気になる社会人にインタビュー!  第28回:薬剤師に聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー! 
第28回:薬剤師に聞いてみた10のコト!

2016.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー! 
第28回:薬剤師に聞いてみた10のコト!

皆さんは風邪など病気になったとき、病院のお医者さんに診てもらった後に、薬局で薬を出してもらったことがあると思います。医師の指示(処方)をもとに、的確に薬を渡すのが薬剤師の仕事です。

今回は、沖縄県の石垣島の調剤薬局で働く安村慶子さんに、普段のお仕事についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 薬学部では、病院実習の時間が増え、実践を多く行う
  • 新しい薬が続々誕生しているので、日々の知識習得は欠かせない
  • 友達と夢を語り合ったことで、進みたい道がはっきりと見えるようになった

大学の薬学部では毎日が講義と実験の繰り返し

調剤薬局の薬剤師を務める安村さん

調剤薬局の薬剤師を務める安村さん

Q1.普段のお仕事について教えてください

「私は調剤薬局の薬剤師です。『調剤薬局』とは、病院で医師の診察を受けた際に発行される“処方せん”に基づいて患者さんにお薬をお渡しすることを専門としている薬局です。単に処方せんどおりに薬を渡すということではなく、まずその処方せんに誤りがないかなど疑問に思うことをチェックします。患者さん一人ひとりの今までの薬の服用歴、副作用歴なども管理しながら、正しく安全に薬を服用してもらうことを目的として説明や注意を促しながらお薬をお渡ししています」


Q2. 1日のお仕事の大まかな流れを教えてください

「勤務時間は、薬局内でひたすら調剤をしています。大まかには以下のような流れです」

07:00 起床
08:30 出勤、調剤業務
12:00 昼休み
13:00 調剤業務
18:30 退勤
20:00 バスケットボールの練習
22:00 帰宅
24:00 就寝


Q3.現在のお仕事に就くために、どのような勉強や経験を積まれてきたのでしょうか?

「薬剤師は国家資格になるので国家試験を合格しないといけませんが、その国家試験を受けるには大学の薬学部を卒業しないと受験資格がありません。私が学生だったころは、薬学部は4年制でしたが、今は6年制になっています。大学の薬学部での勉強は、午前中に薬学的な知識を学ぶ講義、午後は実験の毎日でした。また短期間ではありましたが病院で実習もさせていただきました」

「今の6年制ではこの病院実習により力を入れるようになったと聞いています。病院実習では外来調剤の様子を見学したり実際に薬を触らせてもらったり。また入院患者さんの薬をどのように調剤して病棟へ持っていくかなどを学びます。病院では医師、看護師などとの連携もあるので学ぶことは多いと思います。私の時代のときよりも即戦力として働けるようになった人が増えたのではないでしょうか」


Q4. お仕事の中でやりがいを感じるのはどんなときですか?

「薬の専門家として、患者さんからの質問や相談に応じて地域の中でお役に立てているかなと思えるときでしょうか。何らかの病気などで不安を抱えていらした患者さんが、私たちと会話などのコミュニケーションを通して不安が和らぎ、笑顔で帰っていただけるとうれしいですね」

患者さんに“安心”を届けることが一番のやりがい

安村さんのお仕事風景

安村さんのお仕事風景

Q5.お仕事に取り組む中で大切にしていることを教えてください

「新しい薬が次々と開発されていたり、どんどん新しい情報が出てくるので遅れを取らないよう、薬局向けの専門雑誌を購読したり勉強会に参加するなどしています。勉強会は製薬メーカー主催によるもので、島外から医師を招いて行います。だいたい月1回のペースですが、薬について知識を増やせるよい機会です。後は自分自身が健康であることも大事なので、風邪やインフルエンザが流行る時期などは特に気合いを入れて健康管理に気をつけています」

「私の住んでいる石垣島は沖縄本島よりさらに南にある離島ですが、医薬品を仕入れる際に問屋さんが島にないので、医薬品は全て飛行機か船で送られてきます。商品の到着に時間がかかるのが非常に不便な点です。さらに台風など悪天候のときは飛行機も船もストップするため、在庫を切らさないように在庫管理には気を遣います」


Q6. お仕事の中で、一番の思い出や達成感のあったエピソードは何ですか?

「たくさんの種類の薬を飲んでいる高齢の患者さんがいたのですが、飲み方が分からなくなって混乱気味になってしまったときに、そこから医師からの処方薬を分かりやすく分別し、整理させていただいたことがありました。その方から『これでちゃんと薬を飲める』と言っていただけたときはうれしかったです。薬がきちんと飲めれば健康状態もよくなるとは思いますが、何より“安心”を提供できたことがうれしかったですね」


Q7. 薬剤師になりたい人が学んでおくべきこと、またはどのようなタイプの人が向いていると思いますか?

「勉強でいえば、やはり理系科目ですかね。数学、化学、生物などが好きだと大学の薬学部での勉強もしやすいと思います。ただ高校時代を振り返るともう少し英語の勉強もしておけばよかったかなとも思います。石垣島の調剤薬局に海外の方が来ることはそうないのですが、以前来たときに片言の英語しか話せずあわててしまったことがありました。また、やはり人と接する仕事なので人と話すのが好きでさらに人の気持ちを推し量れる人は向いていると思います」

友だちとのおしゃべりを通じて、自分の将来を思い描く

Q8. お休みの日はどのように過ごしていますか?

「仕事中は主に頭を使うので、つかの間でもぼーっとする時間をつくるようにしています。何も考えずにゆっくりコーヒーをいれて飲むとか。あとは体を動かして汗をかくのも好きなのでジョギングをしています。地元のバスケットボールチームに所属しているのですが、定期的にバスケの試合をしたり、チームのメンバーとお酒を飲んだりして息抜きをしています。もちろん周りには美しい海があるので海に行って癒されることもあります」


Q9. 高校時代はどのように過ごしていましたか?

「高校時代は横浜で過ごしていました。部活はバスケットボール部に入っていて、強いチームではありませんでしたが、真面目にバスケをしていました。10年前、私がこの島を訪れ、そして住み続けようと思ったのはバスケを通して出会えた人とのつながりがあったからなので、バスケを好きでよかったと思っています」

「今も昔も、友達は大切な宝物です。そんな高校時代の友達との他愛のないおしゃべりの時間が大好きでした。おしゃべりの中でみんなそれぞれ漠然と考える将来の話が『夢』になったり『目標』になったり、具体的に進路の話になったり……。友達との会話の中から“自分”というものが見えてくる瞬間があったと思います。私が薬学部へ進学を決めたのも友達とのおしゃべりがきっかけでした」


Q10. 薬剤師を目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします

「薬剤師になるには国家試験を合格するために、たくさん勉強しないといけないし、薬剤師になってからも日々勉強は続きます。それでも誰かが健康になるお手伝いができるという、誇りを持てる仕事だと思います。ぜひとも楽しんで頑張って勉強してほしいなと思います」


薬局を訪れる患者さんの不安を取り除いて、笑顔になってもらうことが「一番の喜びとやりがいを感じられる瞬間」と安村さんは語ります。

大学での学習時間が増え、就職後も学ぶべきことがたくさんある薬剤師ですが、人々の安心につながる、非常にやりがいのある仕事なのではないでしょうか。


【取材協力】薬剤師 安村慶子さん

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「薬剤師」
はこんな仕事です

薬剤師は、薬の専門家として病院や薬局で薬を調剤する仕事。医師の書いた処方箋(せん)から患者に適切な薬を提供する役目を担い、その安全性に対する責任は大きい。そのため、薬の正しい飲み方や副作用など、患者の薬の服用に関するさまざまな情報に目を配り、医師との連携により安心・安全な薬の提供を行う責務がある。勤務先は、薬局や病院のほか、ドラッグストアで働くこともできる。地域の身近な医療相談役として、薬を求めて訪れる人々に、その効果や飲み方をアドバイスする。

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