ここはイタリア!? 日本の地中海「淡路島」で栽培されている植物って?

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ここはイタリア!? 日本の地中海「淡路島」で栽培されている植物って?

2016.04.28

提供元:マイナビ進学編集部

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ここはイタリア!? 日本の地中海「淡路島」で栽培されている植物って?

イタリア料理に欠かせない「オリーブ」。オリーブの実は絞ってオリーブオイルとなるだけでなく、絞ったあとの実は家畜用の飼料として、幹は高級木材としても活用できる、とっても効率的な樹木なのです。今、そんなオリーブが淡路島で栽培されているんです。

この記事をまとめると

  • 温暖な気候を利用し、淡路島でオリーブが栽培されている
  • 油に、飼料に、高級道具に……さまざまに活用されるオリーブの樹
  • 外国産の果樹・作物の品種改良で日本を救う!

淡路島でオリーブを栽培!

淡路島は瀬戸内海に浮かぶ最大の島です。瀬戸内海は1年を通して温暖で、豊富な日照時間と雨が少ないのが特徴です。そして、淡路島ではその気候に合った花や果樹・野菜栽培、酪農や畜産が盛んに行われ、淡路島タマネギや淡路ビーフは特産品として全国に知れ渡っています。その淡路島では今、オリーブの栽培に力を入れ、新しい産業の柱の一つに育てようとしています。
どうして、オリーブなのでしょうか? 現在、日本は、約5万5,000トンのオリーブをイタリアやスペインから輸入しています。それに対し国内の生産高は約160トンに過ぎません(農林水産省)。しかし、食の西洋化が進んでいること、オリーブが新たな健康食品として注目され始め、オリーブオイルの需要が高まっていることなどが、淡路島でのオリーブ栽培スタートの背景にあるのです。

実からオリーブオイルを、幹から道具類や装飾品を!

オリーブの原産国は、スペインやイタリアなど、ほとんどが地中海に面した国に集中しています。降雨が少なく豊富な日照時間が適度な乾燥をもたらす地中海性気候が、オリーブの栽培に適しているためです。そして、瀬戸内海は「日本の地中海」と呼ばれ、気候・風土が地中海と似ているのです。また、オリーブはとても丈夫な樹木で、栽培管理のための労力負担も少なく、不作を心配する必要もほとんどないという特徴があります。また、オリーブオイル抽出には加熱加工の必要がなく、果汁を搾って放置しておくだけで自然に表面に浮いてきます。あとはこれを分離するだけ、手間暇いらずなのです。そしてオイルを絞ったあとの果実は家畜用の飼料としても使われます。オリーブを飼料に育てられた牛は肉が軟らかく美味で、香川県では「オリーブ牛」としてブランド化しています。さらに、オリーブの木材は堅く緻密で耐久性に優れ、まな板やすりこぎなどの台所用品や印鑑の材料など、高級な道具類や装飾品として利用されます。このように、オリーブは無駄になるところが少なく「エコな植物」といえますよね。

外国原産の果樹や作物を品種改良し、日本を救う!

オリーブに限らず、日本には外国を原産とする果樹や作物がたくさんあります。でも、そのままでは育ってはくれません。日本の気候・風土に合わせて改良する必要があるのです。そうしたことを担うのが農学という学問です。育種学や土壌学などの手法を駆使して、日本の気候・風土で育つよう品種改良していくのです。例えば、皆さんが毎日食べているお米。以前は冷害や害虫で不作に泣いた農家も多く、また北海道では稲作はできないと言われていました。しかし今は冷害や害虫に強く滋味豊かなお米もでき、「ゆめぴりか」や「ななつぼし」など北海道産のブランド米が「米の食味ランキング」で最高評価を獲得するまでになっています。
今、日本の食糧自給率は39%(2014年農林水産省:カロリーベース)で、先進国では最低レベルです。淡路島のオリーブ栽培も、日本の食糧自給率アップのために応援したくなりますね。

農学に興味のある人は、いろいろ調べてみると、オリーブ以外にも興味をそそられる果樹や作物が見つかるかもしれませんよ。

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「農学」
はこんな学問です

品種の改良や病害虫対策をはじめとする栽培技術、事業として継続させるための農業経営、行政による支援のあり方を問う農業政策などを通じて、人と自然の共生のための方法を研究する学問である。研究分野は広く、食料としての生物を環境にマイナスの影響を与えることなく継続的に確保する方法を研究する「資源生物科学」、食品・農業・化学工業などの生物活用現場で起こる問題をバイオ技術によって解決する「応用生命科学」などがある。

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