NHKは「ゴールデンウィーク」と言わない?「NHK放送文化研究所 」が面白くてタメになる

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NHKは「ゴールデンウィーク」と言わない?「NHK放送文化研究所 」が面白くてタメになる

2016.05.02

提供元:マイナビ進学編集部

NHKは「ゴールデンウィーク」と言わない?「NHK放送文化研究所 」が面白くてタメになる

みなさんは「NHK放送文化研究所(通称:文研)」をご存じですか? 文研とは、「公共放送の“確かな軸”」を標榜し、豊かな放送文化を目指している調査研究所のこと。今回は、そんな文研の研究により生み出された“言葉”とその意味を紹介していきます。

この記事をまとめると

  • 「ゴールデンウィーク」は映画業界がつくった宣伝言葉、放送では「大型連休」を用いる
  • 「通りがかる」ではなく「通りかかる」と清音で読むことが正しい
  • 「被災者」は第三者的視点、NHKでは「被災した人」という呼び方が一般的

「ゴールデンウィーク」ではなく「大型連休」!?  その違いとは

NHKの放送では「ゴールデンウィーク」という言葉を用いることはなく、原則として「大型連休」と言うようにしているらしいです。そもそも「ゴールデンウィーク(黄金週間)」の語源は、連休で観客の入りが良かった映画業界が大作をぶつけるために考えられた「宣伝用につくられた言葉」であり、1952~53年ごろから一般社会で用いられるようになったそうです。そのため、「外来語・カタカナ語はできるだけ避けたい」「長過ぎて表記に困る」などといった放送の制作現場の声もあり、「大型連休」という言葉を起用しているんだとか。その上、週休2日制の定着で前後の土曜・日曜を加えると10日ほどになることもあり、「ウィーク(週間)」という言葉も的確な表現ではなくなってきたことも大きく関係しているそうです。現在若者向けの活字メディアでは、「ゴールデンウィーク」の頭文字をとった「GW」の表記が多く使用されているのを散見しますね。


参照元「『ゴールデンウィーク』『大型連休』どちらを使う?」
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/181.html

「通りかかる」「通りがかる」正しいのはどっち?

続いては紛らわしい日本語です。「通りかかる」と「通りがかる」、みなさんはどちらを使っていますか? ……はい! NHKで正しいと言われるのは「通りかかる」なのです。濁ってはいけないんだとか。なぜならこの言葉の場合、名詞は「通りがかり」と濁音で読んでも、動詞は「通りかかる」と清音で発音しなければならないからです。具体的には、「〇〇の前を通りがかった」ではなく、「〇〇の前を通りかかった」。また、名詞の場合は「通りかかりの人」ではなく「通りがかりの人」というのが正しい表現となります。
他にも「帰りがけ」「帰りかける」、「着替え」「着替える」のような複合語の場合、一般的には名詞は濁音であり、動詞は清音で読むものがほとんどなのです。


参照元:「『通りかかる』?『通りがかる』?」
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/067.html

「被災者」ではなく「被災した人」を用いる理由

最後に紹介するのは、東日本大震災の直後にNHKが実施したアンケートに基づいて考えられた表現方法です。当時、回答からは「取材」の際に被災者の話をしっかりと聞いて相手に「共感」することが大切にされており、それを言葉や態度で相手に伝えるようにしていたことが分かりました。一方で、「放送」の際に気を遣った言葉として「被災者」「がれき」「壊滅(的)」となどの言葉を使わないようにしたという回答が多かったのです。特に「被災者」という言葉を言語学的に見た場合、「被災した人」という表現に比べて対象をより典型的、第三者に捉えた表現になるため、取材者はそこに被災者の“人格”が入る余地がないと考え、避けたものと考えられたと言います。その背景には、取材者と被災者の間に生じた「共感体験」が影響しているのです。


参照元「『被災者』ではなく、『被災した人』〜東日本大震災のNHKアンケートから〜」
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/kotoba/045.html


このように、同じように見えたり、聞こえたりする言葉も、掘り下げていくと深い意味をもたらすことがうかがえますね。将来、記者や報道関係、文筆家など“言葉を扱う仕事”に就きたいと考えてる人は、日頃からこうしたサイトをチェックして、知識を培っておくといいかもしれません。


参照元:「NHK文化研究所」
https://www.nhk.or.jp/bunken/index.html

この記事のテーマ
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情報を収集・編集し、おもにマスメディアを通じて発信する業界です。放送や新聞は情報を伝達する仕組みの管理・運営も行います。権力を監視したり、社会の不正を明らかにしたりするジャーナリズムとしての機能を担ったり、エンターテインメントを広く提供したりするなど、メディアにより役割はさまざま。一般の人が触れられない情報に接し、社会への影響力も大きいため、高い倫理観が求められます。

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