心に響く! 恋愛にまつわる哲学者の名言

片思いになっても、両思いになってからでも、恋の悩みは尽きないものではないでしょうか。悩んでいるときに心に響く名言ってありますよね。哲学は、人生などの根本原理を追求する学問です。哲学者が残した言葉にはハッとさせられるものも少なくありません。恋愛に関する哲学者の名言をご紹介します。
この記事をまとめると
- 「愛が恐れているのは、愛の破滅よりも、むしろ、愛の変化である。」
- 「愛の一触れで、人は誰でも詩人になれる。」
- 「愛とは最も強力な情熱であり、それはときに、頭や心臓、感覚すべてを攻撃する。」
愛が恐れているのは、愛の破滅よりも、むしろ、愛の変化である。/ニーチェ
フリードリヒ・ニーチェは、「神は死んだ」や「超人」といった概念で知られているドイツの哲学者です。
恋愛に限らず、人の気持ちは日々変化していくものです。永遠の愛を誓っても、「いつか心変わりしてしまうのではないか」と不安になってしまうのは、好きであれば仕方のないことなのかもしれません。
ニーチェが残した「愛が恐れているのは、愛の破滅よりも、むしろ、愛の変化である。」という言葉もよく考えてみると納得してしまいますよね。
愛の一触れで、人は誰でも詩人になれる。/プラトン
古代ギリシアの哲学者プラトンは「愛の一触れで、人は誰でも詩人になれる。」という言葉を残しています。ちょっとしたことで舞い上がったり、反対にびっくりするほど落ち込んだり……恋をしていると、いつもよりもセンチメンタルな気分になりますもんね。
他にも、プラトンは「恋に肩をたたかれたときには、 常日頃は詩的な調べに耳を貸さないような男でさえ詩人になるのだ。」とも。普段は堅物の男性でも、恋をすればロマンチックに物事を見るようになるものなのかもしれません。今までの考えがまるで変わってしまうような恋ができたらすてきですよね。
愛とは最も強力な情熱であり、それはときに、頭や心臓、感覚全てを攻撃する。/老子
古代中国の思想家である老子は、愛についての名言も残しています。「愛とは最も強力な情熱であり、それはときに、頭や心臓、感覚全てを攻撃する。」という言葉に、思わずうなずいてしまう人も少なくないのではないでしょうか。ビビッときてしまう感覚は、恋愛ならではの感覚といえる気がします。
恋愛とは答えがないものです。そのため、あれこれ悩んでしまうこともありますよね。そんなときは、哲学者が残した名言がピンとくる瞬間もあるかもしれません。
人生や世の中など、人間の心理を究める学問である哲学。さまざまな名言から、その奥深い考え方に触れてみると、哲学の魅力が見えてくるかもしれませんね。
この記事のテーマ
「文学・歴史・地理」を解説
文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。
この記事で取り上げた
「日本文学」
はこんな学問です
古事記や万葉集などの上代文学にはじまって、中古、中世、近世、近現代に至る日本の詩歌、日記、物語、戯曲、小説など、あらゆるジャンルの文学的な表現を研究の対象とする学問である。また、それぞれの文学作品が生み出される背景となった作家の個性、同時代的な価値観、さらには、その時代の流行などの文化的な特徴、その作品が社会に与えたインパクトなどについても多面的に考察する。