りんご飴マンが行く! 津軽のお仕事取材レポート〜公務員編〜

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りんご飴マンが行く!
津軽のお仕事取材レポート〜公務員編〜

2016.06.06

提供元:マイナビ進学編集部

りんご飴マンが行く!
津軽のお仕事取材レポート〜公務員編〜

高校生の将来なりたい職業ランキングでも毎回常連の「公務員」。堅実で安定した職業のイメージを勝手に持っているりんご飴マンが、仕事内容や実情などを聞いちゃいます。

この記事をまとめると

  • 『公務員』という仕事は、職種や職場によって大きく内容が違う。
  • 地元に何もないと感じるのは、自分がその土地を知らないだけということもある。
  • あの時少しの勇気があればと後悔することが、大人になってからたくさんある。

 

やぁ、今を生きる高校生のみんな、りんご飴マンだよ。

みんなは公務員になりたいと思ったことはあるかい? とても安定しているイメージだし、もしかしたら両親から勧められたことがある人もいるかもしれないね。でも、実際の仕事内容ってどうなんだろう。

ということで、今日はりんご飴マンが暮らしている、弘前市の市役所に勤めている若手社員を突撃取材! 公務員とは思えない驚きの仕事内容や実情などを聞いてきました!

お話を聞かせてくれたのは相馬 すみれ(そうま すみれ)さん(24歳)。入職2年目の若手職員さんだ。

――相馬さん、今日はよろしくお願いします。

相馬:はい、よろしくお願いします。

“公務員らしくない”現場で過ごす日々

――早速ですが、相馬さんの仕事内容について教えていただけますか。

相馬:広聴広報課という課に所属し、今は『デザインウィーク担当』という仕事を専任でやっております。

――デザインウィーク?

相馬:今年から始まった『弘前デザインウィーク』という市民運動のことです。『ウィーク』というと1週間限定のイベントのように聞こえますが、市民全員で弘前の価値ある資源をさらに磨き上げていき、新しい弘前の魅力をつくっていこう、という運動の総称を言います。これまで色々なイベントや企画を行っており、先日の『弘前さくらまつり』でも子供向けのワークショップ(美術などさまざまな芸術の分野で,具体的な技術を学ぶ集り)などを担当しました。

――ほうほう。ちなみにそれまでは何をやっていたのですか?

相馬:新卒からふるさと納税(自分が貢献したいと思う都道府県・市区町村への寄附金のこと)の担当をしておりました。寄附者に対してのお礼の品を考案したり、これまでなかった特典を企画したりして……。大変でした(笑)。

(曳屋体験イベント”曳屋ウィーク” の様子。海外メディアも取り上げるほど話題になった)

(曳屋体験イベント”曳屋ウィーク” の様子。海外メディアも取り上げるほど話題になった)

――1年目から大きな仕事をやっていたのですね。

相馬:『弘前の今しかできないこと』をテーマに企画を考え、市内のお土産屋さんを自転車で回って情報収集したり、地元の業者さんと打ち合わせしたり、体験型の企画を考えるなどして、どうしたらオリジナリティというか、弘前市ならではのものが作れるかという視点で仕事をしていましたね。

――えっ、じゃあ外に出ることもあるのか。1日のスケジュールはどんな感じですか?

相馬:ええと、8時くらいに出勤して8時30分にはミーティングが始まるのですが、その後は外に出ていることが多かったです。去年は弘前城の曳屋工事(崩落する危険性のある石垣を解体修理するため、お城の天守を一時的に移動させる工事)という一大プロジェクトがありましたし、Facebookでの情報発信も任せていただいていたので、『1日1ネタ』じゃないですけど、とにかく現場に出て、帰ってきてから事務処理をしていました。あと、東京などに出張に行かせていただくことも多かったです。

――なんていうか、想像してた公務員の仕事と全然違うなぁ。まるで広告代理店やメーカーのマーケティング部の仕事みたい。

相馬:そうですよね、私も勝手なイメージですけど、公務員らしくないなぁ、と。楽しいこともありましたが、辛いとか思う暇もなく、慌ただしく1年が過ぎていった気がします。2年目はデザインウィークという新しいプロジェクトが動き出し、職場だけでなく外部と連携をしながら物事を進めていく仕事が多くなってきました。

“何もないから青森”からの発見

――相馬さんは前から公務員の仕事に興味があって今の仕事をやるようになったのですか?

相馬:いえ、最初は公務員に興味があるという訳ではなかったです。それこそ高校生のときは青森を出たいとしか思ってなくて、仙台や東京に行くことをよく考えてました。でも、出れなくて……。

――あれ、どうしてですか?

相馬:試験、落ちちゃって……(笑)。他にも事情はあるのですが、青森なんて何もないと思っていたので、気持ち的には相当沈んでいましたね。

――でも、そこから弘前市の公務員として働くことになる訳ですよね。何がきっかけだったのですか?

相馬:大学のとき、女子大学生グループの「ひろ♡レポ」という団体に出会って、市の広報誌を学生目線で連載する機会がありました。そこで行政の方や他の学生団体、そして地域の人たちと仲良くなって、色々な場所に行きました。面白い場所や魅力ある人に出会うたびに、青森には何もないのではなくて、自分がただ知らないだけなんだなと感じて。東京や仙台には遊ぶ場所もたくさんあって憧れていたんですけど、弘前には小さなカフェ1つでもそこにコミュニティがあって、まちについて真剣に話していたり、誰かに相談できる空間がある。それが弘前ならではに思えて、ここで働くのも悪くないかな、と思うようになりました。

――なるほど。でも、なぜ公務員だったのですか?

相馬:学生時代に行政の方とやり取りをする中で、ちょっと距離を感じたりすることもあって。もっと地元の公務員の方が、学生や地元の人と向き合って、一緒に仕事ができるようになれたらいいのにと。それを学生と近い位置にいる人間が間に入ることで、地元の若者が活躍しやすい環境にしていきたいと思いました。

――まだ社会人2年目ということですけど、日々の仕事で思うことはありますか?

相馬:毎日プレッシャーを感じることも多いですけど、やりがいも多いです。ふるさと納税では、納附者は地元の方だけじゃなくて、弘前が好きな県外の方も多くいらっしゃいます。そういう想いを持った人たちに喜んでもらえるような企画に自分が携われたのかなと思うと嬉しいですね。弘前デザインウィークについての業務も自分たちの企画で子供たちが夢中になって楽しんでくれたり、ご両親からも感謝の言葉をいただけたりすると、やっててよかったなと。

――現場にいるからこそ感じるやりがいですよね。一方で、感じる課題というのはありますか?

相馬:うーん、やっぱり地域全体の課題だと思うのですが、新しいものにはどうしても抵抗があるというか、最初は理解をいただくのが難しいのかなと。そこについては、理解してもらえるように趣旨説明や想いを伝えて歩み寄っていかなければ思いますね。メールや電話だけじゃなくて、直接会って信頼関係を築くことも仕事の1つだと思っています。

少しの勇気で、やりたいことをやってみる

――話変わりますけど、高校のときは何かなりたいものはありましたか?

相馬:えっと、キャビンアテンダントになりたいと思っていました。

――おおっ、CA!

相馬:なんか海外で仕事をしてみたいとか甘いこと思ってて……。それでアルバイト先のCAになった先輩に聞いてみたら、『そんなに綺麗なだけの世界ではないよ』と聞かされて、まんまと鵜呑みにして……。

――諦めたの?

相馬:はい。

――(爆笑)

相馬:今思うと、憧れとかはいっぱいあったのですが本当になりたい、やりたいものがあるかと思えばそうでもなかったです。大学も知名度や偏差値が先行して、大学格差みたいなものを気にしていましたけど、結局はそこで何を学ぶか、どういう経験をするかが大事なんだなって今更ですけど思っています。

――最後に、もし今の高校生にメッセージがあればお願いします。

相馬:えええ〜!? 難しい時期ですよね。勉強ばっかりしててもあれですし……。でも振り返ってみると、思った以上に頼れる存在がいっぱいいた時期でしたね。親とか家族とか、友達とか。でもどこかで人に頼らない、変なプライドを持っていた時期でもあったので、今考えると『やっておけばよかった』と思うことがたくさんあります。少しの勇気とか覚悟でやれることはたくさんあるし、高校生の時だからできることもあったと思うので、もし何かやりたいけど迷っていることがある人は、是非チャレンジしてほしいと思います。

――ありがとうございました。


『公務員』と一括りにしても、様々な職種や業務内容がある。その例として相馬さんの仕事はとても前向きな話も多かったのではないか。市が掲げるプロジェクトを推進するという大きな仕事を抱えながらも、学生という若い世代と行政とのパイプ役になりたいという目標もある彼女を見て、僕が勝手に抱いていた公務員のイメージは大きく変わっていった。公務員を志望する人は是非、今後の参考にしてほしい。

【プロフィール】
相馬 すみれ
青森県出身。弘前大学卒業後、2015年弘前市役所に入職。現在は広聴広報課のデザインウィーク担当主事として市が掲げるプロジェクトの推進を行っている。

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「市町村職員」
はこんな仕事です

地域住民にとって住みよい環境を整えるため、市町村の役所などで働く仕事。さまざまな要望や苦情などの相談窓口となり、地域の発展に貢献する。仕事の内容によって事務職と技術職などに分かれる。事務職は市役所の窓口などで、戸籍や住民票の管理をしたり、婚姻届の手続きなどを担当。一方、技術職の職員は学校をつくったり、新しい建物が法律に適しているかどうかを調査したりする。学校の事務や消防官、栄養士などの資格を生かして公共施設で働く資格職などもある。

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