ビックリ! 趣味の時間を満喫する将軍がいたってホント?

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ビックリ! 趣味の時間を満喫する将軍がいたってホント?

2016.05.27

提供元:マイナビ進学編集部

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ビックリ! 趣味の時間を満喫する将軍がいたってホント?

将軍なのに、優雅に趣味の時間を楽しんでいたといわれる人をご存じでしょうか。
徳川家15代将軍だった徳川慶喜は、明治になるとヨーロッパの最先端ファッションを着こなし、自転車や写真、釣りや油絵など、さまざまな趣味に没頭していました。
しかも、それを隠すことなく、むしろ堂々と人前でやっていたのです。
当時、多くの旧幕臣たちが貧困にあえいでいた中での、慶喜のこの振る舞いは、多くの幕臣たちの批判を浴びることになりました。
しかし、慶喜にはこうせざるを得ない事情があったのです。

この記事をまとめると

  • 歴史上の人物の行動の真意は、その人の表面を見ただけでは分からない
  • 歴史にはホンネと建前があり、それを見極めないと正しい歴史は分からない
  • いろんな人の思惑と、さまざまな要因が複雑に絡み合って歴史が作られる

維新直後の新政府の状況

官軍が徳川政権を倒して、数百年続いた武士の支配がようやく終わりを告げました。これでやっと、日本にも新しい時代がやってきたのです。しかし、船出したばかりの明治政府には、難問が山積していました。その最たるものが、財政難でした。
戦争には武器調達などにかなりの資金が必要ですから、維新直後の新政府には、財政的な余裕があまりなかったのです。どれくらい財政難だったかを示すエピソードがあるので、ご紹介しましょう。

太陰暦を太陽暦に変えた理由

明治政府は、明治5年(西暦1872年)11月9日に改暦詔書を出して、それまで使われていた太陰暦を太陽暦に変更すると発表しました。太陰暦では閏月があるため年に13カ月となり、太陰暦のままだと、政府は公務員に年13回月給を払わなければなりません。太陽暦なら年12回なので、そのほうが支出減になるので、太陽暦にしたといわれています。
当時の新政府は、それほどお金がなかったのです。お金のない明治政府が、最も懸念したのは内乱でした。当時、新政府に批判的な不平士族たちが、日本各地で怒りの声を上げていたのです。もし彼らが団結して立ち向かってきたら、新政府は一気に瓦解する恐れがありました。

慶喜の微妙な立場

不平士族たちは、新政府を倒して武士の時代に戻そうと考えていました。そこで、最後の将軍だった慶喜は「総大将」として祭り上げるには格好の存在でもありました。
しかし、もし慶喜がこのような動きをすれば、新政府から命を狙われることになります。ですから、慶喜は政治活動には一切興味がないことを新政府にアピールするために、自転車に乗ったり写真を撮ったりして遊んでいたのです。それは、彼にとっては命がけの遊びだったのです。

慶喜は、少しでも不穏な動きを見せれば、すぐに捕らえられるか、暗殺される恐れがありました。だから、慶喜は常に手裏剣を持ち歩いていたといわれています。彼は密かに手裏剣術を鍛錬し、その腕前は達人のレベルだったといいます。いざというときは、手裏剣で身を守らなければならないほど、慶喜は緊張した日々を送っていました。
決して、優雅に趣味を楽しんでいたわけではないのです。歴史にはさまざまな要因が絡み合って、表面だけでは分からない奥深い事情が隠されています。興味を持った人は、本格的に日本史を学んでみてはいかがでしょうか。


※歴史の解釈には諸説あります。

この記事のテーマ
文学・歴史・地理」を解説

文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。

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この記事で取り上げた
「歴史学」
はこんな学問です

歴史学とは、対象とする大陸・国・地域などにおいて、過去に起こった物事を取り上げ、当時それがどのような意味を持っていたのかを、残された物や建造物、文章などから研究する学問である。ただ、資料を正確に読み取るだけではなく、事実かどうかを疑い、踏み込んで検証する批判的視点も重要である。歴史学の基本的なラインナップには、日本史、東洋史、西洋史、考古学がある。また、政治制度・経済活動・芸術文化・信仰宗教などに特化した考察も行う。

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