隠れた銭湯大国!富山県の銭湯ビジネスを調べてみた

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隠れた銭湯大国!富山県の銭湯ビジネスを調べてみた

2016.05.25

提供元:マイナビ進学編集部

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隠れた銭湯大国!富山県の銭湯ビジネスを調べてみた

みなさんは銭湯に行ったことはありますか?
公衆浴場「銭湯」は日本文化の一つですが、年々その数を減らしています。その公共性から行政が手厚く保護をしていますが、経営が厳しいのも事実です。
そんな中、富山県は人口に対して銭湯の件数が一番多く利用率も高い日本一の銭湯王国となっています。
どうしてそうなったのでしょうか?早速、調べてみました。

この記事をまとめると

  • 銭湯とスーパー銭湯は違う浴場だった!
  • 銭湯は経営が厳しく、年々減り続けている。
  • 全国一の銭湯県、富山県の行政の対応と銭湯経営者の努力。

銭湯ってどんなところ?

実は銭湯とスーパー銭湯・健康ランドは違うものって知っていましたか?
厚生労働省によると銭湯は「一般公衆浴場」。スーパー銭湯は「その他の公衆浴場」として分けられます。何が違うのか、というとその役目です。
銭湯は地域住民の生活レベルを支えるために必要な施設であり、保養や娯楽・休息のために使うスーパー銭湯のようなレジャー施設ではありません。

銭湯は行政が管理している公共施設に近いものといえます。
だからこそ各都道府県は、水道料金を始めとする諸経費を負担したり、入浴券を高齢者世帯に配布したりと手厚く保護しています。

銭湯経営の現状

それでも銭湯は年々減り続けています。1989年と2012年を比較すると全国の銭湯件数は約1/4にまで減ってしまいました。それは経営が難しいからです。

まず、銭湯は法令によって入浴価格を自由に決めることができません。
銭湯を誰でも利用できるようにするため、勝手に入浴料を高くして儲けを増やすなどということはできないのです。
さらに建築物や設備の老朽化が進んでいることも理由の一つかもしれません。
銭湯の設備などは条例で定められた基準に従っている必要があるので、建て替えが困難です。設備を維持するために必要な補助金を準備している都道府県はほとんどありません。また、今ではお風呂がある家庭がほとんどですから、銭湯の利用者は少なくなる一方……。

お客さんが見込めず、入浴料も自由に設定できないということは儲けが増やせません。
資金も無い上に補助金も出ないので、設備の整備や投資もできなくなります。
これでは経営が難しくなるのは当たり前です。

富山県の補助金制度

タウンページデータベースで行われた調査によると、人口に比べて銭湯の数が一番多いのは富山県で、10万人に対して9.19件とのこと。これは1989年の全国平均(9.23件)とほぼ同じ件数です。
単純比較できませんが、富山県は20年前の日本全体と同程度の割合で銭湯を維持していることになります。なぜそんなことができたのでしょうか。
様々な要因が考えられますが、そのうちの一つは富山県の補助金にありそうです。

富山県では、銭湯の設備維持に使用できる補助金があります。
脱衣所と浴室の合計面積が210平方メートル以下の一般公衆浴場に対して、最大で700万円の設備改善用の補助金が交付されるのです。

行政の補助金は、待っていれば制度化されるというわけではありません。
不況と叫ばれる近年、銭湯の業界はまさしく厳しいものです。
そんな厳しい中でも、富山県の銭湯経営者たちは行政の制度をたくみに利用して営業を続けています。彼らのように経営力を身につけるには、まず経営の基本を知ること。大学では経営学部があり、多くの知識を系統立てて勉強できます。
富山県の銭湯経営者に負けない経営力の基礎を大学で学んだら、経営への興味がさらに深まることでしょう。

【参考文献/サイト】
■タウンページデータベース(2016)
「日本一、お風呂好きの都道府県はどこ?~温泉・銭湯から入浴文化をたどる~」http://tpdb.jp/townpage/order?nid=TP01&gid&scrid=TPDB_GP01
■富山県(2016)「一般公衆浴場に対する助成措置」http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1207/kj00001565.html
■厚生労働省(2016)「公衆浴場法概要」http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/seikatsu-eisei/seikatsu-eisei04/04.html
■総務省統計局(2011)「我が国の推計人口(大正9年~平成12年)」
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000000090004
■世界のニュース トトメス5世(2015)
「銭湯はどうやって経営している?10年後に大半が消滅の可能性」
http://thutmose.blog.jp/archives/41072013.html

この記事のテーマ
経済・経営・商学」を解説

そもそも「どうすればお互いにとって必要な物資が手に入れられるか」という極めて単純な動機から始まった商取引が、極めて高度に煩雑化してしまいました。だからといって、すでに引き返すことができないのは事実であり、現状を正確に把握して最適な選択をするのが私たちの役割でしょう。しかも、単純に取引価格だけですべてが決まる時代ではありません。国家間の争いや異常気象など、カバーしなければならない要素が目白押しです。

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この記事で取り上げた
「経営学」
はこんな学問です

主に企業の経営管理について研究する学問。企業は、働く人、設備や機械、資金などで構成されているが、さらに人に役割を与えて配置した組織、資金をどういう配分で使うかという戦略、顧客ニーズをどうつかむかという情報なども重要である。また、企業活動を方向付ける経営理念の研究は欠かせない。それぞれの企業が設定した理念が、意思決定の基準となるからである。そして、株主や取引先、地域社会との関係をどう管理していくかも研究の対象となる。

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