ありえない生命力! 首がなくても18か月生き続けたニワトリのこと

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ありえない生命力! 首がなくても18か月生き続けたニワトリのこと

2015.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

ありえない生命力! 首がなくても18か月生き続けたニワトリのこと

この記事をまとめると

  • 頭のなくなった状態で18か月も生き延びたニワトリがいた
  • 大量の出血を回避し、脳の一部も残ったことが、生き延びた理由と考えられる
  • このような例はきわめて珍しく、生物の不思議を知る上で貴重なケースといえる

首がなくても生き続けたニワトリがいた!?

みなさんは、日常生活で身体に傷などをつけてしまったとき、どうしていますか? 多くの人は、消毒液やばんそうこうなどを使って治療をすると思います。しばらくして、ばんそうこうを外し、傷がちゃんと治っているのを見ると、人間の生命力を感じますよね。

人間を含めた、生き物の「生命力」は計り知れません。私たち生き物は、生きるためであれば、時に想像を超えるような驚異的な生命力を見せることがあります。

その象徴とも言えそうなのが、「首なし鶏マイク」と呼ばれた鶏の話。アメリカで生まれたこの鶏は、なんと首がない状態で18か月も生き延びたというのです。これは決してつくり話ではありません。アメリカでは、多くの人が知っている有名な実話なのです。

大学の研究者も驚いた、「首なし鶏」の生命力

1945年9月、アメリカのとある家族が、夕食用の鶏を買ってきました。この家では、鶏を調理する際に、まず首を切り落とすのがいつものやり方でした。この時も、鶏の首を切り落としたものの、なんとその鶏は、首がない状態でも死なず、ヨロヨロと歩き出したのです。そして、まるで頭がある普通の鶏のように、羽をつくろうなどのしぐさをしたのでした。そうです、この鶏が「首なし鶏マイク」です。

後日、その家の主人がマイクを近所の大学に持ち込み、研究者に見せました。彼らがマイクを調べたところ、首の主要な血管の切り口は固まった血液で塞がれていたため、マイクは大量の出血を逃れていると考えました。さらに、マイクは首を失いながらも、脳の一部である脳幹と耳の一部が体内に残っていたために、体の活動を維持できていると予測し、それらのおかげでマイクは死なず、普通に歩けているという推論に達したのです。

マイクは、首の穴からスポイトでエサを入れると、通常の鶏のように消化できたといいます。頭のないまま生き続けたマイクは、「奇跡の鶏」として話題になり、たちまち全米で有名になります。アメリカの有名な雑誌からも取材を受けており、その頃のマイクの写真は今でも残っています。

そんなマイクでしたが、ある日エサをノドに詰まらせ亡くなってしまいました。これは、マイクが首を切り落とされてから18か月後の出来事。事故がなければ、もっと生きていたかもしれません。

マイクの生命力は、生物学における貴重な研究テーマに

頭がない状態で1年半も生きた鶏のマイクは、まさに「生物の生命力」を証明したと言えます。この話は、いくつもの偶然が重なったとはいえ、多くの生物にとっての常識を覆す出来事となり、生物学を研究する学者たちもさぞかしショックを受けたことでしょう。

生物学の観点から、「首なし鶏マイク」のような奇跡的な「生命力」を分析してみることで、致命的なけがや損傷を回復させる、画期的な治療法を生み出すきっかけを得られるかもしれません。マイクが生きた18か月間には、私たち生物の生命力の秘密が隠されているのではないでしょうか。

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「生物学」
はこんな学問です

マクロな地球の生態系からミクロな細胞の世界まで、さまざまなレベルで起きている生命現象を実験・観察することによって研究する学問である。人間を含めた動物・植物・微生物など、あらゆる生命体が研究対象となる。主な研究分野としては、タンパク質を中心にした生体内の高分子の機能をその構造から研究する「構造生物学」、生態系の構成要素である生物と環境の関わりを研究する「環境生態学」などがある。

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