「学校へ行こう!」で大人気に! Co.慶応がラップを始めたきっかけ

大学生のときに、バラエティ番組「学校へ行こう!」(TBS系)で日本史のラップを披露して有名になったCo.慶応さん。現在はYouTuberとして、日本史に限らず英語や化学など、さまざまな内容の「お勉強ラップ」の動画を制作されています。お勉強ラップを作るようになったのはどうしてなのでしょうか。お話を伺いました。
この記事をまとめると
- 初めはラジオ番組のコーナーに出演したのがきっかけ
- 「反応が知りたい」と思い、動画をYouTubeにアップするように
- 「今は勉強ラップ」を極めたいとも
ラジオの出演がきっかけに
――ラップを始めたきっかけは何だったのでしょうか。
高校3年生のときに受験勉強しながらラジオを聞いていたんです。そうしたら、そのラジオの企画のなかにリスナーがラップで披露するというコーナーがあって。面白そうだなと思って、応募してラジオに電話で出演したことがはじまりですね。そのときは、四コママンガのようなオチのある話をラップにしていましたね。
ラップ自体はやったことがなかったんですが、あまり抵抗はなかったです。小2から小5までアメリカに住んでいたので、日本で暮らしているよりかはラップが身近だったのかもしれません。アメリカでは、周りの友達も普段から歌ったり踊ったりしていましたし。
動画なら反応が分かりやすい
――日本史ラップをするようになったのは、その後のテレビ出演からでしょうか。
そうですね。番組のオーディションのときに、たまたま「勉強のラップもできる?」と言われて。そのときに日本史のラップを考えました。番組が終わってからは、活動の仕方が分からなくなったというのもあってしばらくはラップから離れていたんです。
そこからしばらく休んだ後、またライブを中心に活動するようになりました。ただ、生で披露する楽しさもありますが、お客さんの感想を聞く機会はあまりなくて。そこで、動画配信だったら視聴してくれた人の反応も分かるのでいいんじゃないかと思ってYouTubeをはじめました。やっぱり、感想をもらえるのはすごくうれしいです。「分かりやすかった」「面白かった」と言ってもらえると、少しは役に立ったのかなと思いますね。
勉強のラップを極めることが目標
――今は日本史に限らずさまざまな科目のラップを作られていますが、一番やりたいジャンルはあるのでしょうか。
どれか一つというよりも、いろいろな勉強を広くやりたいと思っています。ラップで暗記したい内容を覚えることができるので、暗記することが多い社会系の科目が多くはなってしまいますけどね。ラップを通して、楽しく勉強してもらうことが自分の中でのテーマなんです。だから今は勉強のラップを極めたいので、とにかくたくさんのラップを作りたいです。将来的には、資格といった他の分野での勉強ラップにもチャレンジしてみたいですね。
最近では英語の文法・不定詞をテーマにしたラップを制作したというCo.慶応さん。不定詞といった難しい内容も楽しく学べたら身につきそうですよね。勉強に苦手意識を持っている人こそ、Co.慶応さんの動画を見て、ラップを覚えてみてはいかがでしょうか。
【プロフィール】
Co.慶応
かつてTBS系列で放送されていた「学校へ行こう!」の人気コーナー「B-RAPハイスクール」に出演、日本史を中心に世界史、数学、音楽とさまざまな教科をラップにした「お勉強ラップ」で注目を集める。※放送当時は現役の慶応義塾大学生。 その後はラップからは離れていたが、2012年にラップとミュージカルを掛け合わせた「ラップミュージカル」を主宰した事をきっかけにラッパーとして約10年のブランクを経て本格的に活動を再開。 2013年はラップミュージカルメンバーの1人、JunちゃんとLive活動に専念。その後YouTubeが募集したミュージックラボに参加したことをきっかけに動画制作にも興味を持つ。 2014年はYouTubeを中心に活動。人気YouTuberバイリンガールのちかさんと英語ラップを制作した他、多くの新作お勉強ラップを制作。YouTubeチャンネルの総再生回数は800万回を突破。※2016年4月時点
<Co.慶応さんSNSアカウント>
YouTube
Twitter
この記事のテーマ
「文学・歴史・地理」を解説
文学は人々の暮らしや感情の変化などについて、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解きながら比較して、人のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、地形や気候、歴史的事実や遺物・遺跡などの手がかりをもとに、私たちの生活や文化・経済活動などについて、その成り立ちから考えていきます。
この記事で取り上げた
「地理学」
はこんな学問です
地理学には2つの顔がある。一つ目は地形や気候、植物の生育や水の循環などを研究する自然地理と、政治・経済活動、人口問題、都市生活などを研究する人文地理である。その他、地球レベルでの環境問題や異常気象による自然災害を、そこに暮らす人間との関係において調査研究を行い、改善策を提案することもできる。また、さまざまな領域に活用されているGIS(地理情報システム)も研究対象である。
-
PICK UP! 「地理学」について学べる学校
-
文学・歴史・地理について学べる学校

