ロボットを組み立てて、思い通りに動かせちゃう! ロボットづくりに挑戦できる体験入学って?

近年、人型のロボットが一般発売されたり、ロボットだけで接客する携帯電話ショップが期間限定でオープンしたりと、ロボットが我々の生活にとって身近な存在になりつつあります。モノづくりや機械をいじるのが得意な人は、ロボットを自分の手でつくってみたいと思う人もいるのではないでしょうか。
この記事をまとめると
- 自分の手でロボットづくりができる体験入学がある
- 難しいプログラムが分からなくても、ロボット操作を体験ができる学校もある
- 3Dプリンターが使える学校もある
ロボットづくりを体験できるオープンキャンパスがある!?
機械工学系の学校のオープンキャンパスや体験入学では、学校によっては、普段なかなか挑戦することができないロボットづくりや制御・操作を体験できる場合があるようです。一体どんなものがあるのか、ご紹介しましょう。
たとえば学校によっては、在校生とともに歩行型のロボットを組み立てる体験をしたり、ロボットのプログラミングや制御について学んだりすることができるようです。ロボットを自分で自由に動かす楽しさを味わいながら、実際に入学した際の学習内容を教えてもらえるのは貴重な体験ですよね。
難しいプログラムが分からなくても、ロボット操作を体験できる学校もある
難しいプログラムが分からなくても、二足歩行ロボットや車型ロボットを動かす体験ができる学校もあるようですから、「ロボットには興味があるけど、難しそうなプログラムはまだ苦手……」という人でも、気軽に体験できるかもしれません。
また、コンピューターを使って電子楽器をつくってみたり、マウス型ロボットや競技用ロボットの操作を体験したり、アクセサリーを3Dプリンターやスキャナーなどを使って制作したりと、最新テクノロジーを駆使して体験学習ができる学校もあるようです。さらに自分がつくるだけでなく、在校生や卒業生が実際に制作したロボットを通じて、ロボットの動きの詳細を知ることができる学校もあるのだとか。
モノづくりが好きな人は、いろいろな体験をしているうちに、夢中になってあっという間に時間が経っているかもしれませんね。「また受けてみたい!」と思った人には、一度だけでなく、キャンパスやメニューを変えて、とことんチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
人間の生活にロボットがどのような役割を果たすことができるのか勉強してみよう
ロボットづくりなどの技術を身につけるために必要な学問は「機械工学」です。機械工学は、生活と産業に使われる機械の仕組みを研究して、新しい機械をつくり出すための学問です。
ロボットづくりに興味がある人は、体験入学やオープンキャンパスで実際にどのようにロボットがつくられているのかを知るとともに、機械工学を勉強してみることで人間の生活にロボットがどのような役割を果たすことができるのかを、より深く考えることができるかもしれませんね。
この記事のテーマ
「工学・建築」を解説
工業技術や建築技術の発達は、私たちの生活を画期的に快適で安全なものに変えてきました。先人たちの生み出した知恵に新しい技術をプラスすることで、その進歩はいまも日々、進んでいます。インフラの整備や災害に強い街作り、エネルギー効率の高い動力機械や高い知能を持ったロボットの開発など、工学や建築に求められるものはますます増えるでしょう。自然との共生も大きなテーマです。理系の中でもより実地的な分野だと言えます。
この記事で取り上げた
「機械工学」
はこんな学問です
生活と産業に使われる機械類の仕組みを研究し、新しい機械を創造するための学問。目的に適した原理を力学的に研究する「設計工学」のほか、機械の安全・安定性を研究する「計測・制御工学」、空気や水の中で働く力について研究する「流体力学」、材料加工をテーマに研究する「加工工学」「材料工学」など研究分野はさまざま。このほかにも「精密工学」「熱力学」など、機械工学といっても、その研究範囲は多岐にわたっている。
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