サラリーマンだけの髪型じゃない!? おしゃれな“七三分け”ってどんなのがあるの?
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今、若い世代を中心に、おしゃれな“七三分け”が人気を集めているようです。これまでの七三分けとはどのような違いがあるのでしょうか?
この記事をまとめると
- 今ふうのおしゃれな“七三分け”が男性の間で流行中
- 七三分けは、明治維新後の要人たちが取り入れたことではじまった
- ざっくり分け目をつけたり、毛先を遊ばせるなどもできる
おしゃれな“七三分け”がブームになっている
新学期といえば、心機一転、髪型を変えたくなる時期ですよね。ファッション雑誌やSNSなどを参考にして、自分に似合う髪型をいろいろ試しているころではないでしょうか。そこで今回は、最近人気を集めている男子向けの髪型をご紹介します。
今、“七三分け”がブームなのをご存じですか? 七三分けというと、スーツを着た、ビシっとした大人の髪型じゃないの? と思った人もいるかもしれません。しかし最近は、若い世代を中心に、今ふうの七三分けが人気を集めているのです。
芸能人の中にも、俳優の伊勢谷友介さんやオダギリジョーさん、ミュージシャンでは三代目J Soul Brothersの今市さん、K-POPグループではビッグバンのG-DRAGONさんなどなど、“おしゃれ七三”で話題を集めている人は多くいます。
昔の七三分けと最近の七三分けには、一体どんな違いがあるのか気になりますよね。
かつては政治家やビジネスマンの定番だった“七三分け”
そもそも七三分けとは、襟足や耳の周りをきれいに刈り上げて、髪を7対3にきっちりと横分けした髪型のことを指します。日本に登場したのは明治維新の時代にさかのぼります。ちょんまげが影を潜め、洋風のヘアースタイルが少しづつ日本に紹介されてきた時代です。その中でも、政府の要人たちに採用されたのが七三分けでした。“真面目”というイメージはここからきたのかもしれませんね。その後、大正から昭和にかけて、ビジネスパーソンの定番スタイルとして広まっていきました。
現在の今風な七三分け、“おしゃれ七三”や“ネオ七三”ともいわれるこの髪型が、昔からある七三分けと違う点は、髪の毛をざっくり斜めに分けていることや、ワックスなどでウェットな質感を出していること、毛先を遊ばせることなどが挙げられます。横の毛を刈り込んで、ツーブロック風の七三分けにするのも人気のようです。
時代を読んで、ヘアスタイルをつくる美容師の仕事
今風の七三分けが気になった方は、美容院に行ったときに、美容師さんに「おしゃれな七三で!」と注文してみると、いろいろ相談に乗ってくれるかもしれません。
美容師は、髪の毛のカットやカラーを行うのはもちろんですが、ヘアアレンジや、メイク、ネイルなど、複合的にアドバイスやサービスを行う店舗が増えてきています。そのため、技術やセンスだけでなく、コミュニケーション能力も問われます。また、いくら人気のヘアースタイルといっても、カットする人の毛質や骨格、顔立ちは人それぞれ。それらをうまくカットし。スタイリングするセンスも美容師には欠かせません。
七三分けの人気をきっかけに、最新の髪型に興味が湧いた人は、まずはファッション雑誌などで人気美容師のカットやスタイリングを見て、ヘアスタイルづくりのイメージを膨らませてみてくださいね。
この記事のテーマ
「美容・理容・メイクアップ」を解説
美容師や理容師、メイクアップアーティストなど、確かな技術と感性を備えた「美」の専門家を目指します。理容師や美容師の国家資格取得を目指すほか、それぞれの職種に応じた技術力や表現力の習得、接客能力を身につけます。従来のように美容室や理容店で働くだけでなく、高齢者や障害者のもとへ出張する技術者へのニーズも高まっています。
この記事で取り上げた
「美容師」
はこんな仕事です
髪のカットやパーマ、カラーリングなど、髪を美しく整える美容師。客に対して髪だけではなく化粧なども施し、容姿を美しく整えるプロである。料金をもらって行う染髪は、美容師と理容師以外には認められていない。顧客が付き指名されるようになると、自分の技術とセンスに自信が持てるようになり、やりがいも大きくなるだろう。一人前の技術者になるにはある程度の年数が必要で、キャリアや職位によって仕事内容は異なるが、実力次第で独立開業も可能だ。
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