[第3回]ダイバー・高橋正祥さんに聞く「海の中の仕事のハナシ」

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

[第3回]ダイバー・高橋正祥さんに聞く「海の中の仕事のハナシ」

2016.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

[第3回]ダイバー・高橋正祥さんに聞く「海の中の仕事のハナシ」

日本に帰国した後、神奈川県のダイビングショップに勤めていた高橋正祥さん。東日本大震災で故郷が被災したことをきっかけに地元宮城県に帰る決意をしました。震災後の活動内容や移住先で大切にしていることを聞きしました。

この記事をまとめると

  • 海の中から復興を支えたいと、宮城県に帰ってきた高橋さんの想い
  • 東北にもダイビングスポットはある。発信していくことが大切
  • 本心で語り合わなければ始まらない。移住にあたり大切にしていること

「故郷の海に恩返し」水中から見た東北のハナシ

——帰国後、高橋さんは葉山のダイビングショップで働いていたようですが.…..その後地元の宮城県に戻られたのは、やはり東日本大震災がキッカケだったのでしょうか

そうですね。2011年の6月から月に1度、ボランティアで水中瓦礫の撤去や遺体の捜索活動をして来ました。僕は海に潜れるので、海の中から復興の手伝いをしていこうと思ったんです。その際に全国からダイバーの方々がボランティアに来て下さったのですが、悲しいことに宮城県のダイバーがほとんどいませんでした。ダイバーが圧倒的に必要な状況なのに、宮城県にはダイバーが少ない。その時から「自分がやるべきことは地元にあるんだ」と思い始めました。
もちろん葉山での仕事はすごく楽しかったのですが、小さい頃よく遊んだ海への恩返しをしたくなったんです。それから葉山のダイビングショップの社長と話し合い、2012年の4月に退職して石巻に帰って来ました。

——石巻ではどのような活動をされていたのですか?

ボランティア活動をしながら、2012年5月にダイビングショップ「High bridge」を立ち上げました。今はそのショップも女川町の「シーパルピア女川」に移転し、元気に営業しています! 
それと並行して「石巻海さくら」というボランティアグループも2012年に立ち上げました。今でも海浜掃除を行ったり、スノーケル教室なども開いています。少しずつかもしれないけれど僕たちがこの活動を10年続ければもっと海はキレイになるはずなので、この活動を通してキレイな海を次世代に残すのが僕達の役割だと思っています。

——ボランティア活動にとても力を入れて来た高橋さんですが……実際のところ石巻に引っ越して来た当初、生活するのは大変ではありませんでしたか?

正直すごく大変だったので、作業ダイバーという仕事もしていました。海の中の仕事って色んなものがあるんですよね。瓦礫撤去の仕事や海の中の生態調査、防潮堤の水中溶接や水中測量……言ってみれば「海の何でも屋さん」ですよね。でも2013年くらいからは女川の海で体験ダイビングもやり始めたのでショップも落ち着いてきました。

東北の海がダイビングスポットに? 宮城の海の魅力

——現在はどのような活動をされていますか?

2013年6月から宮城県女川町の竹の浦という浜をダイビングスポットにして活動しています。そこは震災直後から瓦礫撤去のボランティア活動で通っていた浜だったので、漁師さんや地元の方からもきちんと理解をいただくことが出来ました。

——ダイビングと言えば南国のイメージですが、東北でも出来るんですね!

東北の海って漁師町のイメージがあるかもしれませんが……海の中にはカラフルな生き物がたくさんいるんです。そんな東北の海のイメージを少しずつ変えていくと同時に、東北にしかいない生き物の面白さを伝えていきたいです。だって図鑑にも載っていない魚が宮城にはたくさんいるんですよ! だから宮城だけの生き物図鑑を作りたいという密かな夢もあります。
そして何より東北の人たちにも東北の海のことをもっと知って欲しいです。地元の方々も観光としてのダイビングに希望を持ってくれているので、そんなことを発信していくショップでありたいと思っています。

本心で語り合わなければ始まらない

——最後に、様々な国で働いてきた高橋さんがどこに行っても大切にしていることを教えてください

何でも正直に話し合うことです。自分の心を裸にして、本心で語り合うこと。それは竹の浦の漁師さんや住民の方々とお話ししたときも感じました。信用されるようになるには相手のことを信用しなくてはいけないし、相手の本心を聞きたければ自分も本心で話すしかないんですよね。何事においてもそれが大切だと思っています。

——ありがとうございました!


ダイバーという職業を通して地域に貢献している高橋さん。「経験を地元に還元する」というのは、様々な場所へ足を運び、多くの経験をしたからこそできることなのではないでしょうか。悩み、葛藤しながら得た経験を活かして働く先輩の姿は、きっと学生のみなさんの指針になるはずです。もし「将来」に悩んでいたら、まずは新しい環境に飛び込んでみてはいかがでしょうか? 

この記事のテーマ
健康・スポーツ」を解説

スポーツ選手のトレーニングやコンディション管理に関わる仕事と、インストラクターなどの運動指導者として心身の健康管理やスポーツの有用性を広く一般に伝える仕事に大別できます。特に一般向けは、高齢化の進展や生活習慣病の蔓延が社会問題化する中、食生活や睡眠も含めて指導できる者への需要が高まっています。授業は目指す職業により異なります。

「健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「スキューバダイビング・インストラクター」
はこんな仕事です

スキューバダイビングを基礎から指導し、楽しく安全に行うことを教えるプロ。危険が伴う水中でのスポーツを指導するために、専門知識とダイビング技術、安全管理能力が求められる。国家資格の潜水士免許以外に、インストラクターとして定められた資格はないが、民間のダイビング指導団体による認定証「Cカード」を取得しているのが一般的だ。ダイビングショップなどに勤務し、技術の指導だけでなく、ツアーの企画やガイドをしたり、機材選びのアドバイスをしたりするケースも多い。

「スキューバダイビング・インストラクター」について詳しく見る