中間テスト対策、あなたは書いて覚える派? 聞いて覚える派?
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勉強には暗記が付きもの。でも私は暗記が不得意、なぜだろう? 今回は、20年以上の講師経験を持つ筆者がお勧めの暗記方法をご紹介。工夫次第で、嫌いだった暗記部分をクリアできるコツがつかめるかもしれません。
この記事をまとめると
- 暗記物とは社会や生物、英単語など。まずは暗記マーカーなど便利なグッズを紹介
- 覚え方には書く、聞くなどがある。まとめノート作成や英単語のリスニングなどを例示
- 結論としては書く、聞く双方が大事! 書き出しながら声に出して読むなどがお勧め!
暗記科目って何がある? 単調な作業は嫌いなんだけど……
暗記に関しては得意な人と不得意な人がはっきり分かれます。暗記部分の代表は単語で、英単語や古文単語があります。それと社会科や理科では生物なども暗記が中心の勉強になります。英語を例に考えてみましょう。英語は文法の習得が不可欠です。でも、文を構成するのは一つひとつの単語、この単語が頭に入ってないと訳すことはできません。避けては通れない暗記ですが、便利な暗記グッズを活用すれば、効率的に取り組むことができるかもしれません。例えば、暗記マーカーや単語帳が強い味方です。赤色の暗記マーカーで覚えたい単語の上に太線を引き、緑色の下敷きで覆えば、マーカー部分が黒っぽくなり、単語を隠してくれます。リングで閉じたカードタイプの単語帳は、コンパクトなので電車の中で見るのにも便利。表に英単語、裏に意味を書くなどして暗記に役立てましょう。
さぁ、一体どうやって覚えればいいんだろう?
気になるのは方法です。本当は上手な覚え方があるのに、それを知らないばかりに損をしたくはないですよね。覚え方には大きく分けて書く、聞くの2つがあります。お勧めの書いて覚える方法は、「まとめノート」を作ることです。歴史の授業で習ったことなどは、テーマごとに要点をピックアップして1ぺージにまとめてみましょう。書くことで頭が整理され、暗記もしやすくなります。耳を活用する方法の代表例は、英語のリスニングテープですね。電車通学など、空いている時間を利用して何度も繰り返して聞いて、単語に慣れることが重要です。
覚えたいなら、目と耳をフル活用!
私たちが持っている情報の80%は視覚を通じて得たものだと言われており、目で見て覚えることは有効です。さらに、他の器官も併せて活用することで、効率よく覚えることができます。英単語を声に出して読むなど、目と耳の両方を使って繰り返し暗記に取り組みましょう。暗記作業はつい眠くなってしまいがちですが、声を出すことで眠気覚ましの効果も期待できます。実際の中間テストは、筆記試験がほとんどであることから、覚えたいことを書いて覚える方法もお勧めです。自宅での勉強など時間にゆとりのあるときにまとめノートを作ったり、通学時の電車内ではリスニングテープを聞いたりというように、場面に合った方法を組み合わせることで、より効率よく五感をフル活用して暗記することができるでしょう。
筆者プロフィール:
予備校・塾講師を20年以上、担当科目は国語と小論文。
高校受験科の中3生指導を含め、大学受験科では高1生から浪人生のクラスまで担当経験あり。