白文帳は長野県だけ? 長野県独特の教育理論とは

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白文帳は長野県だけ? 長野県独特の教育理論とは

2016.05.31

提供元:マイナビ進学編集部

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白文帳は長野県だけ? 長野県独特の教育理論とは

長野県民には、おなじみの白文帳。実は、長野独自のものだということを知っていますか?
教育県ともいわれる長野では、どんなことを大事にしているのか白文帳や無言清掃を例にして掘り下げてみました。

この記事をまとめると

  • 松本市内の漢文教師が考案したのが白文帳
  • 「床は拭き掃除」が基本の無言清掃は、生徒の心を磨くためにある
  • 教育県として良き教育者を輩出するための努力を惜しまない

白文帳ってどんなもの?

白文帳は、表紙が黄土色で30枚綴じ、A5判で234マス(13×18)のマス目ノートです。1冊150円とお手頃なお値段です。昭和10年代に松本市内の漢文教師が考案したもので、東京にある株式会社文運堂という会社が製造販売しています。これは、主に長野県の公立小中学校で使われ、長野県民にとっては馴染み深い人も多いと思います。今でも漢字練習帳、数学、生活ノートとして長野県の学校では欠かせないノートといえるでしょう。実はこの白文帳、長野県にしかありません。学校現場でどんなふうに活用されているのでしょうか?

県内の学校では、白文帳で毎日1ページずつ漢字練習を行うことが習慣になっています。例えば長野県のとある中学校では、1年生では小学校時代の復習として漢検10級レベルの漢字から練習します。そして2年生の1学期前半には、漢検4級レベルの漢字まで練習をするそう。生徒のやる気次第では、2年生で漢検3級に合格することもあるとか。そして、2年生の1学期から再び10級レベルからの漢字を練習し、徹底的に反復学習を行います。つまり、3年間で10級から4級まで2回練習するのです。定期テストや通常の授業だけではこれだけ漢字を書いて練習するのは困難ですが、この中学校のように、白文帳を活用するとこんなに漢字を練習することができるのです。

掃除中に一言も話してはいけない「無言清掃」

長野県には、無言清掃という習慣もあります。
ある中学では、昼休み終了5分前に予鈴の音楽が鳴ったら、掃除の合図。各自が受け持つ清掃場所に移動して、約15分間清掃します。掃除の間は生徒も教師も無言を徹底、BGMもないので学校全体が静かになります。無言清掃をすることで、「掃除に集中できる」「環境美化の意識が高まる」「自分を律することができるようになる」など生徒にも至って好評だとか。同校の生徒指導部曰く、無言清掃の目的は、「学校をきれいにすることではなく、生徒の心を磨くことである」とのこと。

良き教育者を輩出するために

長野県民は白文帳や無言清掃をごく当たり前に受け入れていますが、大学入学で上京して初めて、長野だけの文化だったのかと驚く人も少なくないようです。

教育県として知られる長野県だけに、長野県出身の教師は日本全国に増えていくのかもしれませんね。長野県民は、白文帳や無言清掃を通じて、「書く」ことや反復練習の大切さ、そして自分を律することを学ぶのです。どこに送り出しても、恥じることのない誇らしい人材を育成するためにも、長野県は白文帳や無言清掃といった文化を大切にするのでしょう。

こういった地域の教育文化に興味を持った方は、教育理論や教育法を勉強してみてはいかがでしょうか? 他の県でも、その県独自の教育理論や教育法があるかもしれません。長野県とどう違うのかを発見するのも、面白そうですね。


【参考サイト】
http://www.bunundo.co.jp/
http://www.kanken.or.jp/kanken/groupcase/juniorhighschool/hokushinetsu/detail_jhs_hokushinetsu_03.html

この記事のテーマ
教育・保育」を解説

保育所や幼稚園、小中高等学校や大学などで、子どもたちを健康に成長させ、学習能力を向上させるための教育方法を学び、研究します。教育の歴史や基本概念などの理論のほかに、教育や保育に携わる専門職(教員や保育士など)になるためには、指導技術や保育の実践的な手法などを、実習を通して学びます。このほか、生涯教育や教育に関わる地域活動など、教育と社会の結びつきや意義についても学びます。

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この記事で取り上げた
「教育学」
はこんな学問です

教員養成のための学問ではなく、教育のあり方を追究する学問。具体的には、教育の歴史、目的、手法、制度などを対象としている。「教育学分野」は、教育行政や現場を調査・分析し、教育環境はどうあるべきかを研究。「教育心理学分野」は、発達心理学の視点から人間形成がどのようなものかを解明し、教育の本質を追究する。また、「メディア・コミュニケーション分野」では、教育現場での情報伝達はどのようにあるべきかを探るなど、多岐にわたる。

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