昭和30年代にタイムスリップ!? 大分県には、TVドラマの舞台にもなった“昭和の町”があるらしい!

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昭和30年代にタイムスリップ!? 大分県には、TVドラマの舞台にもなった“昭和の町”があるらしい!

2016.05.02

提供元:マイナビ進学編集部

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昭和30年代にタイムスリップ!? 大分県には、TVドラマの舞台にもなった“昭和の町”があるらしい!

最近では、ドラマ『下町ロケット』や漫画・アニメ『昭和元禄落語心中』など、“昭和”を舞台とした物語が注目されています。数年前に大ヒットした映画『三丁目の夕日』もシリーズ化されたほどの人気作として、たびたびテレビでも放映されており、今、昭和がブームだといえます。

この記事をまとめると

  • レトロな街並みを体験できる、豊後高田市の「昭和の町」が人気
  • 「昭和の町」は、「商店街が一番にぎやかだった昭和30年代」をテーマにしている
  • 街づくりには「変えて行くもの・変えずに守ってゆくもの」の見極めが大切だという

昭和の商店街を体感できる「昭和の町」ってどんなところ!?

昭和の町商店街

昭和の町商店街

平成生まれのみなさんにとっては、昭和はお父さんやお母さんが青春時代を過ごした時代という認識かもしれません。しかし、そんなみなさんでも、昭和を体験できる町があることをご存じですか?

大分県豊後高田(ぶんごたかだ)市には、「昭和の町」という商店街が存在し、そのレトロで心温まる街並みから、県外からも観光客が訪れる人気スポットになっているのです!

キャッチフレーズは「おかえりなさい」

昭和ロマン蔵

昭和ロマン蔵

大分県豊後高田市は、大分県北部の国東半島の北西部に位置しており、美しい自然に囲まれ、奈良・京都に次ぐ千年の仏国として開花した六郷満山文化の歴史が織りなす豊かな風土、数々の伝統行事など、古き良き時代の空気を感じられる土地です。

そんな豊後高田市の商店街にある「昭和の町」は、もともと建物のおよそ7割が昭和30年代以前の建物であることを利用してつくられており、総延長550mの商店街の通りにノスタルジックな“昭和の店”が立ち並んでいます。レトロな昭和の歌謡曲がBGMで流れ、電気屋さんの店頭には昭和30年代の電化製品が並び、昔懐かしい駄菓子屋さんの姿もあり、郷愁を誘います。こうした懐かしい商店街が誕生したのはどんな理由があったのでしょうか?「豊後高田市観光まちづくり株式会社」の河野さんに訊いてみました。

「豊後高田市は、隣接する宇佐市とのかかわりが非常に強く、昭和30年代には、『国宝:宇佐神宮』と当市を結ぶ軽便鉄道が走っており、その恩恵を受けて国東半島で一番にぎやかな商店街といわれていました。しかし、時代の流れとともに商店街は衰退し、“犬と猫しか歩かない町”と揶揄されるようになってしまったんです。そこで、この衰退した商店街を再びよみがえらせるようと、『商店街が一番にぎやかだった昭和30年代』をテーマとして、官民一体となった再生計画がスタートしたんです。キャッチフレーズは『おかえりなさい』です」(河野さん)

「おからコロッケ」や「駄菓子屋の夢博物館」といった人気スポットがたくさん

昭和の町のコロッケ

昭和の町のコロッケ

地方の多くの街にも見られるように、大型店の郊外への出店や過疎化のために街が衰退してしまった豊後高田市。そこで、物質的には今ほど豊かではなかったものの、人と人が助け合い、肩を寄せ合って生きてきた温かい時代“昭和”を再現することでにぎわいを取り戻すべく、街づくりに着手したんですね。

みなさんにとっては、「昭和の町」にあるどのお店も新鮮に感じるものばかりに違いありません。河野さんによると、中でも観光客に特に人気のスポットがあるんだとか。普通のお肉屋さんである「肉のかなおか」は、当時の女将さんが「まかない」としてつくっていた「おからコロッケ」を販売しており、これまで最高記録1日3,000個を販売したこともある人気店。確かに、レトロな街並みを眺めつつ食べ歩くコロッケはおいしそうですよね。 それにしても1日3,000個ってすごい! 

「駄菓子屋の夢博物館」は、駄菓子屋のおもちゃ所蔵では日本一の小宮館長が所有する30万点のなかから選りすぐりのおもちゃ6万点展示した博物館で、昭和のお宝を詰め込んだ施設「昭和ロマン蔵」の中にあります。また、周囲には現役では最古となる昭和32年式のボンネットバスが走っており、土日祝日を中心に、無料で15分間の商店街周遊を行っているのだそうです。

7店舗からのスタートして今では40店舗を超えるお店が「昭和の店」に

かつての昭和の町

かつての昭和の町

懐かしい風景はもちろん、人の温かさも豊後高田のいいところ。「豊後高田に住む人の気質は、サービス精神旺盛で、人なつっこい人柄といえます。一般家庭では、お客様がおなか一杯ならない限り帰さないよ……的なおもてなしの風潮が見られますね。また、野菜がいっぱい採れたからおすそ分け、またそのお返しで、といったコミュニケーションがいたる所でみられるのも、こういった面からだと思われます」(河野さん)

なるほど、そういったコミュニケーションが「昭和の町」を立ち上げるにあたって役立っていたんですね。

「しかし、新しく事をはじめる場合にはどちらかというと保守的で、進んで旗を振るリーダー的な人物は少なく思えます。まわりの出方をうかがっているといったところでしょうか。ただ、“これだ!”と確信した時の団結力は、強いように思います。昭和の町再生のプロジェクトも、最初は7店舗からのスタートでしたが、今では40店舗を超えるお店が『昭和の店』として認定されているんです」(河野さん)

2014年には、NHK BSプレミアムで「昭和の町」を舞台に山本耕史や鈴木杏が出演したドラマ、『そんじょそこら商店街』が放送されたことで話題になりました。街の人々の団結力の強さは、こんなところでも発揮されたようです。

「撮影当時は、ロケのお手伝いや炊き出しをするチームが発足しました。大分弁で「手助けをする」を意味する『かっせる団』です。商店街全体の団結力が一層強いモノとなりました。ドラマの影響だけではないと思いますが、個人客(マイカー)の客数が増加しましたし、これまで50~60代が中心だった客層の低年齢化が進んだように思えます。20~30代のカップルが増えたのは、ドラマの影響が大きいかもしれませんね」(河野さん)

街づくりには「変えて行くもの・変えずに守ってゆくもの」の見極めが大切

まさに、昭和にスポットを当てた街づくりが大成功した豊後高田市。街づくりについてどのようなことを一番大切に思っているのでしょうか。

「変えて行くもの・変えずに守ってゆくもの、の見極めでしょうか。Wi-Fiや多言語パンフレット、多言語が可能な案内人の整備や情報発信についても、ハイテクが要求される世の中になっていってます。一方、『昭和の町』でもっとも大切にしているのが『対面販売』。つまり、店主と客の会話です。会話の中から楽しみや、思い出をつくってもらいたい、というのがこの町の一番の願いです。また、『昭和の町』スタートから15年が経過し、立ち上げにかかわっていた方々が少なくなってきていますし、昭和30年代の商店街を知っている方も少なくなってきています。これからの商店街を背負ってゆく世代が、先人の方々の作り上げたこの町を、いかにして守ってゆくか、アツいモチベーションをいかに継続してゆくのか。その辺が大切かと思われます」(河野さん)

商学を学んで「昭和の町」が活性化した理由をより深く考えてみよう

ほっこり温かい「昭和の町」の雰囲気は、こうした地元の方々の熱い気持ちから創り上げられているんですね。みなさんもぜひ、家族や友だちと旅行で大分に訪れる際は、「昭和の町」へ訪れてみてください。

こうした街づくりや街の商業の活性化について学ぶことは、「商学」の勉強につながります。この商学とは、商業という、個別の企業と消費者の関係に注目し、研究する学問です。もし、みなさんが住んで言う街を元気にするまちづくりをしてみたい!と感じている人がいたら、商学を学ぶことで、「昭和の町」が活性化した理由をより深く理解できるようになるかもしれませんよ。

【取材協力】豊後高田市観光まちづくり株式会社


参考:
昭和の町・豊後高田市公式観光サイト
http://www.showanomachi.com/
中小企業庁
http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/shogyo/shoutengai77sen/machidukuri/8kyuushuu/3_kyuushuu_14.html

この記事のテーマ
経済・経営・商学」を解説

そもそも「どうすればお互いにとって必要な物資が手に入れられるか」という極めて単純な動機から始まった商取引が、極めて高度に煩雑化してしまいました。だからといって、すでに引き返すことができないのは事実であり、現状を正確に把握して最適な選択をするのが私たちの役割でしょう。しかも、単純に取引価格だけですべてが決まる時代ではありません。国家間の争いや異常気象など、カバーしなければならない要素が目白押しです。

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この記事で取り上げた
「商学」
はこんな学問です

企業と消費者を結び付けるビジネスそのものを学ぶ学問。経済学が企業を取り巻く経済活動を研究し、経営学が企業内の経営管理を主な研究テーマとするのに比べて、商学は、商業という個別の企業と消費者の関係に注目する。たとえば、マーケティングでは、消費者との持続的な関係をいかに築くかがテーマとなり、ターゲットである消費者の特性に応じたアプローチが研究される。また、商取引に関わる分野としては、ほかに貿易、金融などが挙げられる。

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