現役美容師が教える! 美容専門学校のオープンキャンパスはここをチェック
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髪のカットをしてくれる美容師さんたちは、美容の専門学校を卒業していることがほとんど。とはいえその仕事内容はさまざまで、街のサロンで働く人もいれば、ファッションショーや雑誌のモデルさんのヘアメイクをする人もいます。
同じ美容師でも、目指す仕事内容によって学校の選び方にも差があるはず。そこであるサロンで働く現役の若手美容師さんたちに、どんなふうに学校を選んだのか聞いてみました。
この記事をまとめると
- 現役美容師がオープンキャンパスで注目していたポイントを伝授
- サロン経営を目指す人などは、資格取得のサポート体制も重要なポイント
- 将来のなりたい姿をしっかりと思い描ける学校が、自分にとってのいい学校
現役美容師たちは、オープンキャンパスで何をチェックしていた?
オープンキャンパスは、学校の雰囲気を感じ取れるチャンスです。ある若手美容師さんの学校選びの決め手は、オープンキャンパスで見た少人数でアットホームな授業の雰囲気だったといいます。
一方で別の美容師さんからは、校則の厳しい厳格な校風が決め手になったという意見も。卒業後のことも考えると、社会に出てからも恥ずかしくないマナーを身につけたいと思っていたのだそう。
これらは現役生から話を聞いたり、模擬授業を受けたりする中で判断できるポイントです。オープンキャンパス当日は積極的にチェックしましょう。
ファッションショーなどの大舞台の活躍を目指す美容師さんからは、有名スタイリストと一緒にショーのプロデュースができたり、コンテストへの出場経験が積めるなど、学生時代からプロの現場を体験できるカリキュラムにひかれたという声も。
総合的なアート感覚を養えるデッサンの授業の存在が学校選びの決め手になったという美容師さんもいました。
学校のホームページを見るだけでは、こういったカリキュラムの詳細まではなかなかわからないもの。進路相談会などで将来の夢や学校でやってみたいことを伝えて、確認してみるとよいでしょう。
サロン経営を目指す人は、資格取得のサポート体制もチェックしよう
このほか美容師資格だけでなくネイル、色彩検定などの資格も取れる学校のサポート体制が何よりの決め手になったという声もありました。将来サロンの経営を目指す人には、美容の総合的な知識が必要になります。
いざ仕事をはじめてから複数の資格を取得するのは、思った以上に大変なもの。学生時代から準備をしておけるというのは、とても助かることなのです。
ちょっと変わったところでは、「トイレがきれいか、整理整頓が行き届いているかを見る」という意見も。いっけん学校生活と関係がないようにも思えますが、美容師は人の髪や肌に触れるお仕事。清潔感やホスピタリティも重要なポイントなのかもしれませんね。
オープンキャンパスで自分の「なりたい姿」を見つけよう
美容師になるためには、国家試験に合格しなければなりません。しかし資格取得はゴールではなく、あくまでも美容師としての人生のスタート地点です。就職先の紹介や卒業後のサポートなど、資格を取ってからの社会生活を考えた指導をおこなっているかも、学校選びの重要ポイントといえるでしょう。
「学校を探すことは、自分がなりたい姿を探すことです」
これは、美容学校の講師も務める、あるサロンのオーナーの言葉です。
学校を卒業してプロとしての一歩を踏みだすときに一番大切なのは、ヘアカットの技術
ではありません。「この店で、この人たちと働きたい」という気持ちを、なにより重視するのだそうです。
学校も同じで、「この先生たちに習いたい、この学校が好き」という気持ちになれる学校、将来なりたい姿をしっかりと思い描ける学校こそが、あなたにとってのいい学校なのです。
オープンキャンパスは、それを見きわめられる貴重なチャンス。できるだけたくさんの学校に行き、先生や先輩と話したり体験授業を受けたりして、あなたの「こんな美容師になりたい」をサポートしてくれる学校を見つけましょう。