気になる社会人にインタビュー!  第23回:プラネタリウム職員に聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー! 
第23回:プラネタリウム職員に聞いてみた10のコト!

2016.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー! 
第23回:プラネタリウム職員に聞いてみた10のコト!

大きさや誕生など、未だに多くの謎に包まれている「宇宙」。秘密めいたその存在に、夢やロマンを感じる人も多いと思います。

皆さんにとって宇宙関係の仕事は、なかなかなじみがないかもしれませんが、「プラネタリウムの職員」は近しい職業なのではないでしょうか。今回は、東京都渋谷区にあるプラネタリウム「コスモプラネタリウム渋谷」の佐々木勇太さんにインタビューをし、お仕事についてのお話を詳しく伺ってみました。

この記事をまとめると

  • プラネタリウム職員は天文学を専門的に勉強してきた人が多い。一方、佐々木さんの場合は「星」がテーマの旅に出た後、職員として就職した
  • 星座解説のやり方に正解はない。お客さんの反応を見て、試行錯誤を繰り返すことが大事
  • 高校で勉強したことや、興味・関心を持ったことが将来につながっていく

プラネタリウム職員になる前は、「星」をテーマに旅をした経験も

星座絵

星座絵

Q1. 普段のお仕事について教えてください。

「プラネタリウムの職員として働いています。仕事内容は、主に、(1)プラネタリウムの投影・解説(2)プラネタリウム内で投影する番組の制作(3)天体観望会や星空コンサートやといったイベントの企画(4)運営に関する事務作業です」


Q2. 1日のお仕事の大まかな流れを教えてください。

「大まかには、以下のような流れになります」

09:00 出勤
10:00 開館準備
12:00 開館
13:00 昼休み
14:30 投影
15:30 番組制作の打ち合わせ
17:00 事務作業
18:30 退勤


Q3. 現在のお仕事に就くまで、どのような勉強を積まれてきたのでしょうか。

「一般的にプラネタリウムの職員になる方は高校や大学で天文部に所属したり、専門的に天文学を学び、『学芸員』の資格を取得する……という流れを取る方が多いようです。でも、私の場合は違いました。大学では哲学を専攻していて、余暇にプラネタリウムに通うのが好きだったんです。それが天文との出会いでした。卒業して一度社会人を経験した後、従来の方法とは違った形で天文の経験を積みたいと思い、『星』をテーマとした世界一周の旅に出ました。1年5カ月かけて世界各地にある天文台やプラネタリウム、星空の美しい場所を巡り、帰国後プラネタリウムの職員として就職しました」


Q4. 世界各地で見た天文台・プラネタリウム・星空で、印象に残っているものを教えてください。

「天文台で印象に残っているのは、イギリスにある『グリニッジ天文台』です。『経度0度の子午線』が通っているとされ、かつては世界の(国際的な)基準時刻を定めていたことで有名な天文台なのですが、その伝統的な雰囲気に心奪われました。またマレーシアの首都・クアラルンプールにあるプラネタリウムは外観がイスラム教の礼拝堂である『モスク』風で今まで見たことがなく新鮮でした」

「星空はウユニ塩湖(南アメリカ・ボリビアにある塩でできた真っ白な台地)やニュージーランド、インドの山奥がきれいでした。北欧もオーロラがとても美しかったです。星空がきれいな場所は挙げればキリがないですね」

実際に星を見に行くことが、プラネタリウムの解説でも役立つ

佐々木さん+コンソール

佐々木さん+コンソール

Q5. お仕事の中で、やりがいや達成感を感じるのはどのようなときですか?

「自分の解説に対して、お客さまが『よかったです。今夜星見てみようと思います』と言ってくださったときですね。星座解説には人それぞれのやり方があります。星座の探し方だったり、紹介していく順番だったり。面接やプレゼンテーション、営業などもそうですよね。100人いれば100通りのやり方があると思うんです。正解がないから迷うし、試行錯誤もする。そうした中で私が念頭に置いているのは、『解説を聞いてくれたお客さまが『今夜、星を見てみようかな?』と思ってくださるかどうか』ということなんです。だから、冒頭の言葉をいただいたときは『うまく星を営業できたのかな?』と実感でき、達成感がありますね」


Q6. お仕事に取り組む中で、大切にしていることがあれば教えてください。

「先輩の解説を聞いて、いい部分を参考にしています。他の仕事でも先輩の仕事の仕方を観察したり、役に立つ部分を“盗む”ことは大切だと思うんです。コスモプラネタリウム渋谷の先輩方は全員解説の雰囲気が違うし、経験豊かな方々が揃っているので勉強になります。一プラネタリウムファンとしてもコスモプラネタリウム渋谷はお勧めですよ(笑)」


Q7. お休みの日はどのように過ごしていますか?

「星関連の展示会や写真展があれば、積極的に足を運んでいます。そして、やっぱり実際に星を見に出掛けますね。『実際の星の美しさ』を知ることによって、プラネタリウムでの解説にも説得力が出ると思っているんです。そのために世界一周の旅にも出ましたし、働きはじめてからは主に関東周辺に出掛けることが多いです。お勧めは千葉の海岸線や、山梨の富士山近辺ですね。人工の明かりが少ない場所は星がきれいですから」

高校時代の過ごし方が、現在の仕事に生きている

展示ロビー

展示ロビー

Q8. 高校時代はどのように過ごしていましたか?

「高校のときはバンド活動をしていて、ライブをしていました。大勢の人の前で歌うことによって、表現力や度胸が身に付き、現在の仕事での『人前で解説をする』ということに生かされていると思います。この業界に入るきっかけにもなったプラネタリウムに通いはじめたのも高校のころからでしたし、あのころの経験は現在の仕事とつながっている部分が多いなと、しみじみ感じますね」


Q9. 高校時代にもっと勉強しておきたかったことがあれば教えてください。

「理系科目をもっと勉強しておけばよかったと思います。高校であれば天文学は『地学』の分野で取り扱われていますし、大学に入ると今度は主に『物理』の中で学んでいくことになるので、これから目指す人はそのあたりを勉強しておいたほうが役に立つと思いますね」


Q10. 「プラネタリウムの職員」を目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「まずは実際にプラネタリウムに来て、星に親しんでほしいなと思います。一人で癒されに来るのもいいですし、デートにも最適です! 何より昼間からでも雨の日でも星やそれにまつわる神話を楽しめます。それに加えて、本物の星空を見に外に出かけてみてください。できれば友達と一緒に行くといいと思います。旅は視野や見聞を広げますし、友達に星の話をすることで、『人に分かりやすく伝える』ということを実践できます。それに好きなものを好きな人に話す、というのが一番楽しいですしね。そうやって得たことは、これからのいかなる場面でも役に立っていくと思いますよ。皆さんの未来が素晴らしいものになるよう、星に祈っています」


「星空をきれいだな」と感じる気持ちは万人に共通するものだと思います。そんな人々の想いを盛り上げ、星についての知識を提供するプラネタリウムの職員はすてきな仕事といえるでしょう。興味を持ったあなたは、ぜひプラネタリウムの職員を目指してみてはいかがでしょう?


【取材協力】
コスモプラネタリウム渋谷
http://www.shibu-cul.jp/guide_cosmo.html
株式会社 東急コミュニティー
http://www.tokyu-com.co.jp/

この記事のテーマ
自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説

陸・海・空の交通や物流に関わるスキルを学びます。自動車、飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざまで、特定の資格が求められる職業も多数あります。宇宙については、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。

「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「プラネタリウムの職員」
はこんな仕事です

室内で星空を人工的に投影し、季節の星や惑星をつくり出すプラネタリウム。プラネタリウムの職員は“プラネタリアン”と呼ばれ、プラネタリウムの演出や解説、機器の保守や点検などさまざまな業務がある。演出や解説をするには、星や天体の知識はある程度必要になり、星が好きというだけでなく、日々の勉強が必要になる。必須の資格はないが、プラネタリウムは博物館に併設されることもあり、学芸員の資格が必要な場合がある。

「プラネタリウムの職員」について詳しく見る