護を行っています。主に食事が思うように食べられない方の介助や、一人ではお風呂に入れない方の介助、排せつが不安な方の介助がメインです。また、施設をご利用されている方が楽しんで暮らしてもらえるように、カラオケなどレクリエーションやお買い物の援助なども行い、一人ひとりにあったケアを、また一人ひとりに寄り添いながら仕事をしています」

「施設をご利用されている方には、施設の生活パターンに合わせるのではなく、今までの生活パターンに私たちが合わせて、ケアを行っていけるように努力しています。例えば、起きる時間や寝る時間、食事の時間、お風呂に入る時間は人それぞれ違うと思いますので、まずはそこに私たちが合わせることを心がけています」


Q2.現在のお仕事に就くために、どのような勉強や経験を積まれてきたのでしょうか?

「高校生のときに高齢者施設にボランティアに行く機会があり、介護職員の方が優しく接しているのを見て介護職を目指そうと思いました。まずは資格を取るために、高校卒業後は国家資格である介護福祉士を養成する専門学校へ進学し、介護の技術や知識、高齢者や障がい者の心理学などを2年間学び、卒業と同時に介護福祉士を取得しました」


Q3. お仕事の中でやりがいを感じるのはどんなときですか?

「特別養護老人ホームを利用される方は身体的な介助を必要とされます。例えば、自力で食事が召し上がれなかったり、歩行が難しい方が、少しずつリハビリを重ねて自分でできたときは、ご本人と同じぐらいうれしいです。何よりこの仕事は介護する側、される側の垣根を越えた信頼関係から成り立っていると思います。感謝されようと思ってこの仕事をしているわけではないですが、私の出勤を待ってくれている方や『あなたに介助してもらって本当によかった』などと声をかけてもらえると『こんな私でも人の役に立てたのだな』とすごくやりがいを感じます」

24時間ケアにあたるためには、チームワークが重要

羽鳥さん

羽鳥さん

Q4.介護職を目指す場合、具体的にどのような進路があるのでしょうか?

「私の場合は高校卒業後、介護福祉士育成の専門学校で学んだことで、より具体的に専門職としての在り方や技術を身につけることができました。介護職を目指している人は、学校などで介護の初等の資格である『介護初任者研修(旧ホームヘルパー2級)』を取得するのも一つの手だと思います」


Q5. 同僚の方とは、どのようなコミュニケーションをとっていますか?

「同僚とのチームワークはすごく重要になってきます。私が務める施設では、6~7名の介護職員が1チームとなり、10名の利用者さんを4交代(日勤や夜勤)で24時間ケアにあたっています。なのでチームとして利用者の方の情報を共有することが大切になってきます。後は誰がやっても同じケアができるよう常にチーム内でお互い話すように心がけています。また話しやすい環境を作るため職員間はフランクに接しています。職員間がギクシャクするとやっぱり利用者さんへの影響が必ず出てきますので、職員間の穏やかな環境づくりに一番気を配っています」


Q6. 仕事の中で、今後につながる教訓となった出来事があれば教えてください

「介護職員になりたてのころですが、“人に寄り添う”ということは、その方のそばでお話があればずっと聞いてあげることだと思っていました。でも、職場の先輩から『そばで寄り添っていることは大切だけど、一人だけをケアしているのではないので、ほかの方にも目を配りましょう。それが介護職員の腕の見せどころ』と言われ、以後、仕事の中で教訓にしています」


Q7. 仕事の中で、一番の思い出や達成感があったエピソードは何ですか?

「『ターミナル(終末期)ケア』という言葉がありますが、私たちの仕事は、時として、人生最後の場面をお世話させていただくことがあります。今までケアをさせていただいた方とお別れするのはすごく寂しいし、『私たちのケアは満足していただけたかな?』など考えてしまうこともありますが、ご家族の方から『最後にここでお世話になれて、本当に幸せだったと思います』と声をかけていただいたとき、言葉にできない、心が温まる感じがしました」

人に優しくすることで、自分の心が豊かになれる仕事

Q8. お休みの日はどのように過ごしていますか?

「バドミントンが趣味なので、友達と休みが合えばバドミントンをしたり体を動かしたりしています。仕事ではどうしても体力を使うこともあるので、気分転換をしながら体力づくりをしています。休みの日は平日の場合が多いのですが、平日だとどこに出かけても空いているので、テーマパークでもショッピングでも、混雑のストレスも感じることなく息抜きができます。」


Q9. 高校時代はどのように過ごしていましたか?

「高校時代は部活(バドミントン部)に明け暮れていました。部活動を通してチームワークの大切さを学んだことは、今の仕事に生かされていると思います。ちょうど同じころ介護職を目指そうと思ったので、介護職がどのような仕事なのかを調べたり高齢者施設や障害者施設を見学しに行ったりもしました」


Q10. 介護職を目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします

「介護職と聞いて『たいへんな仕事なのかな?』とか『きつい仕事なのかな?』と思われる人もいると思いますが、決してそうではありません。私は高齢者の介護を通じて人生の大先輩からたくさんの事を学び成長させてもらっています。そして人に優しくすることで自分の心が豊かになれる仕事だと思います」

「この職種は、人手不足といわれています。『誰かがやるだろう』という考えでは、いずれ自分たちが困るときが来ると思います。身近な人が介護を必要となったとき、介護してくれる専門職が足りなかったら……。そうならないためにも、私たちは介護職の輪を広げて行きたいと思います。あなたの優しさを生かして、介護という仕事をしてみませんか?」


介護職は、介護する側、される側の垣根を越えた信頼関係から成り立つと、お話されていた羽鳥さん。護の仕事をしてみたいと考えているという人は、まずはボランティアや社会見学などで実際の現場に触れてみることからはじめてみてはいかがでしょうか?

【取材協力】
茨城県かすみがうら市 特別養護老人ホーム ふるさと
介護福祉士 羽鳥 香里さん

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

現場で福祉を担う介護福祉士などのスペシャリストや、福祉サービスの企画・提案ができる人材を育成します。通常の生活を営むことが困難な人の生活を助けるための専門知識、技術を身につけ、職種により就業に必要な資格取得を目指します。高齢化が進む中、精神的なケアや寝たきりを防ぐための運動指導など、必要な専門知識や技術も幅広くなっています。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「介護福祉士(ケアワーカー)」
はこんな仕事です

専門的な知識と高度な技術で、高齢者や障がい者の日常生活を支援する仕事。食事や排せつ、衣類の脱着、入浴・トイレなどの介助に加え、利用者の家族に介護方法をアドバイスすることもある。利用者やその家族の相談に乗り、心の支えとなるのも仕事の一つだ。介護福祉士同士だけでなく、看護師や保健師と連携して利用者をサポート。施設内で働く場合と訪問サービスを行う場合があり、施設の場合は24時間体制の交替制で働くことが一般的である。

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