「隠居系男子」でおなじみ、株式会社Wasei代表の鳥井弘文さんに聞く 今後の“働き方”について

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「隠居系男子」でおなじみ、株式会社Wasei代表の鳥井弘文さんに聞く 今後の“働き方”について

2016.03.30

提供元:マイナビ進学編集部

「隠居系男子」でおなじみ、株式会社Wasei代表の鳥井弘文さんに聞く 今後の“働き方”について

ブログ「隠居系男子」、これからの暮らしを考えるWebメディア「灯台もと暮らし」を運営している株式会社Wasei代表・鳥井弘文さん。今回のインタビューでは、今後の働き方や、様々なメディアで注目されている“地方移住”の実情についてお話を伺ってきました。

この記事をまとめると

  • 「情報を得るための方法」は、自らの経験から失敗を学ぶこと
  • 地方移住は、やりたいことを追求した先にある一つの選択肢
  • 今後は個人がメディアになることが価値になっていく

正しさばかりを意識しなくてもいい。学生時代は好きなことに夢中になること

――さっそくですが、鳥井さんの思う「正しい情報収集の方法」ってなんでしょうか?

鳥井:うーん、また難しい質問ですね……(笑)。
その質問に対して、「正しい答え」というのはいくらでもあるのではないかと思っていまして。
きっと今石川さんがおっしゃった「正しい答え」というのは、「信頼できる媒体が作った記事を読みましょう」とか「ITリテラシーを高めていきましょう」とか、そういう話ですよね?
でも、そういった答えは誰でも言えますし、皆さんももう既に十分理解していることだと思います(笑)。
それを踏まえた上で、僕から高校生や大学生の方に言えることがあるとすれば、自分の興味関心や欲求、あとは直感みたいなものに正直に従ってみて欲しい、ということです。
社会に出ると、自分の仕事に関連する情報を否応なしに集めなければいけない時が必ずやってきます。だったら、学生の内は何か自分が好きなことに対して、どっぷりとのめり込む経験をすることだと思うんですよね。
ありきたりですけど、「夢中になって、気がついたら朝だった……」という体験は、社会人になったらものすごく大きな財産となるはずで。そこで熱中する“何か”は、映画でも音楽でも、アニメでもアイドルでも、なんでもいいと思います。
高校生や大学生のうちは「こんなに集中できた!」という体験を身をもって実感しておくことが、将来の自分のためになるはずなので。
たとえ大人たちが「〜をしなさい!」と正論を言ってきたとしても、「いま僕は〜にしか興味がない!」と言い返せるくらいの何かに夢中になれるものがあったほうがよいのではないでしょうか。


――確かに「夢中になれるものを見つけておく」ことは大切ですね。

鳥井:そうですね。そのなかで、きっと騙されたり嘘の情報を掴まされたりすることもあるとは思うんです。「ネットオークションで好きなアーティストのライブチケットを安価で手にいれた!」と思いきや、「お金を振り込んでみたら一切連絡がこなくなった」とか。でも、そんな経験もいつかきっと自分の糧になるはずなんです。
周りが見えなくなるほど無我夢中になっていても、そのとき転んだ痛みを一生覚えておけばいいと思っていて。だからまずは、好きなものに全力になることだと思います。
もちろん、自分が病気になってしまったり、人様に迷惑をかけてしまうことでなければ、というのが前提の話ですけれどね(笑)。

地方移住は好きなことを追求した先に見えてくる選択肢の一つ

――続いての質問は、「灯台もと暮らし」でも注目している“地方移住”についてです。
「移住ブーム」という言葉を最近よく耳にするようになって、移住が目的化してしまっているような気がします。その実情はいかがでしょうか?

鳥井:それで言うと、確かにそういう人たちが増えてきているのかもしれないですが、僕らがこの1年間で取材してきた移住者の方々の中には、“移住が目的になっている人”はあまりいませんでしたね。
自分がこれからどうしていきたいのかを真剣に考えて、突き詰めていった結果、「移住」という選択肢を選ぶに至ったという方が多いです。そして、そういう人は、地方にいってもしっかりと結果を出しているんですよね。


――“地方移住”で結果を出している方の実例を教えていただけますか?

鳥井:僕の尊敬する方で発酵デザイナーの小倉ヒラクさんという方がいまして、現在山梨に移住しています。
ヒラクさんは地方でロハスな生活や丁寧な生活などを求めて移住したわけでなく、ご自身の研究分野である菌の研究がしたくて移住したそうです。東京の土や気候だと、菌の研究環境には十分であるとはいえないらしくて。
山梨県は、寒暖の差があったり、真水や土がきれいだということで、菌が培養しやすいみたいです。だから「山梨県への移住」を選んだ、という話をしていました。
そうやって、自分のやりたいことを突き詰めていった結果、「地方移住が最良の選択であるという場合」は移住したほうがいいと思います。でもそうではなくて、「地方移住して“丁寧な暮らし”がしたいです。」という安直な理由ではきっと移住しないほうがいいと思いますよ。


――移住が目的化していると、地域に行っても潰れてしまうんですね。

鳥井:そうですね。「農作業がやりたい」や「林業がやりたい」など、何か明確にやりたいことがあり、かつ、戦略的に移住しない限り、成功を収めることは難しいと思います。
地方は住民のコミュニティ意識が強く、ある意味で閉鎖的な環境だったりもしますし、東京のように何でも揃っているわけではありません。だけど、自分のやりたいことを追求するために移住したほうが良い環境だと思うのであれば、移住も視野にいれておくべきだとは思いますね。

個人の発信力が問われる時代へ……あなたはどうする?

――最後になりますが、Webメディアに関わりたい・立ち上げたいと思う学生に向けて、アドバイスをお願いします。

鳥井:今後はWebメディアを運営する組織に属すことになっても、自分でメディアを立ち上げることになっても、個人の発信力が問われる時代になると思います。
その上で、ユーザーや周囲の人たちとの“信頼関係”を積み重ねておく必要があるはずです。
キャリアが長ければ長いほど、力が発揮される業界なので、スタートは早ければ早いほうがいいでしょうし、個人の情報発信力は高めておくに越したことはないと思います。
あと、時間のあるうちに、たくさん“良いコンテンツ”を見ておくことを勧めます。


――“良いコンテンツ”というと?

鳥井:漠然としているのですが、過去の作品であっても、今も同じように評価されているモノは、それだけ時間を超えて愛され続けているわけですから、良いコンテンツである可能性は高いですよね。例えばですけど、「新世紀エヴァンゲリオン」って、劇場版を除くと全24話で構成されていますね。それを一晩のうちに観るっていうのは、学生の間であればできることです。でも社会人になるとなかなか難しい…。長期休暇があったとしてもそれは精神的に難しくて(笑)。
だから、時間の融通がきくうちに、“良いコンテンツ”と評されるものにたくさん触れておく方が良いと思います。その経験は、自分でコンテンツを作って発信する側になったときにも、必ず役に立つときがくるので。


――ありがとうございました。


自分の経験を踏まえた上で「今なにをするべきか」をわかりやすく話してくれた鳥井さん。
カリスマブロガーとしての経験、人の話を親身になって聞く姿勢が、豊かな言葉を紡ぎ出す要因になっているかもしれません。
「今やるべきこと」の道標を渡された読者の皆さんは、今後のWebメディア業界にどんな影響を及ぼしていくのでしょうか。



【プロフィール】
株式会社Wasei代表 鳥井弘文
北海道・函館市生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒。新しい時代の生き方やライフスタイルを提案するブログ「隠居系男子」(http://inkyodanshi21.com/)を運営中。2014年9月に起業し株式会社Waseiを設立。主要事業として、これからの暮らしを考えるウェブメディア「灯台もと暮らし」(http://motokurashi.com/)を運営開始。

この記事のテーマ
ビジネス・経営」を解説

法律などの専門知識を学び、文書作成などの技能を磨くほか、資格取得や検定合格を目指すカリキュラムもあります。小売業や不動産売買、経営コンサルタントや税理士など、各ビジネス分野におけるスペシャリストも育成します。国家試験の合格が求められる高度な資格を必要とする仕事もありますが、専門学校の中には受験指導に実績を誇る学校もあります。

「ビジネス・経営」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「アントレプレナー(起業家)」
はこんな仕事です

自らビジネスプランを考えて、会社を起こす仕事。これまでにない斬新なアイデアで、ベンチャー企業などをつくる人も増えている。かつて株式会社をつくる場合は1000万円以上、有限会社をつくる場合は300万円以上の資本金が必要だった。しかし、2006年5月に会社法が施行され、1円の資本金で起業が可能になり、税務署に開業届などの書類を提出するだけで容易に会社をつくり社長になれるようになった。会社を起こした後は、自ら考えた経営ビジョンの下、戦略と計画を立てて会社を経営していく。

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