自分が住んでいる地域の力になれるかも! 地域のためのボランティアって、どんなことができるの?

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

自分が住んでいる地域の力になれるかも! 地域のためのボランティアって、どんなことができるの?

2016.04.13

提供元:マイナビ進学編集部

メイン
テーマ

自分が住んでいる地域の力になれるかも! 地域のためのボランティアって、どんなことができるの?

みなさんは「ボランティア」にどんなイメージを持っていますか? やっている人は偉いなあ……、でもなんだかたいへんそう……、自分でもできるか分からない……などなど、人によっていろいろな意見が挙がるでしょう。では、実際にボランティアをしている人は、どんなことを感じたり、考えたりしながら活動をしているのでしょうか? そこで今回は、東京都にある八王子学園八王子高校のボランティア部のみなさんに、詳しいお話を聞いてみました!

この記事をまとめると

  • 地域のボランティアについて、高校のボランティア部に話を聞いてみた
  • ボランティアをはじめたばかりのときは、相手との接し方に悩むことも
  • 人の気持ちを考えて、手を差し伸べることがボランティアになる

「ボランティア部」ってどんな部活?

左から宗先生、原さん、尾村さん

左から宗先生、原さん、尾村さん

インタビューに答えてくださったのは、部長の原啓介さん(4月から新高3)と、尾村美咲さん(新高2)、顧問である宗聖子先生の3人です。

八王子学園ボランティア部の部員は、計7名。週に2回活動をしているそうです。活動内容は、駅前での募金活動や、学校の近所にある小児科の訪問、手話の学習など。ボランティアをしていく中で感じたことについて、詳しく聞いてみました。

――まず、ボランティア部に入部したきっかけを教えてください。

原さん(以下、原):中学3年生のときに、東日本大震災でボランティアをされている方を取り上げたテレビ番組を観て、自分もやりたいな、と思ったことがきっかけです。

尾村さん(以下、尾):ボランティア部の体験入部に行ったとき、点字や手話を覚えるのが楽しかったからです。ほかにも、いろいろな人と触れ合える部活なので、自分を変えるきっかけになると思い、興味を持ちました。


――ボランティアをしていて苦労したことはありますか?

原:部活に入るまでは、小さい子どもと遊んだり、障がいを持っている方と交流したりという経験は、あまりなかったので、「どう接したらいいのかな?」と積極的になれず、悩んだことがありました。

尾:私も同じです。「今、なにかサポートしたほうがいいのかな?」と思ったりするんですけど、そこでちょっと躊躇(ちゅうちょ)しちゃうことがあって、なかなか手助けできないことがありました。


――活動していく中で、小さい子や障がい者の方とうまくコミュニケーションは取れるようになりましたか?

原:自分たちは、まだあまり実感がありませんが、先生から見てどうでしょう。

宗先生(以下、宗):確実に取れるようになっていますよ。1年生のときは先輩の後ろでモジモジしていたこともありましたけど、先輩たちが卒業して、積極的に動くようになったと思います。


――逆にボランティアをやっていて、どんなときにやりがや楽しさを感じますか?

原:ボランティアをやった後に「ありがとうございました」と感謝していただけるとうれしいです。楽しいこととしては、小さい子どもと関わる以外にも、保育士さんとお話できたり、「こあらくらぶ」(障がい者支援施設)でも、障がいを抱えている方だけでなく、職員の方々と交流が深められたことです。お仕事の話を詳しくお聞きしたときは、興味深いと思いました。

尾:地域清掃をしているときに通りすがった人に「ありがとう」と言われたことに、すごくやりがいを感じました。普段は小さい子どもと遊んだりしないので、子どもたちの話を聞いていると若返るというか(笑)、童心にかえった気分になるのが楽しいです。あとは、手話ができない友だちの前で、手話をやったとき「すごーい」と言われて、そのときもうれしかったです。

ボランティアを通した、他人とのコミュニケーションのあり方

小児科で紙芝居を演じる様子

小児科で紙芝居を演じる様子

――人に手を差し伸べるとき、自分がやろうとしていることと、他人が自分に求めていることには“ズレ”もあるもの。そんなギャップを感じたことはありますか?

原:「島田療育センター」(障がいを抱えている子どもの診療を行う小児科)で紙芝居を演じていても、動き回ってしまって、話を聞いてくれていない子もいて……。でも、中には絶対に興味を持ってくれる子はいると思って、紙芝居を続けました。

尾:この間、盲学校の生徒さんと、「どういうときに、助けを求めているのか?」「どういうときに、手を差し伸べればいいのか?」ということについてディスカッションをしました。盲学校の生徒さんは、駅から学校までの道を覚えていて、一人で行けるという人が多いんです。だから、こっちがそういう人に対して「困っているのかな?」と声をかけても、必要とはしていないんだよ、という話を聞きました。
あとは、階段が広すぎると、生徒さんにとってはよくないそうです。手すりにつかまれないですし、今どこにいるのか分からなくなっちゃうこともあると聞きました。


――人と接するとき、心を開いてもらうために気をつけていることはありますか?

原:小さい子ども、障がいを抱えている方、障がいを持っていない方……、どんな人と話すときにも「目を見て話す」といった、当たり前の基本的なことからやっていきたいです。

尾:私は、なるべく明るく人と話して、自分から心を開くようにしています。

駅前で、赤い羽根共同募金の呼びかけを行う様子

駅前で、赤い羽根共同募金の呼びかけを行う様子

――ボランティア部での経験を活かして、将来したいことは何ですか?

原:将来は福祉関係の大学で勉強して、高齢者の方のリハビリのお手伝いをしたいなと思っています。弟が、理学療法士さん(リハビリのサポートをする職業)にお世話になっているので影響を受けました。

尾:部活で経験を積んで、ちょっとしたことでも、身近な人にすぐ手をさしのべられるようにできたらな、と思います。

宗:どのような大学・仕事でも、直接的ではなくても、この部活でやったことは活かされると思っています。例えば、メーカーに勤めるのであれば、いろいろな人のことを考えて、何かをつくらなければいけません。ボランティア部の卒業生の進路はさまざまですが、ここで蒔かれた種によって、どこかできっと花が開くんだろうな、と感じています。

ボランティアは決して特別なことではない

地域清掃の様子

地域清掃の様子

今回、お話を伺って、ボランティアは決して特別なことではなく、「人との交流を深め、気持ちを汲み取り、必要であれば助ける」という、人として生きていく上で当たり前の行為なのだと感じました。

「地域のボランティアに興味はあるけど、はじめるきっかけがつかめない」という高校生もいるかもしれませんが、人の気持ちを考えて手を差し伸べられれば、それはもうボランティアです。街で困っている人を見かけたら、勇気を出して「どうしましたか?」と話しかけてみてください。

子ども、お年寄り、障がいを抱えている方……、どのような人であっても健康で文化的に生きられる社会をつくるための方法や制度を考えるのが「社会福祉」の学問です。人と人とのコミュニケーションや、共に生きることに興味や関心がある人は、ぜひ学んでいてはいかがでしょうか。


【取材協力】
私立 八王子学園八王子高等学校

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

大きな戦争の減少、食糧事情の向上、医療技術の発達などにより、おもに先進国では平均余命が伸びています。同時に、生きてはいるけれども健康ではないという、要介護状態の高齢者が増加し、医療費の伸びや介護保険費の膨張など、大きな問題が山積しています。福祉は、子どもから高齢者まで人間の発達段階に応じた社会支援の理想的なあり方を探求します。個人だけでは解決できない問題を、集団・組織として考える視点を学びます。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「社会福祉」
はこんな学問です

社会的に手助けが必要とされるお年寄りや子ども、障がいを持つ人々への支援方法を身に付け、その仕組み、国が行う政策なども研究する学問。学校によって、支援の専門知識と技能を持った専門職を育てるための授業もある。めざすことのできる資格には、社会福祉士や精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格などがある。

「社会福祉」について詳しく見る