柔道はOKだけど剣道はNG? 武道には、勝ったときの喜び方にも決まりがある!?

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柔道はOKだけど剣道はNG? 武道には、勝ったときの喜び方にも決まりがある!?

2016.04.05

提供元:マイナビ進学編集部

柔道はOKだけど剣道はNG? 武道には、勝ったときの喜び方にも決まりがある!?

武道の中には、勝利したときの選手のガッツポーズについて、OKやNGの決まりがあるのだとか。武道の決まりごとについてご紹介します。

この記事をまとめると

  • 剣道では、ガッツポーズが規則で禁じられている
  • 勝ってなお心を残す、「残心」の教えがある
  • 柔道では、ガッツポーズの是非が問われている

感動の勝利! でも、ガッツポーズして喜んだらダメ!?

日本古来の武道、柔道と剣道。どちらも部活でがんばっている人も多いと思います。中には、小さい頃から道場に通っている人もいるかもしれません。

柔道では、五輪などの国際大会で勝利した選手が、大きくガッツポーズをすることがあります。一方、剣道では勝利しても喜びを大きく表現することができないことが定められています。これはどうしてなのでしょうか?

武道には共通して「礼にはじまり、礼に終わる」という理念があります。試合の勝敗だけにこだわるのではなく、道場での稽古や試合場では、礼をして中に入り相手にも礼をして練習や試合を行い、終わった後も相手や場所への感謝を礼に込めるのが日本武道の基本です。

剣道では、この武道の精神「礼にはじまり、礼に終わる」を重んじているため、試合後のガッツポーズは相手への無礼な行為とみなされます。もしも1本を取った後で「ヨッシャ!」とガッツポーズをとった場合には、1本を取り消されてしまいます。最悪の場合、礼儀的な面での反則行為として、そのまま退場させられることもあるそうです。

剣道には勝ってもなお、相手に心を残す「残心」の教えがある

また、剣道には「残心(ざんしん)」といい、真剣勝負において最後まで気を抜いてはいけないという心構えの教えがあります。残心とは、真剣勝負だったなら相手が死んでいないかどうか分からない状態で、心を緩める行為は命取りになる、つまり斬ってもなお「心を残す」という意味です。そのため、1本を取ったから、試合に勝ったからといってガッツポーズを取り気を緩めてしまうことは武道の精神に反する行為とみなされるのです。

一方で、柔道では、特にガッツポーズを禁じられてはいません。柔道は、今や世界中で盛んに行われるようになり、多くの選手が試合後には素直に喜びを爆発させて、ガッツポーズをする姿を見かけることもあります。しかし、あるときの大会で、日本人選手が相手を下した際に、負傷している相手の横でガッツポーズを取りながら場を去ったことで、「武士道精神がない」と指摘されたことがありました。気迫を全面に出して戦う場面で、勝ったら感情が爆発してしまっても致し方ない、という見方もありますが、やはり武道の精神を忘れてはいけないという観点から、柔道のガッツポーズの是非が問われているようです。

ただし、柔道のルールにも、「試合中に、無意味な発声や、相手や審判員の人格を無視するような言動をとること」は禁止事項として定められていますので、過度のパフォーマンスとみなされた場合には、警告や反則を取られてしまうことはあるかもしれません。

日本古来の武道精神を知るきっかけになるかも

このようにスポーツを取り巻く環境や、また身体にもたらす影響などを中心に、スポーツを考察・研究する学問を「スポーツ学」といいます。武道を実践している、関心がある人は、スポーツ学を学ぶことで武道精神が身体にもたらす影響を知るきっかけになるかもしれません。

柔道も剣道も、どちらも厳しい勝負の世界には変わりありません。みなさんも、ぜひスポーツ学を学んで武道精神に触れてみてくださいね。

この記事のテーマ
体育・健康・スポーツ」を解説

病気やケガの予防や予後のケアを通して、人々が健やかに暮らせるようにするのが、健康学の理念です。食生活や運動などのライフスタイルや心理状態、検査やリハビリテーションなど、学ぶ内容は多岐にわたります。体育やスポーツは、健康を維持するための身近な方法であるとともに、人生を豊かにする趣味であったり、人によっては職業になることもあります。競技技術の向上だけではなく、メンタルや栄養、指導者のスキルも学びます。

「体育・健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「スポーツ学」
はこんな学問です

スポーツが身体にもたらす影響を中心に、コーチング理論やスポーツを取り巻く環境まで科学的に考察、研究する学問。身体活動との関わりについては、医学、生理学、栄養学などさまざまな観点から科学的に研究する。コーチングの理論や手法については、心理学など関連諸学も交えて学習。スポーツ環境については、施設経営などのマネジメントやマーケティング論も学ぶ。競技指導者の育成については専門のコースを設置している場合もある。

「スポーツ学」について詳しく見る