千葉県のゆるキャラ「チーバくん」。どうやったら呼べるの?

ぺろりと出た舌と赤い体が特徴の千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」。
「チーバくん」とは一体何者で、いつもどんな活動をしているのでしょうか?
そんな疑問を解決するため、千葉県庁で県のPR業務を担当する職員の高橋 輝子さんにお話を伺ってきました。
この記事をまとめると
- 「チーバくん」について詳しくなれる!
- 県庁の現役職員が「チーバくん」にまつわる裏話なども紹介
- 「チーバくん」は千葉県の認知度アップに貢献!
県民の希望で公式キャラクターに!
――「チーバくん」のキャラクターについて教えてください。
食いしん坊でいたずらっ子ですが、好奇心旺盛でいろいろなことに挑戦するのが大好き、という性格です。横から見ると分かるのですが、体が千葉県の形になっているんですよ。よく犬と間違われますが、犬ではなくて“不思議な生き物”です(笑)
――「チーバくん」はどのようにして生まれたのでしょうか?
『チーバくん』は2009年の『国民体育大会』開催に合わせて、千葉県のマスコットキャラクターとして生み出されました。作者はSuicaの『ペンギン』を手がけたことでも知られる絵本作家・イラストレーターの坂崎 千春さんです。『チーバくん』は『国民体育大会』のマスコットキャラクターとして当初は認識されていたのですが、大会終了後も、『チーバくんを千葉県のキャラクターとして残してほしい』という声が多く聞かれたので、2011年1月11日に県の公式マスコットキャラクターとして認定されました。
イベント出演などにより千葉県をPR!
――ふだんの「チーバくん」の活動内容は?
ショッピングセンターなどの商業施設でのイベントや、地域で開催されるお祭りなどへの出演が主なお仕事です。イベントでは、じゃんけん大会や握手会、写真撮影会を行います。また、テレビ出演することもありますよ。千葉県の認知度アップに貢献することが『チーバくん』の役割です。
――誕生日会などの個人のイベントには来てくれるのでしょうか?
『結婚式や誕生日会に来てほしい』というリクエストもあるのですが、特定の、限られた人しか参加できないイベントへの出演依頼はお断りしています。土日を中心にして『チーバくん』への依頼は多いので、個人のイベントにまで参加すると、『チーバくん』がてんてこ舞いになってしまうということもあるのですが(笑)
――「チーバくん」は人気者なんですね!
『チーバくん』が出演するイベントには、子どもだけでなく高校生から年配の方まで、幅広い世代の方がいらっしゃいます。毎年1月11日に『チーバくん』の誕生日イベントが開催されるのですが、1日で延べ3,000人近い人が訪れたこともあるんですよ。また、『チーバくん』のTwitterのフォロワー数は、今年の4月1日には13万人を突破しました。
高橋さん曰く「『チーバくん』が生まれたことで、学生や20〜30代の若い女性なども千葉県に興味を持ってくれるようになりました」とのこと。かわいらしくてちょっとファニーな人気者「チーバくん」の地道な活動により、千葉県の認知度は確実にアップしているようですね!
【取材協力】
千葉県庁 千葉県総合企画部報道広報課 千葉の魅力発信戦略室
主幹(兼)室長 高橋 輝子さん
この記事のテーマ
「公務員・政治・法律」を解説
公務員は、国や地方自治体の行政に携わり、よりよい地域、町づくりを支える仕事です。政治に関しては政党の活動を支える政党職員、法律では弁護士や検察官などの仕事もあります。これらの仕事に就くには、公務員採用試験、司法試験など関連する資格を取得し、官公庁や行政機関の採用試験を通過することが必要です。
この記事で取り上げた
「都道府県職員」
はこんな仕事です
都道府県の役所をはじめ、公的機関で働く人々のこと。国家公務員の仕事に比べると地域住民に接する機会が多いといえる。住民が快適に過ごせるよう公園をつくったり、地域の法令である条例を制定したりする。他にも住民票や税金の管理、道路や河川などの整備を行うなど、広い範囲で人々の暮らしを守る役目を担う。市区町村の役割が、国がつくった制度や法律を住民に直接運営することがあるのに対し、市区町村の運営のサポートや国とのパイプ役も担う。地域の工業や農業などを支援して盛り上げるのも重要な役割の一つだ。
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