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雰囲気ある空間で芸術を楽しむ! 初めての美術館を満喫するコツって?

2016.04.11

提供元:マイナビ進学編集部

雰囲気ある空間で芸術を楽しむ! 初めての美術館を満喫するコツって?

みなさんは美術館に行ったことはありますか? 遠足や修学旅行などで足を運んだことがある人は多いと思いますが、趣味などで行くとなると、「興味はあるけど、何だか難しそう……」と考える人もいるかもしれません。

そこで今回は、美術鑑賞のプロである美術業界専門紙の編集者の方に、初めての美術館デビューに役立つ、美術館を楽しむコツを伺いました!

この記事をまとめると

  • 美術館の基本的なマナーやコツについて、美術業界専門紙の編集者に聞いてみた
  • 気になる作品や分野の作品展なら鑑賞しやすいかも
  • 美術館で鑑賞のサポートをしてくれるのが「学芸員」

美術館で守りたいマナーとは?

――美術館で作品を鑑賞するときに守らなければならないルールはありますか?

「美術館でのマナーとして、まず大原則なのが『作品には触らない』ということです。近年では、触って楽しむことを目的にした展示もありますが、ほとんどの作品は非常にデリケートなので、触ることができません。作品の前にはテープや柵などで境界線が示されていますので、そこから先には入らないようにしましょう。また、会場では『飲食をしないこと』も重要です。口の中のガムなども、入場前にちゃんと処理しておきましょう」


――友人とおしゃべりするのも禁止ですか?

「美術館というと、シーンとした静かな空間を思い浮かべる人も多いと思います。でも、ただ無言でいる必要はありません。ほかの人の館賞を妨げない小声でのおしゃべりであれば大丈夫。作品の前で気づいたことや感想などをお友達と話し合ってみるのもいい経験になるはずです」


――作品の名前などを控えたい場合、メモや写真をとってもいいのでしょうか?

「作品を前にしてメモをとりたいというときは、受付の人や会場にいる監視員さんに鉛筆を借りるようにしましょう。インクを使ったペンなどは作品に損傷を与える可能性があるので、使用が禁止されています」

「また近ごろでは、SNSで作品の写真を撮ってシェアしたい、という人も多いでしょう。しかし残念ながら美術館の企画展は著作権の問題があるため、多くの場合は撮影ができません。ただ常設展(その美術館が所有している作品を見せるもの)であれば撮影を許可している美術館もありますので、まずは美術館の係員に聞いてみましょう」

美術業界専門紙の編集者おすすめの美術館

――初心者はどのような美術館を選べばいいのでしょうか?

「みなさんの中には、美術館はハードルが高く、行きづらい場所、というイメージもあるかもしれませんが、そんなことは全くありません。気になる作品や好きな分野から選ぶもよし、いつも買い物に出かける地域から選ぶもよし。ここでは、『とにかく何でもいいから、まずは美術館に行ってみたい!』という方のためにおすすめの美術館をピックアップして紹介します」

1. 東京国立博物館(上野エリア)
東京国立博物館(愛称=トーハク)は、日本最大の規模を誇る国立博物館。博物館という名称ですが、美術も多く扱う総合施設です。敷地内には日本美術の流れが分かる「本館」のほか、特別展や考古遺物を展示する「平成館」、アジアの美術と工芸を展示する「東洋館」など全部で7つの館があるという巨大なトーハク。1日では回りきれないほどの展示量なので、休みの日にゆっくりと訪れるのがいいかもしれませんね(3月23日からは「生誕150年 黒田清輝─日本近代絵画の巨匠」が開催)。

また上野にはこのほかに西洋美術に特化した国立西洋美術館や、東京都美術館、上野の森美術館など美術館が集まっており、どの館で何をやっているのかが分かるような掲示板もあります。気になるものを見つけてハシゴしてみるのも楽しいですよ。

2. 森美術館(六本木エリア)
東京の代表的な建物である、六本木ヒルズ内にある美術館です。高層ビルの53階という日本で一番高い場所にあるこの美術館は内外トップクラスの現代美術を展示する美術館として外国人の方にも人気があります(3月26日からは「六本木クロッシング2016展」が開催)。

また森美術館の徒歩圏内には日本美術を専門としたサントリー美術館やデザイン・建築などに特化した21_21 DESIGN SIGHT、ルーヴル美術館展やルノワール展など大型展を数多く開催する国立新美術館などがあります。これらは相互割引制度もありますので活用してみてください。

3. 東京国立近代美術館
東京の竹橋にある、近代〜現代の美術を扱うこの美術館。上の2つと比べるとやや地味な存在かもしれませんが、常設展には教科書に出てくるような名作がずらりと並び、これだけでも一見の価値ありです。また近くには工芸に特化した工芸館もありますので、散歩がてら足を伸ばしてみるのもおすすめです。


今回紹介していただいた美術館はどれも東京都ですが、もちろん東京以外にも、 石川県の金沢21世紀美術館、瀬戸内海の地中美術館、青森県の十和田市現代美術館、島根県の足立美術館、長野県の安曇野ちひろ美術館など、日本の各地域には、世界的に見ても評価の高い美術館がたくさんあります。ぜひお近くの美術館に足を運んでみてくださいね。

美術館巡りのコツ

――お小遣いに限りのある高校生が、お得に鑑賞する方法はありますか?

「ほぼ全ての美術館展覧会には前売券があります。これは当日券より割安なだけでなく、チケット売り場に並ばなくても済むという利点があります。前売り券は美術館の窓口や各プレイガイドなどで購入可能です。またほとんどの美術館では学生の皆さんがより気軽に鑑賞できるよう、学生料金を設定しています(中には高校生無料というところもあります)。当日券を購入する際は学生証を持参してお得な制度を利用してください」


――ただ絵を見るだけでなく、知識を深めることができるコツはありますか?

「展覧会には必ずといっていいほど、入口に『この展覧会がなぜ、どのように開催に至ったか』を書いた主催者の挨拶文があります。まず導入としてこれを読んでから、いざ会場へ。会場では章ごとにその大まかな概要が書かれたパネルがあります。これを読めばこの章がどういった意図で作品が並べられているのか、理解がより一層深まることでしょう。また各作品には『キャプション』と呼ばれる説明書きがついています。作品名や制作年、素材、サイズなどのほか、その作品に関する詳細な説明が書いてあるので気になった作品は実物とキャプションを見比べてみてください(もちろん全てを読む必要はありません)。また美術館では学芸員によるギャラリートークやボランディアガイドによるツアーなどもあります。より専門的な解説を聞きたいという人は積極的に参加してみるのもおすすめです」


一見、難しそうに見えてしまうこともある美術館ですが、鑑賞をサポートしてくれる心強い味方がたくさんいることが分かりました。このような、鑑賞のサポートをはじめ、美術館で作品の収集、保管、展示などを行う人たちを「学芸員」といいます。

将来、美術系の仕事をしてみたいと考えている人は、まずは美術館に足を運んで、ぜひ美術作品の迫力や感動を体験してみてくださいね。


【取材協力】美術業界専門紙『新美術新聞』編集部・橋爪勇介さん

この記事のテーマ
サービス・インフラ」を解説

多くの人に便利、快適、感動などをもたらす業界です。人が何を望んでいるかというニーズを先取りし、サービスとして提供します。サービス業は「飲食、宿泊」「医療・福祉」「教育」「情報」や、それらを組み合わせた「複合サービス」があります。インフラはインフラストラクチャーの略で、電気やガスを供給する「エネルギー」、ヒトやモノを移動させる「交通・物流」など生活基盤を支える産業です。

「サービス・インフラ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「アミューズメント・レジャー」
はこんな業界です

アミューズメント・レジャー業界は、余暇を充実させる娯楽を提供するサービス業で、テーマパーク、ゲームセンター、博物館、映画館、カラオケ、スポーツ施設などその種類は多種多様である。今後は少子高齢化のため、子どもに向けたサービスだけでは来場者の減少は避けられない。そのため、幅広い年齢層が楽しめる施設と集客アップをめざし、新サービスの企画立案や来場者をより楽しませるための従業員教育などを行う動きが見られる。

「アミューズメント・レジャー」について詳しく見る