CAってどういう仕事なの!? 実際に働く人に聞いてみた!
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グローバル化が進み、国内だけでは留まらず海外へ旅立つ人が増えている現代日本。その移動手段となる飛行機を支えるCAさん。そんなCAは実際にどういった仕事をしているのか、現場で活躍するFさんにお話を伺いました。
この記事をまとめると
- CAとは「キャビンアテンダント」の略で、乗務員としてさまざまな業務を行っている
- 特に必要な資格などはないが、就活ではTOEICのスコアが重要視されている
- 求められる人材は、コミュニケーションが得意な人、冷静さを保てる人
CAは接客業、コミュニケーションを取ることの重要性
――さっそくですが、「CA」とはどういう意味で、どのようなお仕事をされているのでしょうか?
Fさん:CA(キャビンアテンダント)とは、客室乗務員という意味合いです。普段は飛行機などの旅客機に搭乗し、搭乗から到着までの間、さまざまな業務を行っています。ちなみに、「キャビンアテンダント」というのは和製英語らしいので、注意です! なので、海外の乗客からは「フライトアテンダント」や「クルー」と呼ばれることもありますね。
――仕事をする上で気をつけていることはありますか?
Fさん:「CA」といっても、高校生にも身近な接客業と同様ですので、コミュニケーションを取ることに注力しています。また、乗客のみなさまが搭乗から到着して降りるまで、いかに不快感なくスムーズに誘導できるかも重要だと思っていますね。
在学中はTOEICの勉強に励むことがポイント
――仕事をしていてたいへんなことはありますか?
Fさん:飛行機のフライト中は何が起こるのか分からないので、常に気を抜くことができないことです。例えば、突然気流の変化により、急な揺れが起きることがあります。そんなとき、乗客に安心感を与えられるように、シートベルトを締めてもらうなどの誘導をします。自分が焦ってしまうと、乗客はすごく焦ってしまうと思うので、ポーカーフェイスを保つこともまた大切なことですね。
――CAになるために、何か資格は必要なのでしょうか?
Fさん:これといった必要資格はありませんが、海外のお客さまも多いことからTOEICのスコアが重視されることが多いですね。その他、学歴はもちろん、応募する会社の応募資格は、たいてい「専門学生以上」の場合が多いため、大学や専門学校を卒業しておく必要があると思います。
十分に将来性があるといわれている職業
――航空会社の競争が激化する中、今後「CA」という仕事はどうなっていくのでしょうか?
Fさん:確かに、コスト削減の一環で待遇や勤務形態が変化しているのかもしれませんが、航空便は年々増えています。その影響を受け、今後も好調な見通しだといわれています。近年だと、地方創生などが掲げられ、都内から地方に向けた便も大人気です。こうして、会社自体の業績も上がってきているため、真面目にやっていれば楽しく、最高な仕事になると思いますよ。
今回のインタビューで、CAというお仕事は「多くの人に喜んでもらえる」サービス業であることに加え、「人命を預かる」という責任とやりがいのある仕事であることが分かりました。その役割に強い情熱を持ち前向きに働き続ける乗客員が、今後求められているのではないでしょうか。
この記事のテーマ
「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説
陸・海・空の交通や物流に関わる仕事です。自動車や飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざま。宇宙分野に関しては、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。
この記事で取り上げた
「客室乗務員(フライトアテンダント)」
はこんな仕事です
航空機の客室で、安全運航のための保安業務や搭乗客へのサービスを行う仕事。航空会社によって、「客室乗務員」「フライトアテンダント」「キャビンアテンダント(CA)」など、呼び方はさまざま。具体的には、搭乗客の案内、手荷物の収納確認、救命胴衣や酸素マスクの使い方の説明、機内アナウンス、食事や飲み物の提供、体調不良者への対応などを行う。搭乗客が機内で快適に過ごせるよう、常に気配りと笑顔が求められる。また、非常時には搭乗者の避難誘導にあたるなど、保安要員としての役割も大きい。
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