三重県の有名牛肉、なぜおいしい?

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三重県の有名牛肉、なぜおいしい?

2015.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

三重県の有名牛肉、なぜおいしい?

この記事をまとめると

  • 牛肉の値段は、国産牛は高く、アメリカ産やオーストラリア産の牛肉は安いことが多い
  • これらの差は「牛の育て方」が要因になっており、味の差にもつながっている
  • 価格と味のバランスを見ながら、農家ではベストな牛の育て方を模索している

国産と海外産の牛肉で、値段が違う理由とは?

多くの高校生が好きな焼き肉。おいしい肉を、おなかいっぱい食べた時の幸せは、何ものにも代えられません。一度でいいから高級な肉を思い切り食べてみたいですよね。

日本の高級肉といえば、三重県の松阪牛が有名です。ところでこの松坂牛、高級肉としてよくテレビなどに出てきますが、いったい他の肉とどう違うのでしょうか? たとえば、スーパーに行くと、アメリカで作られた牛肉やオーストラリアで作られたオージー・ビーフという牛肉が売られています。これらは、松阪牛はもちろん、ほかの国産肉よりも安いことが多いです。いったい何が違うんでしょうか。

国産の牛肉と海外の牛肉の違い、そしてそこから生まれる値段の差などについて、紹介していきます。

育て方が違うから、味も値段も変わる!

それぞれの牛肉における違いで、もっとも大きなものは「牛の育て方」です。たとえばオーストラリアの牛は、広大な牧場に放し飼いにされ、牛は牧草を自由に食べて育ちます。そのため、人の手がかかることは少なく、少ないスタッフにより最小限の労働で牛を育てられます。つまり、人件費やエサ代が安くなり、売られる肉の値段も安価になるのです。

ただし、牧草を食べて育ったオーストラリアの牛は、独特の臭みを持ってしまいます。実際、アメリカ牛はオーストラリアと同じように放し飼いで育てられますが、エサとして穀物を食べさせるため、そのような臭いはしません。

対して、国産牛の育て方は、オーストラリアやアメリカと異なります。放し飼いにはせず、牛小屋で飼いながら、穀物をエサとして与えているのです。スタッフはつねに牛の様子を見るなど、細かな手間をかけているため、外国産の肉より高くなります。

なかでも松阪牛は、特に優秀な子牛をていねいに育てたもの。だからこそ、人件費がかかり高額となるのです。

価格と味を見ながら、ベストな育て方を考える

それぞれの牛肉に現れる値段の差には、きちんとした理由があります。育てる上でいかに人の労力がかかっているか、あるいはエサ代などのコストがかかっているかが重要で、それに応じて値段も変わってくるのです。さらに牛肉や豚肉といった畜産では、血統も大きく関わります。代々受け継がれてきた優秀な血統を持つ牛や豚は、上質な肉質になるため、値段が高くなります。

畜産学の分野では、育て方やエサの違いにより、どのような味の肉を生み出すことができるか、日々研究が行われています。よりおいしい肉を届けるために、飼育方法などを考えることは、畜産学の学問につながります。また、それぞれの肉の栄養素や旨味の違いを探求するには、食物学や栄養学といった食品に関わる学問が生きてきます。

普段、何げなく食べている牛肉も、一つひとつ手間がかけられ、私たちのもとに届いています。畜産分野の努力は、食卓にたくさんの笑顔を届けているのではないでしょうか。

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「畜産学」
はこんな学問です

豚・牛・鶏などの家畜の改良、健康に育て増やす方法、病気の予防・治療法、畜産業の経営改善などを研究する学問である。研究分野は広範囲にわたり、牛乳・バター・チーズなどの乳製品やハム・ソーセージなどの食肉加工品の栄養学、伴侶動物(ペット)とのコミュニケーションの研究、鳥や獣などの野生動物の保護と生態系の保全などがある。また、家畜の健康についても研究領域となるため、獣医学と重なる部分も多い。

「畜産学」について詳しく見る