あの宝塚が先駆け!? 人気漫画やアニメ、ゲームのミュージカル化の歴史って?

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あの宝塚が先駆け!? 人気漫画やアニメ、ゲームのミュージカル化の歴史って?

2016.04.06

提供元:マイナビ進学編集部

あの宝塚が先駆け!? 人気漫画やアニメ、ゲームのミュージカル化の歴史って?

近年、人気漫画やアニメ、ゲームの舞台化が話題を集めています。一体いつから、舞台化が行われてきたのでしょうか。その歴史をご紹介します。

この記事をまとめると

  • 漫画、アニメの舞台化・ミュージカル化作品を、「2.5次元」作品と呼ぶ
  • 2.5次元化の歴史は、宝塚の「ベルサイユのばら」から始まった
  • 若い世代に受け入れられやすく、原作のプロモーションとしても注目されている

漫画やアニメ、ゲームが原作の舞台「2.5次元」って何?

最近、漫画やアニメ、ゲームなど原作として、舞台やミュージカルが上演されることが増えています。これら2次元で描かれた世界を実在の役者が演じて、3次元で舞台化、ミュージカル化したものを「2.5次元舞台」や「2.5次元ミュージカル」と呼びます。現在、そんな「2.5次元」作品が人気を集めているのはご存じでしょうか?

そもそも、現在の2.5次元ブームはどこから始まったのでしょうか? その歴史について調べてみると、あの日本を代表する劇団、宝塚歌劇団に行き当たります。これまで、多くの漫画やアニメを題材とした演目を上演してきた宝塚ですが、その先駆けといえるのが、1974年初演の『ベルサイユのばら』でしょう。

華やかなフランス宮廷の世界と、主人公の男装の麗人オスカルが、宝塚のきらびやかな舞台とりりしい男役によって見事に再現され、日本中が“ベルばらブーム”で沸き立ちました。何度も再演されていて、2014年には通算観客動員数が500万人、現在でも宝塚を代表する看板ミュージカル作品として愛されています。

そんな『ベルばら』以降、宝塚では漫画を原作にした舞台を多数上演しています。例えば、『ブラックジャック』、『メイちゃんの執事』、『あさきゆめみし』、『JIN -仁-』、『ルパン三世』などが人気。そして最新の漫画原作の作品が『るろうに剣心』です。2016年4月1日(金)から5月8日(日)まで、東京宝塚劇場で上演される予定です。

「セラミュ」「テニミュ」の成功が2.5次元人気を不動のものに

『ベルばら』の大ヒットを受けて、宝塚歌劇団以外でも、漫画やアニメを原作にした舞台やミュージカルが次々と生み出されてきました。1985年にはテレビアニメの『小公女セーラ』が、1991年には少年漫画の『聖闘士星矢』が舞台化されました。

『美少女戦士セーラームーン』の舞台は、初演された1993年から2005年まで、27作800公演以上も上演されたロングラン作品となりました。通称「セラミュ」と呼ばれているこの作品、2013年の「セーラームーン」20周年プロジェクトの一環として、新作が上演されました。2015年には中国・上海での初の海外公演を成功、2016年秋にも新作が上演される予定で、ますます盛り上がりを見せています。

そして2.5次元ミュージカルの中でも根強いファンを獲得しているのが、「テニミュ」こと、ミュージカル『テニスの王子様』です。「週刊少年ジャンプ」の大人気連載漫画を原作にして、2003年に公演が始まりました。1stシーズン、2ndシーズンを経て、現在は3rdシーズンが上演中です。

この作品の魅力の一つが、舞台演出です。舞台化不可能とされたテニスの試合を、ピンスポット照明、打球音、映像をコラボさせることで、見事に表現しています。また、キャストは、舞台経験の有無に関わらず、原作のキャラクターに近い俳優をオーディションで選んでいます。

現在までの総出演者は200人以上。城田優さんや斎藤工さんといった、現在活躍中の俳優さんの中にもテニミュ出身者が多いのです。「テニミュ」が多くの人から人気を集める理由の一つが、ファン層が限定されにくく、客層が幅広いという点が挙げられます。ミュージカル好きの人だけでなく、原作漫画やアニメのファン、また、俳優目当てで劇場を訪れる人など、多様な客層の人々が、舞台に足を運ぶのです。

「テニミュ」以降、『黒執事』、『花より男子』、『弱虫ペダル』など、たくさんの人気漫画やアニメが舞台化、ミュージカル化されています。海外公演も話題となったライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』は、プロジェクションマッピングを駆使し、キャラクターの派手なアクションを忠実に再現。原作ファンからも高い支持を得て、全国各地の映画館でライブビューイングも行われました。2016年夏には再演が予定されています。

漫画やアニメから始まった舞台化、ミュージカル化は、その後、ゲームにまで及んでいます。『逆転裁判』、『サクラ大戦』、『戦国BASARA』といった人気ゲームも、漫画と同じように2.5次元作品として上演されています。

2.5次元作品が増え続ける理由とは?

2.5次元作品を制作するメリットは、どこにあるのでしょうか? 1つ目は、若い人たちの間で受け入れられやすく、話題になりやすいという点です。舞台やミュージカルというとどうしてもハードルが高くなりがちですが、漫画やアニメ、ゲームなど、身近なものを題材にした2.5次元作品なら、大きな抵抗もなく受け入れることができます。海外作品や古典的な演目よりも、劇場に来てもらえるチャンスが増え、共通の趣味を持つ友達同士で情報交換をすることで、口コミで人気が広まっていくのです。

2つ目は、舞台そのものを原作漫画のプロモーションとして活用できるという点です。原作を知らなかった人が舞台を観て原作のファンになるというケースも多く、新たなファンの獲得につながっているのです。今後も、日本が誇るさまざまな漫画、アニメ、ゲームのコンテンツが、舞台化、ミュージカル化され、国内にとどまらず、海外でも上演されることでしょう。

舞台・演劇学は、古今東西の舞台芸術について研究する学問です。研究の対象は演技だけでなく、脚本の構成や舞台演出、舞台装置を専門的に勉強することもあります。自分の好きな漫画やアニメ、ゲームを2.5次元作品にしたい! と思った人は、舞台・演劇学を学びながら、いろんな舞台を観に行って、アイデアの引き出しを増やしておきましょう。夢をかなえるための、大きな武器になるはずです。

この記事のテーマ
芸術・表現・音楽」を解説

絵画や造形、声楽や楽器演奏、演劇や芝居、マンガやアニメーションなど、さまざまな芸術分野で、表現者としての感性や技術を磨きます。近年では、活躍の場を広く海外に求め、高い評価を受けている人たちも多くいるようです。作品の制作や演習などの実技はもちろんのこと、それを裏打ちするために専門分野の歴史や理論の授業も行われます。そのため、アーティストとして作品を発表する以外に、指導者や研究者としての道もあります。

「芸術・表現・音楽」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「舞台・演劇・舞踊学」
はこんな学問です

演劇や舞踊など、舞台で行われる芸術表現の創作、演技の理論と技能を身に付ける学問。芸術系の学校などに専門コースを設けてあるところが多い。創作分野と表現分野に大きく分けられるが、学校によって舞台装置や美術を専門的に学べる場合もある。表現分野は、演劇舞踊の歴史や劇場文化についての素養を深めながら、身体表現実技を習得する科目を履修。創作分野では理論や歴史を学び、その意義や社会的影響も踏まえた創作活動を重ねる。

「舞台・演劇・舞踊学」について詳しく見る