定番アイテムが簡単におしゃれに! Tシャツのアレンジやリメイク方法を試してみた!

徐々に薄着でも過ごしやすい季節がやってきましたが、暖かい季節の着こなしの主役といえば、なんといってもTシャツですね。男子も女子も、何枚持っていてもうれしいTシャツは、お気に入りのデザインのものが見つかるとうれしいですよね。
シンプルなTシャツもいいけれど、自分でちょっとリメイクするだけで、全く新しい魅力が生まれるかもしれません。今回は、プチプラ価格のTシャツをリメイクして、世界に一つだけのオリジナルTシャツづくりにチャレンジしてみました!
この記事をまとめると
- プチプラのシンプルなTシャツを簡単リメイクしてみた
- レースを縫いつけたり、切り込みを入れたりするだけで、一味違う雰囲気に
- リメイクや着こなしの工夫が好きな人は、「服飾・被服学」を学ぶという道もある
レースを縫いつけるだけ! シンプルロゴTシャツをリメイク
まずはTシャツを購入するところからはじめましょう。ユニクロやしまむらなどの有名なファストファッション店では、お財布にやさしい、リーズナブルな値段のTシャツを買うことができます。その中でもGUは、Tシャツが500円台などから買え、高校生にも人気のお店です。
というわけで今回はGUで、シンプルなTシャツを3着購入してみました。リメイクして変化させるとはいえ、購入前の選ぶ段階でリメイクすることをイメージし、縫いやすい生地なのかを確認してみると、よりスムーズにできるかもしれません。
購入した3着のTシャツの中から、まずは、女子におすすめの簡単リメイクです。シンプルな白のロゴ入りTシャツに、好きな位置にレースを縫いつけただけのリメイク。オーソドックスな無地のTシャツにつけてもかわいらしいですが、今回はあえてロゴTシャツを選び、そのロゴを隠すようにレースを付けたことをデザインのポイントにしました。
胸の位置に、水平になるようにレースを縫い、斜めにもレースをつけたら完成です。白Tシャツにレースが黒一色という、レースながら女の子らし過ぎない、モノクロの少し辛口なデザインに。
裾まわりや袖回りなどにきれいにレースをつけてもかわいらしいですし、手芸屋さんに行けば、さまざまな色や模様のレースが販売されています。どんなレースをどこにつけるのかによって大きく印象を変えることができるので、清楚系からパンク系まで、いろいろなイメージにできる簡単リメイクです。
男子のリメイクも挑戦! ちょっとワイルドなクラッシュTシャツに
次に、男子におすすめしたいワイルド系のリメイクに挑戦してみました。
まずは、袖ぐりを大胆にカットしてノースリーブにし、さらに片側の裾あたりを数カ所、小さくハサミで穴をあけます。切りっぱなしの袖ぐりと、裾の穴あき部分に自然なほつれをつくるため、一度洗濯して乾くのを待って、完成です。
今回はさらに胸元に星型のワッペンをつけ、切りっぱなしのロックなイメージだけではない、清潔感のあるデザインにしてみました。ワッペンは、さまざまな種類のものが手芸店などで購入でき、Tシャツのリメイクには活躍してくれそうなアイテム。
ちなみに、切りっぱなしのTシャツにはたくさんのアレンジが存在します。例えば袖ぐりを腰のあたりまで大きくカットすれば、ルーズな雰囲気が出てロックな気分が高まりそうですし、Tシャツ全体に切り込みを入れて、大胆なクラッシュを入れるのもよさそう。
ポイントとしては、自分の体形よりも大きいサイズを選ぶこと。シンプルなタンクトップの上に重ね着したり、袖を切らずに中に長袖のTシャツを合わせれば、普段使いもばっちりですね。スキニーパンツやクラッシュデニムなどを合わせて、ちょっとロックな着こなしに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ギャザーで思いきり女の子らしいイメージに!
最後は、シンプルTシャツをガーリー度の高いデザインに変身させてしまうリメイクをご紹介します。
まず、袖の肩の部分を縦に、結べるようにハサミで二股にカットします。二つに分かれた袖の先を結べば、ふくらみのあるふわっとしたシルエットの袖に変身。さらに両脇の裾からおよそ15センチほどの位置から下へ、ギャザーに見えるように段々に折って縫っていきます。今回はだいたい6段ほど縫いました。大胆にギャザーをつくることで、前から見える裾のラインも丸く、かなり立体的なシルエットになります。上手なリメイクのコツとしては、サイドをギャザーのようにつまんで縫う際に、ギャザーの一番上の位置が、ウエストの一番細い部分くらいの高さになるようにすること。女性らしい、きれいな身体のラインを演出してくれます。
実際に着てみると、裾の位置がリメイク前の丈よりもかなり短くなるので、スカートやボトムの上に出して着ても、着丈のバランスよく着こなせそうです。女の子らしさをアップさせるポイントは、自然に体にフィットする、比較的ぴったりサイズのTシャツを選ぶのがおすすめ。できるだけ柔らかい素材や薄い素材のTシャツを選ぶことで、ギャザーの折り目の縫いにくさも、かなり解消されるはずです。思いきり女の子らしく変身したTシャツに、ふわっとしたスカートを合わせれば、さらにガーリーな雰囲気になりそうです。
いかがでしたか? もともとあるTシャツに少し手を加えるだけで、自分だけの一着をつくることができるのが楽しいですよね。このようなTシャツのリメイクなど、服をつくったり着こなしを考えることに興味がある人は、「服飾・被服学」という学問を学ぶことで、より服づくりやファッションについて、深く知ることができます。
買ってきて着るだけではなく、自分に似合うようにリメイクしたり、コーディネートを考えることでぐっとおしゃれの幅が広がるもの。オリジナルのファッションを生み出すことに興味が湧いた人は、デザイン・色使いなども含め、ぜひ服飾・被服学について学んでみてはいかがでしょうか。
この記事のテーマ
「生活・服飾・美容」を解説
生活をより豊かで快適なものにするための学問です。例えば生活学では、誰もが安全で快適に暮らせる生活空間づくりをめざして、ユニバーサル・デザインの研究を行います。服飾や美容は、多様化するトレンドや趣向を敏感にとらえ、ファッションやヘアメイクにおいてあらゆる角度から美を追究しています。
この記事で取り上げた
「服飾・被服学」
はこんな学問です
服飾について専門的に学び、より優れた服飾を追究する学問。世界各地の服飾文化について、歴史や存在意義、機能性などを分析し、科学的な視点から服飾文化の向上や創造に役立てるのが主な目的。デザイン、縫製など服飾造形の技能を追究し、習得する「プロダクトデザイン分野」、繊維の性質や加工、管理を学ぶ「テキスタイル化学分野」、商品流通や消費を研究する「消費科学分野」のほか、文化財となる服飾品の保存を学ぶこともあり、領域は幅広い。
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