20年後にきっと終わる。横浜駅の工事、ただいま101年目

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

20年後にきっと終わる。横浜駅の工事、ただいま101年目

2016.04.28

提供元:マイナビ進学編集部

メイン
テーマ

20年後にきっと終わる。横浜駅の工事、ただいま101年目

サグラダ・ファミリアという建築物を知っていますか? スペインのバルセロナにある教会で、1882年に着工してから今も工事が続いていることで有名です。
実は日本にもサグラダ・ファミリアに負けないくらい長い間工事中の場所があります。それは横浜駅! 1915年から休むことなく工事が行われています。
一体どうして? そしていつ終わるの? そんな不思議な横浜駅についてまとめてみました。

この記事をまとめると

  • 現在の横浜駅は3代目。100年以上の歴史がある駅
  • 横浜駅は常に変化を求められてきたから工事が終わらない
  • 「エキサイトよこはま22」によると横浜駅の完成は2030年ごろ

横浜駅の歴史

現在の横浜駅は3代目になります。
1代目は1872年に日本で最初にできた鉄道の駅の一つとして建築されました。現在の桜木町駅です。2代目は1915年に建築されました。現在の地下鉄高島町駅あたりにあったのですが、1923年の関東大震災のときに焼失しています。その後仮駅舎でしのいでいましたが、1928年に現在の場所に新しく駅ができました。
いや、できたというのは語弊があるかもしれませんね。今も工事が続いているのですから。

なぜ完成しないのか

現在の横浜駅が開業してから今年で88年にもなります。前身である2代目から換算するならおよそ100年! なぜいまだに完成しないのでしょうか。
それは横浜駅が他にないほど交通の要所であることが関係しています。

この駅に乗り入れている鉄道は6社。これは日本の駅の中でもかなり多い数です。しかも初めから横浜駅に停車していたのではなく、後から次々に追加されていったため、その度に増築工事が行われたのです。
その後、電車の乗り入れ本数が増えることで利用者も多くなり、駅も賑わっていきました。駅周辺では新たな商業施設や駅ビルの開発も始まっていきます。さらに増改築が多いことから駅全体の調整も必要になり、さらなる工事が追加されました。100年も使われていれば施設の老朽化も進み、改善補強工事も必要になってきます……。

つまり横浜駅は交通の要所として長い歴史があり人が集まるために、絶えず変化と改善が必要だったといえます。完成しないのではなく、時代に応じて変化してきた最終完成型が決まっていない建築物。それが横浜駅なのです。

いつ完成するのか?

そんな横浜駅にもついに最終型のビジョンらしきものができました。

「エキサイトよこはま22」と命名されたそのプロジェクトは、老朽化した横浜駅と周辺の街全体をデザインする大規模改造計画です。横浜市を中心に民間企業と連携し、さらに神奈川県や国土交通省も参加して、横浜駅周辺の改造計画が練られています。
駅の整備、周辺施設の充実、安全安心な設備など国際都市横浜の名にふさわしいビジョンが盛り込まれています。きっと完成したときにはガラリと変わった横浜駅になることでしょう。2010年に始まったこのプロジェクトですが、現状での完成予定は20年後の2030年頃といわれています。

横浜駅は長い間人々が集まる交通の要所であり続けてきたからこそ、絶えず変化や改善が求められてきました。そのせいかいまだ最終完成型がみえず、工事が続いています。
しかし、それは同時に生きている建築物の証でもあります。常によりよい姿を模索し、変化し続けているのですから。
こんな興味深い建築物もなかなかないですよね!

もし横浜駅に興味が湧いたら、建築学を学んでみるもの面白いと思います。人々に求められ続ける生きた建築物をあなた自身が手がけられると考えたらワクワクしませんか?


【参照】
横浜市(2015)「横浜駅周辺地区・エキサイトよこはま22」http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/tosai/excite/

吉澤 由美子(2011)「“神奈川のサグラダ・ファミリア”との呼び声も高い横浜駅ですが、一体横浜駅の最終形態はどんな姿で、何年後に完成する予定なのでしょうか?」
http://hamarepo.com/story.php?story_id=660

■ZUU online(2015)「横浜駅の工事は本当に終わるのか?」https://zuuonline.com/archives/92529

この記事のテーマ
工学・建築」を解説

工業技術や建築技術の発達は、私たちの生活を画期的に快適で安全なものに変えてきました。先人たちの生み出した知恵に新しい技術をプラスすることで、その進歩はいまも日々、進んでいます。インフラの整備や災害に強い街作り、エネルギー効率の高い動力機械や高い知能を持ったロボットの開発など、工学や建築に求められるものはますます増えるでしょう。自然との共生も大きなテーマです。理系の中でもより実地的な分野だと言えます。

「工学・建築」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「建築学・意匠」
はこんな学問です

「建築学」は、建築について総合的に学ぶ学問。学ぶ領域は広く、住宅、ビル、超高層建築の生産、建築資材の研究開発、災害時の安全対策など現代建築の建築工学分野と、団地や道路の造成、都市計画などの都市工学に加え、歴史的な建築物、集落の保存や復元についても研究する。「意匠」は、建築物を美学的に捉えて芸術的意義を追究する学問。建築物や街並み、自然環境、構造や材料についても美学的に追究して評価する。

「建築学・意匠」について詳しく見る