りんご飴マンが行く! 津軽のお仕事取材レポート 〜芸能マネージャー編〜

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

りんご飴マンが行く! 津軽のお仕事取材レポート 〜芸能マネージャー編〜

2016.04.30

提供元:マイナビ進学編集部

りんご飴マンが行く! 津軽のお仕事取材レポート 〜芸能マネージャー編〜

やぁ、今を生きる高校生のみんな、りんご飴マンだよ。

津軽の高校生は部活帰りに夜ご飯を食べに行こうとすると、「ごめん、終電あるから……」と深夜のサラリーマンのような台詞で帰っていく学生がいるそうな。早すぎだろ。

ところでみんな、「りんご娘」は知ってるよね? 青森で知らない人はいないくらい、地元に愛されている農業活性化アイドル・りんご娘。ご当地アイドルの先駆け的存在としても有名だよね。

この記事をまとめると

  • 芸能マネージャーは”支える”のが仕事
  • “コミュニケーションの取り方”が関係性を左右する
  • ”心”もマネージメントする

だけど、その裏で彼女たちを支える存在があることを知っているかな。例えば、一番近くでその活躍を見守るマネージャーさんの存在!

ということで、今日はりんご娘のマネージャーさんにりんご飴マンが突撃取材し、普段どんなお仕事をしているのか、芸能マネージャーという仕事のやりがいとは何なのかを聞いてみたよ。

お話を聞かせてくれたのは有限会社リンゴミュージックの宮地 智子(みやじ ともこ)さん(34歳)。弘前市出身。

――宮地さん、今日はよろしくお願いします。

宮地:何か、ドキドキしますね。よろしくお願いします。

“ご当地アイドル”のマネージメントには地域ならではの大変さも

(選挙への関心、投票率向上イベントの応援に来たりんご娘 左:とき 右:王林)

(選挙への関心、投票率向上イベントの応援に来たりんご娘 左:とき 右:王林)

――早速ですが、まず宮地さんの仕事内容について知りたいです。りんご娘のマネージメントということですが、具体的にどんな仕事をされているのですか?

宮地:りんご娘としての彼女たちの活動をマネージメント、つまり管理するということでスケジュールの日程調整や、イベントや撮影などに同行して身の回りのケア、お客様への挨拶など現場に出かけることが多いです。その他では、彼女たちの練習に付き合ったり、オフィス事務的な仕事をしたり、PRするための営業活動、そして資料をお客様に持っていくなどもしています。

――なるほど。りんご娘に関する全ての活動に従事している、という印象ですがそれだけ働いていると1日のスケジュールも大変じゃないですか?

宮地:うーん、どうですかね。例えば朝は9時30分頃に来て、帰りも急ぎの仕事がない日は早く帰ることもあります。夜遅い日もありますが、電話が鳴らないこともあって個人的にはデスクワークが集中できる時間だと思っています。

――なるほど。ところで、エンタメ・芸能のような職種って青森では少ないと思うので宮地さんのような存在は珍しいと思うのですが、普段この仕事をしていて何か感じることなどありますか?

宮地:感じること……。そうですね、やっぱり田舎は助け合い社会なので周りと一緒にやろうとする力がある、ということですかね。できないことは頼り、できることで力になるという協調性があります。あとは、色々な場所や人、文化に出会うので地元の良さを再発見できているなと感じます。私も元々弘前出身ですが、知らなかったことがたくさんありました。

――良かったことも多い一方、戸惑うようなこともありますか?

ありますあります(笑)。たまに思うのは、地域柄どうしても硬い人もいるということ。今までやってきたことを変えたくない、世間が狭いので人の言葉に左右されやすい人もいたり……。

――それ、すごく分かります。どんどん続けて?

宮地:いや、ここについてはあまり深く突っ込むのはやめましょう(笑)。あとは、やっぱり津軽弁。地元出身の私でさえもディープなものは全然聞き取れません。お客様やファンの方、とき(りんご娘のメンバー)もたまに何言ってるか分からない時があります。

――地元民をも困惑させる津軽弁、恐るべし。

多感な子供達をマネージメントすることの魅力・難しさ

――宮地さんはこれまでもマネージメントの仕事をしていたのですか?

宮地:はい、大阪の某テーマパークで働いていたときはショーやライブなどパフォーマンスのために来日した外国人たちのマネージメントを担当していました。その後も大阪の映画の制作会社で芸能マネージャーをやるなど、エンタメ業界のマネージメントをやることが多かったです。

――あれ? ではキャリアのほとんどが大阪だったのですね。青森に帰ってきたきっかけは何だったのですか?

宮地:映画の制作会社で芸能マネージャーをやっていたのですが、実はその会社の社長が亡くなってしまい、解散となってしまったことがきっかけですね。

――ええ!? それはあまりにも突然ですね……。

宮地:引き続き大阪で仕事をすることも考えていたのですが、亡くなった社長に生前、「おまえは地元愛がなさすぎる。帰れ」と言われたことがありました。地元への愛が強い方で、それこそ地元の農業を題材にした映画なども撮っていました。それで一回帰ってみるか、と青森に帰ってきたのです。

――意外な形での帰郷となりましたね。

宮地:驚きだったのは、職業安定所から芸能マネージャーの仕事があると言われた時でしたね。青森でエンタメの仕事なんてないだろう、観光業に関われればいいかなぐらいに思っていたので……。

――なるほど。でもそれだけ経験豊富であれば今の仕事も問題なくできたのではないですか?

宮地:いえ、それがそうでもないのですよ。

――と、言うと?

宮地:今までマネージャーとして担当していたのは大規模なオーディションをくぐり抜けてきた、いわゆる「完成された大人」たちだったのですが、今回は言ってしまえば普通の子供たち。何かあれば感情をむき出しにしますし、とてもデリケートな年代ですからこれまでの常識ややり方が通用しなかったり、戸惑うこともありましたね。

――特にりんご娘は多感な中学・高校生で構成されていますが、どういったことに気をつけて仕事をしていたのですか?

宮地:自分が高校生の時の気持ちを思い出して、抑えつけるような言い方や接し方をしないようにしています。そしてどうしたら彼女たちを理解できるかを模索しながら、愛情を常にもって接していく。ただ、何でも仲良くやるわけではなく、マネージャーとしての私、一人の大人としての私、といったようにオンオフをしっかりつける、という感じです。

――子供たちの立場や気持ちをきちんと理解しつつ、馴れ合いではないコミュニケーションを意識されているのですね。人をマネージメントすること自体とても大変な仕事だと思いますが、やりがいを感じる瞬間はいつですか?

宮地:誰かの笑顔を見られたときですかね。ファンの方、オファーをいただける企業や団体様、そしてもちろん彼女たち自身の笑顔も。彼女たちがりんご娘という活動を通して誰かを笑顔にしている現場に出会ったとき、「自分、いい仕事してるな」と思います。

夢を叶えるのが夢

――宮地さんが考えるマネージャー業の役割って何だと思いますか?

宮地:マネージャーというのはただタレントを現場に連れていくだけの仕事ではないです。例えばテレビやライブに出る前の瞬間、ほんの2、3分の間にいかにコミュニケーションをとるか、気持ちを作るお手伝いができるかによって本人のパフォーマンスが全く違います。人を物のように扱うのではなく、心をマネージメントしてあげることが役割かなと思っています。

――高校生の時も、今みたいにマネージャーをやりたいと思っていたのですか?

宮地:いえ、そもそも高校生のときはなりたい職業や夢がなかったです。運動が好きでソフトボールをやっていたこともあり、卒業後はスポーツ専門学校に通い、インストラクターを目指して就活をしていましたが、最終面接で落ちたことがあって。その時に、何も悔しくもなく、別に本気でやりたくなかったことに気づいてしまったのです。その後、たまたまテーマパークに就職したことでやりたいことを見つけることができましたが。

――最後に、今の高校生に何か言えるとしたらどんなことを言いますか?

宮地:うーん、「諦めるな」ですかね。やりたいことがあるなら、それが大きなことでも強い意志を持ってそこに向かう勇気が大事だと思います。私は自分ではやりたいものを見つけられなかったけど、人を支える仕事が好きだし、今はりんご娘の夢を叶えることが夢。そこに向けて一生懸命取り組んでいきたいと思います。

――ありがとうございました。



芸能人のそばにいて仕事ができる。一見華やかで毎日が楽しそうな印象だったが、マネージャーという「人」を管理する仕事は、話を聞けば聞くほど単調ではなく、そして奥深いものだった。宮地さんのように心をマネージメントすることに魅力を感じた学生は、こういった仕事も将来の選択肢に入れてみてほしい。

ライター:りんご飴マン(りんごあめまん)

1986年、東京都小金井市に生まれる。
縁もゆかりもない青森に恋をして、2015年4月より弘前に引っ越し。真面目にふざけることをモットーに、弘前市非公認の生キャラとしてイベント出演、講演登壇、企画構成・演出、記事や脚本執筆などを行っている。好物はスルメイカ。

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「芸能マネージャー」
はこんな仕事です

俳優や女優、タレントなどの芸能人の活動をサポートする仕事。芸能活動に専念できるように、仕事現場でさまざまな雑用をこなすほか、スケジュールの管理、マスコミ各社への売り込み、オーディションの準備などが主な役割となる。働き方は、勤務する芸能プロダクションやタレント事務所によって異なるが、会社によっては一人のマネージャーが10人程度の芸能人を担当することもある。全国を走り回る移動も多いが、担当するタレント、芸能人とともにエンタテインメントの世界で働く情熱があれば、やりがいは大きいだろう。

「芸能マネージャー」について詳しく見る