5歳で英検2級に合格! 資格を取得するメリットとは
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英検2級を史上最年少の5歳で合格した加藤博人くん・久美子さん親子。英検2級というと、高校卒業レベルの範囲が出題されます。英検を取得したメリットをおふたりに伺いました。
この記事をまとめると
- 受験したときは、あまり勉強したという意識はない
- 言語は習得した後に何をするかが大切
- 今必要だから勉強するという意識を持つこと
勉強したという意識はあまりない
―英検2級に受かるには、相当勉強したのではないでしょうか。
久美子さん:そうですね。高校生になった今よりも、幼稚園くらいのときのほうが勉強していたのではないかと思います(笑)。ただ、最年少で合格したというと、周りから「天才なのではないか」と言われることがありますが、そうではないと思います。たしかに記憶力はいいかもしれませんが、特別な才能があるというよりも楽しく勉強するように工夫したことによって合格につながったと思います。
博人くん:たしかに勉強はした気がしますが、英検を受験するのがいやだったことはないですね。ただ、参考書の問題を解いていただけでなく、英語のマンガを読んだり、単語のゲームをしたりしていたので。あまり「勉強」という意識がなかったかもしれないです。
言語はあくまでもツール
―博人くんは英検のほか70以上の資格を取得されたそうですが、これから取得したい資格はありますか。
博人くん:言語だけでも、中国語、イタリア語、ドイツ語……といろいろあります。あくまでも、言語を学ぶというのはひとつのツールに過ぎませんから。たとえば、クルマが好きなので、ドイツ語を勉強すればドイツのクルマの本も読めるようになります。しゃべれるようになったからそこで終わり、ではなく、その言葉を使って何をするかが大事だと思います。たくさんの言葉を習得することによって、いろいろな人と話せるようになるし、自分の世界が広がるんです。
今必要だから勉強するという意識
―言語は自分の役に立つことが大事ということですね。
久美子さん:小さいころは、周りから「将来どうしたいですか」とか「大人になったら役に立つから今から英語をやっておくのはいいよね」なんて言われていました。でも、うちは将来ではなく今必要なんですよね。将来のために英語を勉強しているのではなく、今必要なものだという認識なんです。幼稚園のときから洋画を見たり、インターネットを使って英語で調べものをしていましたから。毎日使うものだから、そのために英語力が必要なんです。子どもにとって、「将来のためにやる」というのは先のことすぎて全然目標が見えないと思うんです。
検定というのは、モチベーションを保つためにも有効だと思うんです。勉強したことって、自分の習得したレベルがわかりにくいじゃないですか。「今、英検○級くらいの英語力がついたんだ」と思うと、やる気にもつながりますよね。だから、検定はやっぱり受けていてよかったなと思います。
英検は受験の際に優遇されるなどといったメリットがありますが、勉強のやる気を保つためにも大切だといいます。英検以外にも、自分の学力を測るひとつのツールとして資格にチャレンジすることは有効なのではないでしょうか。